月次報告書 2024-03
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
4年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2023-09-01 ~ 2024-04-30
留学種別
交換
生活編
【カナダって何もやることない…?】Abbotsford内の飲食店9選

 二学期目に突入してから3ヶ月目となり、日照時間の短さにホームシックになりかけていた年明けと比べるとようやく生活リズムが掴めてきたような気がします。ただ、学期末に向けて課題が増えると同時に忙しさも増しており、つい先日先月分の留学レポートを提出したように感じるにもかかわらず、もう今月分の提出時期なのかと時の流れの速さに驚きを隠せないでいます。逆に言えばそれだけ充実した留学生活を過ごせているのかなとも感じますが、帰国が来月に迫った今、時が止まれば良いのに、1日が48時間あれば良いのにとどうしても願ってしまいます。話は変わりますが、少し前に、日本好きな教授から「日本はもう暖かいらしいね」と聞きました。実はカナダでもだんだんと春の兆しが見えてきており、日照時間はすでとても長いです。夜8時になってもまだ少し明るく感じます。さて、そんなカナダの春の雰囲気を感じながら執筆する今回のレポートでは、私がこれまで約7ヶ月間アボッツフォードに滞在する中で見つけたおすすめの飲食店や娯楽施設についてお伝えしようと思います。 目次 • アボッツフォードにあるおすすめの飲食店について -I am Thai -KOJANSUSHI -sushi box -Two scoops -Banter Ice Cream -Old hand coffee -Koko chicken -Ann Marie’s café -Boardwalk café -Rocko’s Diner (Mission) I Am Thai  <基本情報> • 種別:飲食店(タイ料理) • 価格帯:20ドル〜 • お手洗い:清潔 • アクセス:学生寮からバスと徒歩で20分  さて、最初に紹介するのはI Am Thaiというタイ料理のレストランです。アボッツフォードで一番気に入っているレストランで、少なくとも月に一度は訪れています。タイ料理レストランとして営業してはいますが、個人的にはタイ料理、中華料理、韓国料理、日本料理が少しずつ混ざったアジアン料理屋さんという印象です。タイ料理を食べたことがなかったため最初は敷居が高かったのですが、味付けは日本人好みのものが多く、一度行ったら病みつきになること間違いありません。またコスパはアボッツフォード内一番と言っても過言ではなく、チップを入れても20ドルほどで済ませることができます(チップを入れて20ドルはカナダでは相当安いです)。量も1人前が通常の2、3人前分ほどと多く、私はたいてい持ち帰って翌日の夜ご飯にしています。しかし、そんな個人的一押しのお店で1つだけ残念なのが、外観が少し古く少し汚い印象があること。何も知らずに行くと多くの人が入るのを躊躇うと思います。もちろん店内はとても綺麗ですので、UFVに留学予定の方はぜひトライしてみてください。 KOJANSUSHI <基本情報> • 種別:飲食店(韓国・日本料理) • 価格帯:20ドル〜 • お手洗い:普通 • アクセス:学生寮からバスと徒歩で20分  次に紹介するのは、アボッツフォードで2番目にお気に入りのレストラン、KOJANSUSHIです。韓国の方が経営する韓国料理兼日本料理レストランのため、メニューは若干韓国料理の方が多い気がしますが、それでも美味しい日本料理を堪能できます(とはいえやはり少し韓国風、もしくはアメリカ風な日本食ではありますが…)。前に紹介したコスパ最強のI Am Thaiと比べると全体的に値段設定は高めですが、量に関してはKOJANSUSHIも1人前で通常の2、3人前分ほどあります。なお、丼もののメニューやランチタイムのBentoメニューは比較的お手頃価格なので、頼み方次第では出費を抑えられますよ。アボッツフォードで日本食が恋しくなったら、ぜひKOJANSUSHIを訪れてみてはいかがでしょうか。 SUSHI BOX <基本情報> • 種別:飲食店(日本料理) • 価格帯:25ドル〜 • お手洗い:不明 • アクセス:学生寮からバスで10分、徒歩で20分  ふと日本食を食べたいと思い立った時におすすめなのがSUSHIBOXです。価格帯の手頃さや量の多さはKOJANSUSHIに軍配が上がるため、KOJANSUSHIの後に紹介していますが、立地の良さはピカイチです。おそらく大学から徒歩で行ける距離にある飲食店はSUSHIBOXくらいだと思います。基本デリバリー注文が多いようで、お店はあまり混雑しておらず落ち着いて食事を楽しめるのもいい点でした。このお店も韓国の方が経営しているため、日本で食べるお寿司とはやはり若干異なりますが、それでも美味しいですし、何よりも店員さんが優しいです。どうやら家族経営で、オーナーさんとその息子さんらしき方が話しているのをよく見るのですが、その会話も見ていてほっこりします。また、チキンカツはカナダで食べたカツの中で一番肉厚で美味しかったです! 2Scoops <基本情報> • 種別:飲食店(韓国系タピオカカフェ) • 価格帯:6ドル〜 • お手洗い:普通 • アクセス:学生寮からバスと徒歩で20分  さて、次はアボッツフォードで個人的に1番お気に入りのカフェ、2scoopsを紹介します。韓国系のカフェで、タピオカミルクティーや韓国かき氷、アイスクリームが食べられます。日によって若干変動はしますが営業時間が夜10:00までと、ほとんどのお店が夜9時には閉まってしまうアボッツフォードではとてもありがたい存在です(閉店時間後もバスはありますが、本数は少ないため最終バスは逃さないように気をつけてください)。タピオカミルクティーは基本全種類美味しいですし、韓国かき氷に関しては日本のかき氷よりも好きになってしまいました。また、アイスクリームもこんもり盛って提供してくれるので満足度が高いです。実はこのお店、先ほど紹介したKOJANSUSHIの隣にあるので、KOJANSUSHIで食事をした後の別腹として行けてしまいます。とても幸せな組み合わせではあるのですが、同時にやりすぎるとお財布に多大なダメージを与えてしまうためお気をつけください…。 Banter Ice Cream <基本情報> • 種別:飲食店(アイスクリーム専門店) • 価格帯:10ドル〜 • お手洗い:普通 • アクセス:学生寮からバスと徒歩で20分  アボッツフォードに留学に来た歴代の先輩方も口を揃えてお勧めするのが、Banter Ice Creamというアイスクリーム専門店です。アイスクリームにはあまり興味がなかった私ですが、ここのアイスだけはハマってしまいました。個人的にガリガリくんのようなシャーベット系のアイスより、サーティワンのキャラメルリボンのような濃厚で甘いねっとり系のアイスが好きなのですが、Banter Ice Creamはまさにそのねっとり系アイスクリームの専門店で高級感のあるフレーバーばかりです。店内も綺麗で、注文前に3回まで好きなフレーバーを味見できるシステムもありとても魅力的なのですが、価格が10ドルほどとお高めなのが玉に瑕。ただ、味は10ドルも納得のクオリティなので、テスト後のご褒美やちょっとしたお祝いにはぴったりのお店だと思います。なお、UFVのチリワックキャンパス近くにも店舗を構えており、そちらの店舗ではとても綺麗な風景を楽しむことが可能です。個人的にはチリワックの店舗も一度は訪れることをお勧めします。 Oldhand Coffee <基本情報> • 種別:飲食店(ローカルカフェ) • 価格帯:6ドル〜 • お手洗い:普通 • アクセス:学生寮からバスと徒歩で15分  Oldhand Coffeeはローカルのカフェで、ローカルの白人のお客さんが多いお店です。お店の雰囲気がとても洗練されていて、アボッツフォードで最もおしゃれなカフェと言っても過言ではないと思います。店員さんも和気藹々とした雰囲気で働いており、以前少し崩れたラテアートを提供された際「働き始めたばかりだから多めに見てね」と、はにかみながら言われたのですが、失敗を許してもらえる平和な雰囲気もカナダらしくてとても好きでした。私の友人は大学や自宅で勉強するのに飽きたら気分転換にこのカフェを訪れるそうです。本当にリラックスできる場所なので、ほっと一息つきたくなったらOldhand Coffeeはとってもおすすめの場所ですよ。 KOKO Chicken & Snacks <基本情報> • 種別:飲食店(韓国チキン専門店) • 価格帯:20ドル〜 • お手洗い:不明 • アクセス:学生寮からバスと徒歩で20分  KOKO Chicken & Snacksはアボッツフォードにある韓国チキンのお店の中では個人的に一番美味しいと思っているお店です。韓国チキン特有のザクザク感を持ちながら、サイズが唐揚げほどの小ささなので、パクパク食べられてしまいます。ただ、店舗自体は小さく、イートインスペースも少ないためちょっと奮発してウーバーイーツで注文するのがおすすめです。配達すると少し割高になってしまうのですが、量が適度に多いので友人と割り勘するのが吉だと思います。 Ann Marie’s café <基本情報> • 種別:飲食店(アメリカンダイナー) • 価格帯:25ドル〜 • お手洗い:普通 • アクセス:学生寮からバスと徒歩で20分  アボッツフォードはアメリカとの国境から車で約10分の場所に位置しており、カナダ人の友人の中にはアメリカの方がガソリン代が安いからと、給油のためだけに国境を越える人もいます。そんなアメリカと目と鼻の先にあるカナダではアメリカのような雰囲気を味わえる場所がいくつかあり、その中でも私のおすすめスポットがAnn Marie’s caféというアメリカンダイナーです。お店の中に一歩足を踏み入れると、外観からは予測できない古き良きアメリカを感じさせるおしゃれな店内が広がっています。特に、そんなアメリカンな雰囲気の中で飲むミルクシェイクは格別です。また、本格的なプーティン(カナダの国民食)もいただくことができます。どこを切り取っても写真映えすること間違いなしなので、訪れる際はカメラの準備を忘れないようにしてくださいね! Boardwalk café <基本情報> • 種別:飲食店(ボードゲームカフェ) • 価格帯:8ドル〜 • お手洗い:普通 • アクセス:学生寮からバスと徒歩で15分  アボッツフォードにあるおすすめの飲食店として最後に紹介するのは、Boardwalk caféです。今まで紹介してきた飲食店とは少し一線を画すこのカフェは、食事を楽しむというよりは店内に大量に用意されたボードゲームを楽しむために作られました。ここで日本人の友人とテストや課題のストレスから逃れるために3時間ほど連続で同じボードゲームを遊んだのはいい思い出です。何の予定も決めずに突然集合したのにも関わらず、大いに盛り上がった夜でした。今振り返るとカナダ留学でのかけがえない思い出の一つです。なお、最後に注意点として、このカフェではテーブルに通された時点で8ドルが滞在費としてチャージされ、食事を頼む際は別途料金がかかります。システムを理解していないと最初は混乱すると思いますが、決して騙されているわけではないのでご安心ください。 Rocko’s Diner (Mission) <基本情報> • 種別:飲食店(アメリカンダイナー) • 価格帯:25ドル〜 • お手洗い:若干汚い • アクセス:Mission(隣町)。バスで1時間ほど。  最後に番外編として、アボッツフォード外にある飲食店も紹介します。留学に興味がある学生の中には、海外ドラマが好きでネットフリックスの作品をよく見る方も多いのではないでしょうか。実はここRocko’s Dinerは、ネットフリックスユーザーなら誰しもが知っているであろうRiverdaleの撮影場所となったアメリカンダイナーです。アボッツフォードの隣町であるミッションは比較的田舎なのですが、それでもこのダイナーだけは常に賑わっています。ドラマのロケ地となっただけに、訪れる人は全員店内を写真に収めようと必死です。かくいう私も写真を撮りまくりましたが…。若干お財布には痛い価格設定ですが、ネットフリックスユーザーはぜひぜひ訪れてみてください! まとめ  留学に来たばかりの頃は、とにかく節約しなければいけないと躍起になっており、せっかくできた友人に食事に誘われても断ることが多かったです。しかし今になって振り返るとすごく勿体無いことをしてしまっていたと思います。なぜなら、勉強からではなく、普段の何気ない会話からでしか学べない色んな人の価値観や、人と交流することでしか得られない経験があるからです。例えば、あるネパール人のクラスメートは自国では兵隊として働かなくてはいけないからカナダに来たと話してくれました。介護の仕事をしていたが日々人の死を見たり、同僚が被介護者の自殺を幇助する事件を経験したりと辛いことが多かったから、今度は先生になりたいと30歳で再び大学に通うカナダ人がいました。日本のアニメが好きで見ていたらいつの間にか日本語を話せるようになったと、いまだに日本語以外話したところを見たことがない韓国人の子も。あるコロンビア人の友人は自国では自分の性的嗜好をカミングアウトできないけど、カナダではみんなに言っているの、と嬉しそうに話してくれました。もちろんお金も大切ですし使いすぎは良くないです。貧乏学生として留学に来る人もいると思います。ただ同時に、もしかすると人生一度きりのかけがえない海外生活になるかもしれません。実際、一緒に来た日本人留学生たちの多くが「もう海外に(長期で)戻ってくることはないと思う」と言っていましたし、中には「勉強だけじゃなくてもっと友人と出かければよかった」とこぼしていた人もいました。これから留学に来る人たちには、今だけしかできない経験を、多少の出費を気にして逃してしまうことだけはしてほしくないです。今回紹介したような飲食店に出かけることを一つのきっかけとして、色んな人の価値観や辿ってきた人生を聞き、また自分も話してあげる、これから留学に来る皆さんが日本に帰る前にそんな経験をできるだけたくさんできることを願っています。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
カナダ ドル
111.8443円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 700 78,291円
水道光熱費 24 2,684円
学費・教材費 0 0円
交通費 100 11,184円
通信費 45 5,033円
食費・その他 800 89,475円
合計 1,669 186,667円
授業編
History of Graphic Design
グラフィックデザインの歴史
講義(英語)
920分
 今月で実質全ての講義が終了しました。最後の講義は「The Future of Design」というタイトルで、ざっといえば今後デザインはどのような変遷を辿っていくのかについてクラス内でディスカッションするというものでした。以前も述べましたが、このクラスではその週に習ったデザインスタイルについてリフレクションと、そのスタイルを模したデザインでリフレクションの表紙を作成します。毎週授業始めにクラスメートの作品を見て、全員で批評し合うのは非常に勉強になりましたし、刺激になりました。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Typography
文字デザイン
講義(英語)
920分
 今月は、2つのプロジェクトに取り組みました。1つ目のプロジェクトは、文字のみを用い人物のポートレートを作成するというものです(画像参照)。私はブルーノマーズをトレースした作品を作成し、クラス全体の前でなされた批評ではとてもいい評価をいただきました。2つ目のプロジェクトでは、生徒それぞれが先生から特定のフォントを与えられ、それに関する雑誌風の説明書を作成しました。こちらもとてもいい評価を先生からいただきました。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Degital Imaging Ⅰ
デジタルデザイン1
講義(英語)
880分
 今月は学期を通して2つある大きなプロジェクトの2つ目が始まりました。このプロジェクトではブックカバーをデザインしたのですが(画像参照)、実在する小説を読むことから始まり、その本の採寸、サイズに合ったデザインの作成、プリントアウト、修正といったプロの仕事さながらのプロセスを遂行。グラフィックデザイナーを志す人間としては、非常に刺激的で楽しい授業でした。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Introduction to Intercultural Communications
異文化コミュニケーション入門
講義(英語)
680分
 この授業では、異なる国出身の友人と異文化交流をし、それについてリフレクションを作成するという学期を通して大きな課題が課されます。異文化交流して終わりではなく、その後3500文字程度のレポートとプレゼンテーションをしなければならないため非常に重い課題です。今月はこの課題の一環として、インド人の友人とインドの郷土料理を食べたり、ヒンドゥー教のお寺に訪れたりしました。  テキスト代: 96.55ドル