月次報告書 2024-02
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
4年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2023-09-01 ~ 2024-04-30
留学種別
交換
生活編
【丁寧な暮らし?】リアルな1週間のカナダ生活

 新学期になってはや1ヶ月。カナダに来てからはすでに6ヶ月が経過しましたが、だんだんと留学レポートを書くことにも慣れてきた気がします。とはいえ、今学期は前の学期より課題が多く、その合間を縫って留学レポートを執筆するのはなかなか骨が折れますが…。1月は日照時間が短く気温も0度を下回る日が多くありましたが、2月に入ってからは陽もだんだんと長くなり比較的暖かくなってきました(それでも10度に満たない日がほとんどですが)。春の兆しが段々と出てきたのは寒がりの私にとっては嬉しいことなのですが、同時にだんだんと留学の終わりが近づいてきているのも感じ複雑な思いです。  今月はミッドターム(中間試験期間)がありました。私はグラフィクデザインの授業を多くとっているため試験はなく、その代わり中間レポートや中間課題が多く出されたのですが、課題の提出期限が重なり1週間ほど徹夜生活が続くという地獄を見る羽目に。計画的にできない自分が悪いのですが、留学生活の洗礼を再び受けた気分でした。  さて、今回の留学レポートですが、私が普段カナダでどのように1週間を過ごしているのかについて書いていこうと思います。ずっとUFVでの典型的な生活がどんなものか取り上げたいと思っていたのですが、最近になってようやく生活のリズムが掴めてきたので、今なら書けるかなと思いこのテーマを取り上げました。 目次 • 私の典型的なカナダでの1週間 <私の典型的なカナダでの1週間> *月曜日* 日曜日にその週で終わらなかった課題に夜遅くまで取り組むことが多いため、月曜日は毎回遅めの起床です。早くても10:00、遅いときは12:30に起きることもあります。月曜日の授業は13:00からのため、起きた後急いで顔を洗い、歯を磨き、水筒およびコーヒー(授業中に寝ないため)を用意して授業へ。13:00までにぎりぎり教室に滑り込んだ後は17:00近くまで授業です。授業は4時間ほど続きますが、通しで授業を受け続けるわけではなく、教授が毎回キリのいいタイミングで15分ほどの小休憩を挟んでくれます。朝寝坊してコーヒーを淹れる時間を取れなかった日は、この時間を利用して別棟にあるカフェにコーヒーを買いに行くことも(大学にあるカフェが結構美味しいんです)。また、大抵講義は3時間ほどで終わってしまい、残りの1時間は疑問点を教授に質問したり課題に取り組んだりする時間として提供されるため、その時間内にその週の課題をなるべく終わらせられるよう集中します。そのあとは図書館に場所を変え、授業内に終わらせられなかった課題に引き続き取り組んだり、次の日の予習をしたり、はたまた同時並行で出されている学期を通した大きな課題を少し進めたりと日によって様々なことをします。図書館が閉まる22:00まで勉強したあとは、寮の自室に戻り、作り置きしておいた料理をチンしてから食べ、お風呂に入って就寝です。なお、こう見ると月曜日からだいぶハードなスケジュールをこなしているように見えますが、図書館では友人と雑談しながら課題に取り組んでいるので、そんなにストレスは感じないですよ。むしろ友人と一緒にいたくて図書館で勉強していると言っても過言ではないです。 *火曜日* さて、火曜日の授業は11:30から始まるので月曜日より少し早めに起きなければなりません。毎回10:00くらいには起きて支度をします。火曜日にあるのはコミュニケーションの授業で、グループワークが多いので毎度少し緊張しながら授業に向かっています。月曜日の授業とは異なり、授業は14:20までと3時間弱の比較的優しい授業です。早い時間に帰れる分、火曜日は家事をする日と決めており、15:00くらいに寮に戻るとすぐに床の拭き掃除を始め、トイレ掃除をし、掃除が終わったら次は火曜日〜木曜日/金曜日分の料理を一気に作ってしまいます。私のルームメイトは毎週末実家に帰り火曜日に寮に戻ってくるため、なるべくそれまでに家事を終わらせられるように全集中です。ルームメイトは綺麗好きで、かつ炊飯器などの一部調理器具をシェアしているので、それまでに掃除炊事を終わらせておかないと、部屋が汚いイメージを与えてしまったり、調理器具を使いたいタイミングが被ってしまったりしてちょっと気まずいんですよね。とはいえ、ルームメイトはとっても優しくて、完全に終わらせられなかったとしても怒ったりする人では全くないです。ひと通り家事が終われば、課題に取り組むために再び図書館に戻ります。後の流れは月曜日と同じで、22:00まで滞在した後、寮に戻り1日を終えます。 *水曜日* 水曜日の授業は13:00からなのですが、日本語の語学クラスにボランティアとして参加しているため、それに間に合うよう起きなければいけません。その授業は10:30からで、普段遅めに起床する人間としては非常に苦しい時間帯です。水曜日だけは余裕を持って起きることができず、毎回授業開始の30分前、ひどい時は15分前に起きてしまいます。必要最低限の身支度をして教室にダッシュです。最近は他の授業が忙しくなってきてしまったので、日本語クラスのボランティアはなかなか行けていませんが、時間があるときは朝起きるのが辛くても必ず行くようにしています。日本語のクラスが11:30に終わった後は、一旦寮に戻り、13:00からあるグラフィックデザインの授業までに朝忙しくてできなかったことを済ませます(主にコーヒーを淹れます)。その後13:00〜17:00まで授業を受け、図書館へ。ここからはもうルーティーンワークなので省略しますね。 *木曜日* 木曜日は1週間で授業がある最後の日です。月曜日から水曜日まで授業と課題、家事を頑張って疲れた体に喝を入れ乗り切ります。月曜日と同様、木曜日は13:00〜17:00まで授業があり、その後は図書館に向かいその週に出た課題を。ただ、木曜日の放課後はすでに結構疲れているので、ものすごく集中して課題をやるというよりは、友人と話しながらでもできる作業中心の課題を片付けるようにしています。また、木曜日になると洗濯物がある程度溜まりがちなので、授業後に寮に戻り洗濯機を回すことも多いです。ただ、その時の疲労度合いによって木曜日の放課後は何もしないということもしばしば。カナダに来てから一人暮らしをするようになって、6ヶ月目にしてようやく慣れてきた実感が湧いてきたのですが、無理をしないのが一人暮らしのコツなのかなと感じる今日この頃です。 *金曜日・土曜日* 金曜日、土曜日は決まったルーティーンがありません。授業がないので、特に友人と出かける用事がなければアラームもつけずに寝てしまうほどです。もし早く起きることができれば大学のジムに行くこともありますし、買い物に行ったり、月曜日までの作り置きを用意したりすることもあります。課題が多い週は図書館に向かって再び勉強です。ただ、もちろん家事や勉強ばかりしているわけではなく、ルームメイトと近くのカフェに出かけたり、友人とバンクーバーまで遠出したりすることもよくあります。ちなみに今月はある土曜日に私の誕生日パーティーを開いてもらいました!(画像参照) *日曜日* 1人暮らしを始めてから日曜日は休みの日ではないということを知りました。というのも、日曜日は次の週また良いスタートを切れるように、その週のまだ終わっていない課題を片付けたり、時間がなくてできなかった家事を終わらせたりと意外と忙しいんです。序盤に月曜日は大抵遅く起きると書きましたが、それは日曜日の夜中に課題に取り組むことも多いから。日本では実家暮らしをしていたのですが、日曜日も友人と出かけられていたことはとても贅沢なことだったんだなと気がつきました。親に感謝ですね。 *まとめ* 今回の留学レポートでは、私のカナダでの典型的な1週間について取り上げました。もちろん、上で説明したような1週間を毎回送れるわけではありません。気分が乗らなくて1週間課題に手がつかず、次の週に連続徹夜生活を送り地獄を見たこともあります。ただ、私がどのように時間を使っているのかをお見せすることで、次に留学に来る人の手助けになれたり、よりリアルに留学生活を感じていただけたりするのではないかと思い、今回このテーマを選びました。少しでも楽しんで読んでいただけたら幸いです。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
カナダ ドル
109.0869円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 700 76,361円
水道光熱費 24 2,618円
学費・教材費 0 0円
交通費 80 8,727円
通信費 45 4,909円
食費・その他 750 81,815円
合計 1,599 174,430円
授業編
History of Graphic Design
グラフィックデザインの歴史
講義(英語)
690分
今月も様々な歴史的なデザインスタイルについて学びました。週を追うごとに紹介されるデザインスタイルの年代が現在に近づいてくるのですが、それに付随してデザインの特徴が徐々に現代のデザインスタイルと似てくるので面白く感じます。また、現代のデザインスタイルの中には、昔はやっていたスタイルから着想を得たものもあるのだという気づきも得られるため、興味深いです。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Typography
文字デザイン
講義(英語)
920分
 今月は、ZineというCDを購入した際についてくるような小さな小冊子を、自分が好きな曲に合わせてデザインするというプロジェクトが始まりました。1枚の大きな紙にデザインするのですが、表面にはその紙を8等分した区画それぞれに似た雰囲気の異なるデザインを、裏面には紙全体に1つの大きなデザインを施します。自分で選んだ曲で繰り返し使われる歌詞をデザインの中に盛り込み、かつ、デザイン自体は写実的であってはならないという制限のもとで課題に取り組みました。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Degital Imaging Ⅰ
デジタルデザイン1
講義(英語)
660分
 今月はadobeのイラストレーターやフォトショップを用いて、iconを制作するというプロジェクトに取り組みました。私の場合は自然をテーマに、火山や砂漠、海などの風景をアイコンとして簡略化し、デザインしました。プロジェクトの最後に作ったアイコンを印刷し、そこから缶バッチを作りました(画像参照)。私はグラフィックデザイナーを志しているのですが、その夢に向かって1歩前進できたような気がした経験でした。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Introduction to Intercultural Communications
異文化コミュニケーション入門
講義(英語)
510分
 今月は中間試験がありました。試験は、750文字以上のクラス内エッセイで、自分にとってのWorldview(価値観のようなもの)について、授業で習ったことと自分の経験を交えながら記述するというものでした。試験時間は2時間30分ほどでしたが、自分は時間内に750文字を書くのは少し難しいと感じたため、あらかじめ文章を用意しそれを暗記して試験に臨むという形で対応しました。  テキスト代: 96.55ドル