月次報告書 2024-04
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
4年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2023-09-01 ~ 2024-04-30
留学種別
交換
生活編
【パッキング大全】カナダに持っていってよかったもの/持っていけばよかったもの

 さて、ついに8ヶ月間書いてきた留学レポートも最後になってしまいました。人生で最も濃い8ヶ月間で、文字通り一瞬で過ぎていったように感じます。実は帰りの飛行機の中でこのレポートを執筆しているのですが、来る時はほとんど聞き取れなかった英語の機内アナウンスが聞き取れるようになっていて、少しは成長できていたのだなと実感できました。空港ではカナダでできたたくさんの友人が見送ってくれ、出国ゲートの手前で最後にみんなとハグをした時はついうるっときてしまい、危うかったです。中にはテストを翌日に控えているにも関わらず来てくれた人もいましたし、私の便の時間に合わせるために眠い目をこすりながら来てくれた人もいました。本当に人に恵まれたカナダ生活だったと思います。個人的に今回のカナダ留学を通して、将来必ず戻ってきてまたカナダで生活すると決心したので寂しさは正直あまり感じなかったのですが、あまりにも幸せなカナダ生活だったので夢から覚めてしまうような感覚がして泣きそうでした。さて、そんなちょっと悲しい雰囲気で始まった今回の留学レポートですが、8ヶ月を通して日本から持ってくればよかったもの、持ってきてよかったもの、はたまた持ってこなくてもよかったもの等複数ありますので、それをお伝えできればと思います。 目次 • 日本から持ってきてよかったもの • 必須ではないが余裕があれば持っていくといいもの • 現地で1週目に買うべきもの • 現地で手に入れられると便利なもの • 持って行くべきでないもの 日本から持ってきてよかったもの <電化製品> ・MacBook /ノートパソコン:ノートパソコンなしで課題をこなすのはほぼ不可能。なお、グラフィックデザインの授業を取りたい人はほぼ確実にMacbookが必要。 ・スマートフォン:カナダ渡航前にカナダのSIMを契約しておくとすぐに使えて便利。国際電話が無料のプランがおすすめ。 ・イヤホン:オンライン授業を受ける可能性もあるため必須。ノイズキャンセリング機能があるものを選ぶと飛行機で快適に過ごせる。また、ルームメイトや隣部屋がうるさい時も便利。 ・延長コード:カナダでは日本のものが使用できる。 ・モバイルバッテリー/各種充電器とコード:現地で調達すると高いため。 <お金関連> ・財布:伸びるフックをつけると盗難の心配が軽減される。 ・クレジットカード: VISAのクレジットカード2枚(1枚だけだと限度額を超える、何かの理由で使えないときに困る等の不便があるため)、マスターカードのクレジットカード1枚(カナダでは基本VISAが主流だが、一部マスターカードのみ受け付けている店もあるため)があると安心。 ・デビットカード:個人的なおすすめは「Sony Bank Wallet」というソニー銀行のデビットカード。 ・現金のカナダドル:カナダはカード決済が主流だが、アボッツフォードからバンクーバーまでのバスに乗るときなど、ごく稀に現金も必要になるため。 ・現金の日本円:日本帰国時に使える現金があると何かあった時のために安心。また、小銭も持っていくと日本円を記念として友人にあげることもできる。 <洋服関係> ・洋服(冬服多めに):洋服は現地で買うべきという人もいるが、実際にそれをしたらお金がいくらあっても足りない。私はスーツケース1つ分丸々洋服で、8ヶ月間新たに買い足すことなく過ごすことができた。また、カナダの洋服はサイズ合わない可能性が大。 ・ダウンジャケット:ダウンジャケットとウルトラライトダウンを重ね着すれば、たとえ日本のものでもカナダの冬に十分対応可能。 ・ウルトラライトダウン:飛行機の中でブランケットの代わりに、ダウンの下に重ね着として、と温度調節に便利。 ・ヒートテック:カナダの冬は冷えるため寒がりの人は絶対に必要。カナダにもユニクロはあるが、非常に高いため日本で買ってからくるのが吉。 ・部屋着:運動着としても着れるものを部屋着として持ってくるとジムにも行けて便利。 ・靴:履きやすくてどんな服にも合いやすい色の靴1つで十分。心配な場合でも2つまで。それ以上はいたずらにスーツケースのスペースを取ってしまう。 ・マフラー:冬寒いため。大きめのものを持っていくとブランケットとしても使用可能。 ・手袋:冬寒いため。 ・ボディバッグ:パスポートや貴重品だけが入る小さいサイズのものがあると、飛行機の中や人混みでも洋服の中に隠せて安心。 ・スリッパ:寮は割り当てられる部屋によって少し汚いところもあるため。 ・サンダル:ビーチサンダル型ではなく、靴下を履いたままでも履けるものが便利。 <文房具関係> ・文房具一式:日本のものが質が良く使いやすい。なお、基本はパソコン1つで完結する課題が多いため、予備はそれぞれの文房具につき1つまでで十分。 ・クリアファイル:カナダにはなぜかクリアファイルがあまりない。 ・ハサミ:意外と使うため、余裕があれば用途に分けて2、3本あってもいい。 ・ホッチキス:袋に入った調味料の封代わりに。 ・セロハンテープ:帰国時のパッキングで液体ものの蓋を閉めたい時など、ごく稀にテープが使いたいタイミングがあるため。 ・のり:カナダののりは使いにくいため。 <スキンケア用品> ・日焼け止め:カナダは日差しがとても強いため。 ・洗顔料:日本のものが非常に質がいい。バンクーバーまで行けば手に入るが値段は日本の2倍〜3倍ほどなので、持ってこられると後々楽になる。 ・化粧水/乳液:やはり日本のものが質が良い。 ・ヘアスプレー:カナダに来るとそんなにおしゃれに気をつかわなくなるため、1本あれば十分。 ・ヘアワックス:同上。 ・洗顔の泡立てネット:日本のものはコンパクトで使いやすい。 <バス用品> ・シャンプー/リンス:1週間分くらいの量はないと到着後にお風呂に入れないため。 ・ハンドソープ:無いと到着後数日間手が洗えないため。 ・歯磨き粉:数日分ないと到着後歯磨きできないため。 ・歯ブラシ:カナダにあるものはヘッドがデカめで口の奥まで入れるのが難しいため。 ・歯ブラシ用コップ:カナダのコップは大きすぎるため不便(折りたためるタイプだとなお良し)。 ・電動シェイバー:カナダで買うのは高いため。 ・ヘアゴム:日本のものが切れにくい。 ・手拭きタオル:無いとカナダ到着当日に手を拭けないため。 ・速乾タオル(体用、顔用、多用途用など数枚):実は毎日タオル類を洗濯することが難しい。しかし、速乾タオルがあれば部屋干しでも雑菌が繁殖しにくく清潔。濡れた傘を部屋で乾かすときに下に敷くなど、吸水シートとしても使える <食器・調理器具> ・紙皿:特に到着後の1週間や、帰国前の1週間は洗い物をするのが難しいため。 ・使い捨てコップ:紙皿と同じ理由。 ・割り箸:紙皿と同じ理由に加え、カナダには割り箸が基本ないため持って行くと同じ日本人学生と食事する際にも使えて便利。 ・調理用ハサミ:食材を切るのが楽になる。瓶の蓋を開けられる機能付きだとなおよし。 ・缶切り:カナダは缶詰が多く缶切り必須。カナダにはつまみを回しながら缶の蓋を開けるタイプの大きいものしかないので、日本の小さい缶切りは使いやすくて便利。 ・フルーツナイフ:個人的にはフルーツナイフがあれば料理には困らなかった(キャベツのカットなどは大変だったが)。 ・レンチンできる炊飯器:レンチンできる炊飯器があると共有キッチンに行かずに、寮の部屋(キッチン無し)でも米が炊けるようになる。深めのタッパでも代用可。 ・卵焼き用の四角いフライパン:卵焼きが作れないため。卵焼きが好きではない人は不要。 ・マグカップ:レンチンすれば水も沸騰させられるため便利。私はタンブラーを持って行ったがレンジで温められないため不便だった。 ・IH対応の小型万能フライパン:焼く、炒める、煮る、炊くなど多用途で使用でき、スーツケースにも入る大きさのものがあると非常に便利。なお、カナダはIHのキッチンが多いため、IHでも使えるかどうかは要確認。 ・スプーン:食事用のもの1本に加え、ティースプーンもあると何かと便利。 ・フォーク:もちろんカナダでも買えるため、たくさんは要らないが1本はあるといい。 ・箸:カナダでは箸はなかなか手に入らないため最低2セットは用意すべき。 ・ナイフ:1本はあるといい。 ・ピーラー:日本のものが切れ味がよく使いやすい。キャベツの千切りもできる幅広のピーラーもあるとなお良し。 ・計量カップ/小さじ/大さじ:日本で使われている単位のものを持ってくると、カナダで料理をするときに日本のレシピサイトに従いやすいため。 ・まな板:肉用、魚用、野菜用で分けると良い。 ・台布巾:私の場合、持っていかなかったばかりにカナダに到着して数日は洗面台周りを拭けず不快だったため。 ・ラップ:カナダのラップは高温で溶けたり、お皿にくっつきにくかったり、箱が脆くうまくカットできなかったりととにかく使いにくい。 ・ポリエチレン手袋:例えばハンバーグのタネを作るときなどに使えて便利。カナダでもゴム手袋は手に入るが、調理用に使う手袋はやはり日本のメーカーが安心。 <食品> ・数日分の米:レンチンできるもの。ちゃんとした米は現地で調達できるため不要。 ・インスタント味噌汁:便利なのはもちろん、ちゃんと味噌汁を作るのは大変なため。 ・出汁の素:味噌汁を作るときに便利だが意外と消費できないため、個包装のスティックを消費できる量ジップロックに入れて持ってくるとスーツケースのスペースも節約できる。 ・インスタントカレー:簡単で美味しい。レンチンできるものでベジタリアン用のものを用意すると検疫にも引っかからず安心。 ・ふりかけ:特に「あかり」などのたらこ、明太子味のふりかけがあると、カナダではなかなか食べられないたらこ/明太子パスタも作れるため便利。 <掃除用品> ・クイックルシート:入居時に掃除できるものがあると便利なため。 ・クイックルワイパー:同上 ・ゴミ袋(中小サイズ):カナダでは小さいサイズのビニール袋が貴重。簡易的なゴミ袋にもなる。 <その他> ・スーツケース:TSAロックのものを用意すること。 ・折り畳み傘:日本のものが安くて、丈夫。 ・ポケットティッシュ/ウェットティッシュ:持ち運べるものはカナダでは貴重。 ・圧縮袋:使いすぎるとむしろかさばる可能性もあるが、ダウンジャケットをスーツケースに入れるときは必須。 ・洗濯ネット:カナダの洗濯機/乾燥機は強いため。パッキングの際には緩衝材としても使える。 ・縫製セット:カナダの洗濯機/乾燥機が強すぎて、特に靴下は穴が空きやすいため。 ・ホッとアイマスク:飛行機の中や寝付けない夜に大活躍。 ・水筒:日本のものがやはり性能がいい。プラスチックの軽いものと保温できるものの2種類を持っていくと便利。 ・絆創膏:日本のものが剥がれにくく便利。 ・体温計:数秒で測れるものがあると便利。 ・乾電池:持って来られる量が決まっているので注意。 ・薬各種:特に頭痛薬、咳止め、のど飴は必須。 ・ブレスケア:まずカナダでは手に入らないことに加え、カナダの料理にはニンニクが入っていることが多いため。 ・トイレットペーパー:1週間分はないとカナダ到着後に非常に困るため。 ・ズボン用ハンガー:ズボンをかけるためというより、バスタオルを部屋干しするため。 ・小物用のハンガー:小さめの洗濯物を干せるのはもちろんのこと、洗濯バサミを取り外せば食材の袋を閉じるのにも使えるため非常に便利。 ・コロコロ:カナダの洗濯機や乾燥機は威力が強く、毛玉がたくさん付くため。 ・チェキ:思い出を写真として持って帰ることができ、非常におすすめ。 必須ではないが余裕があれば持っていくといいもの ・キッチンペーパー:必須ではない。ただ持ってこられれば手拭きにもなる。 ・オリーブオイル:必須ではない。到着直後から料理をしたい人のみ。 ・お酢:バンクーバーまで行けば手に入るため必須ではない。到着直後から料理をしたい人のみ。 ・みりん:バンクーバーまで行けば手に入るため必須ではない。到着直後から料理をしたい人のみ。 ・料理酒:バンクーバーまで行けば手に入るため必須ではない。到着直後から料理をしたい人のみ。 ・白だし:バンクーバーまで行けば手に入るため必須ではない。到着直後から料理をしたい人のみ。 ・醤油:地元のスーパーでも手に入るため必須ではない。到着直後から料理をしたい人のみ。 ・塩:地元のスーパーでも手に入るため必須ではない。到着直後から料理をしたい人のみ。 ・折り紙:UFVでは文化イベントが複数あり、そういった機会に使いやすい。 ・スーツ:就職活動も並行して行いたい場合のみ。 ・就職関連参考書:就職活動も並行して行いたい場合のみ。 現地で1週目に買うべきもの ・大きいサイズのゴミ袋 ・洗剤/柔軟剤 ・食器用洗剤 ・ヘアドライヤー:熱を伴う電化製品は日本とカナダの電圧の違いで発火する危険性もあるため、現地で調達するといい。 ・デスクライト:カナダは日本と比べると全体的にライトの明るさが弱いため、追加のライトは必須。ヘアドライヤー同様発火の危険性があるため現地調達すること。 ・ハンガー:必須ではないが、余裕があればコート用の上等なものを2、3個日本から持っていくと便利。 ・お皿各種;私は大学寮の入寮開始期間初日に到着したため、私と入れ替わりで退去した学生が残していったお古からほとんどの皿を調達した。入寮が遅いと質の良いお古は先に来た人たちに取られてしまうため要注意。 現地で手に入れられると便利なもの ・クイックルシートの本体 ・IH対応フライパン+フタ(ダララマ):上記の小型フライパンでも基本的な料理は十分できるが、本格的に料理するようになったら必要。多少底が深めのものを買えばパスタも茹でることができる。フタはダララマ(カナダ版100円均一)で買えるのでスーパーにある高いものを買う必要なし。 ・ブリタ(浄水器):カナダでは水道水を直接飲むことができる。ただ、水道水直飲みに抵抗がある場合はこれがあると若干飲みやすくなる(ような気がする)。なお、値段はそれほど高くない。 ・エコバッグ:思い出になるため現地調達がおすすめ。 ・トースター:生活の質が格段に向上する三種の神器の1つ。 ・電気ケトル:生活の質が格段に向上する三種の神器の1つ。 ・炊飯器:生活の質が格段に向上する三種の神器の1つ。 持って行くべきでないもの ・英語の参考書:留学中は勉強時間を取るのが難しいため不要。 まとめ  私は今回カナダに来る前まで留学経験どころか海外に旅行に行った経験すらなく、パッキングに1週間もかけてしまいました。また、パッキングが終わった後もしばらくは本当に必要なものを全て入れられただろうかと不安だったのを覚えています。これから留学に来る人の中には私と同じように海外に行ったことがない人もいるのではないでしょうか。今回のレポートで書いた内容はあくまで私が主観的に必要だと感じたものなので、人によっては別のものが必要になるかもしれません。また、訪れる国によっても当然必要なものは変わってくると思います。ただ、私の経験が初めて海外に出る方々の負担を減らせるといいなと思いながらレポートを執筆しました。少しでも参考になれば幸いです。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
カナダ ドル
113.2759円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 700 79,293円
水道光熱費 24 2,719円
学費・教材費 0 0円
交通費 100 11,328円
通信費 45 5,097円
食費・その他 800 90,621円
合計 1,669 189,058円
授業編
History of Graphic Design
グラフィックデザインの歴史
講義(英語)
230分
 今月あった最後の授業では、今まで取り組んできた課題を全てプリントアウトし、それを講義室前の廊下に張り出すということをしました。クラスメート30〜40人分の課題が廊下両側の壁を覆い尽くしたのですが、その光景の一部に自分の課題があると思うと学期を通して努力してきたことが報われた気がして、非常に達成感を感じることができました。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Typography
文字デザイン
講義(英語)
230分
 今月は自分で独自のフォントを作成するという課題に取り組みました。今までこのクラスで学んできたフォントに関する知識を総動員できる集大成的な内容だったのですが、実は最後の最後で体調を崩してしまい、課題を完了することができませんでした。ただ、先生からはあなたは学期を通して模範的な生徒だったと嬉しいお褒めの言葉をいただくことができ、今までの努力が報われた気がしました。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Degital Imaging Ⅰ
デジタルデザイン1
講義(英語)
220分
 最後の授業では、先月から取り組んできたブックカバーを作る課題のフィードバックをもらいました。その後クラス全員の作品を前に並べ批評がされたのですが、全員が非常に高いクオリティの作品を作ってきていて、とてもいい刺激を受けることができました。なお、最後の授業のお祝いとして、先生がたくさんのお菓子を買ってきてくれ、それを食べながらの授業でした。学期を通して最初から最後まで和気藹々とした雰囲気でとても楽しかったです。  テキスト代:なし。Graphic Design学科の授業を履修している学生には、Adobeのソフトが無料で提供されます。
Introduction to Intercultural Communications
異文化コミュニケーション入門
講義(英語)
0分
 この授業では、異なる国出身の友人と異文化交流をし、それについてリフレクションを作成するという学期を通して大きな課題が課されます。先月はその課題の一環として友人のインド人と文化交流をたくさんして記録もつけたのですが、今月は体調を崩したため授業に出席することも叶わず、課題も最後の最後で断念しました。今までずっと頑張ってきたのでとても悔しかったですが、他の授業との兼ね合いや帰国までに残された時間などを考慮すると諦めざるをえませんでした。  テキスト代: 96.55ドル