【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1968年 ・学生数 約32,000人 ・設置学部 哲学・人文科学部、法学部、経済学・経営学部、理学部、医学部、心理学部、工学部 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 哲学・人文学部(Facultad de Filosofía y Letras)交換留学生プログラム (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 社会・文化人類学、考古学、古典・古代研究、アジア・アフリカ研究(日本語の授業などあり)、イスパニア研究、英語、国際、哲学、地理、歴史、美術史、音楽、現代言語・コミュニケーション、翻訳・通訳 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 51%以上の授業が哲文学部であれば学部を超えた授業の履修も可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 申し込めば有料で語学コースを履修できます。履修する場合、レベル判定テストを受ける必要があります。おそらく現地の授業開始前オリエンテーションで説明があります。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか ほぼ全ての授業がスペイン語で行われます。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 非常に学生数の多い大学で、活気あふれるキャンパスとなっています。世界各国から留学生が来ており、日本人の学生にも数人出会うことができます。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 授業にもよりますが、課題の量はそこまで多いとは感じませんでした。しかし、すべてをスペイン語で行う必要があるため負担は大きいです。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか ORI(OFICINAS DE RELACIONES INTERNACIONALES)という留学生窓口があり、メールや対面などで相談を受けることができます。履修変更の仕方やキャンパスウェブに入れない時など、何度か対応してもらいました。木、金曜日の午後はオフィスが閉まっているので注意です。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業開始の一週間前にありました。言語コースオプションなどの説明や、現地の学生によるキャンパスツアーなどもありました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航前(7月頃)にオンラインにて履修登録をします。授業開始後一週間以内であれば変更も可能です。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 スペインで自分のスペイン語がどれほど通用するのかを知りたかったから (2) 留学先を選んだ理由 仲のいい友人がマドリードにいたから (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) スペインの文化的背景や歴史に理解を深めておくこと (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) セキュリティポーチ、スマホストラップなど防犯グッズをしっかり買い揃える (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 同じ授業内で知り合った学生と仲良くなりました。また、前にKUISに留学していて仲良くなった友人もいました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと ひとつの授業の単位数が多いため取りすぎるとかなり大変です。先生の話すスペイン語は比較的わかりやすいです。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 日本語の授業に聴講として参加し、学生たちに日本語を教える手助けをしました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 日本語を外国語として学ぶという視点、また日本語を外国語として教えることの難しさ (9) 留学で達成した最も大きなこと 事故・犯罪に巻き込まれたり、病気を一切せずに帰国できたこと (10) 今後どのような学習を継続していきたいか スペインという国について知見が増えたので、スペインの歴史をもっと知りたいと思いました。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 国際戦略部の方々にしっかり報告・相談をする、また書類の提出期限を常に気にしておく (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 申請から発行までに2ヶ月近くかかります。早めに行くことをおすすめします。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) Skyscanner (4) 渡航したルート 東京成田-ドバイ-マドリード (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 空港→住居:バス 住居→大学:メトロ、バス、Renfe(国鉄) (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) idealistaというサイトで物件を探しました。最終的にスペイン人の友人が紹介してくれた物件に申し込み、WhatsAppで貸主とやりとりをしました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテナンスの状態など) 家賃はWiseという送金アプリで銀行振込で払いました。6人のピソで、寝室が6つ、バスルームが2つ、キッチンが1つでした。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 外食をせず、スーパーで買い物をして自炊をして過ごすと食費を節約できます。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) ほとんどクレジットカード払いで生活していました。現金を使用しなくてはいけない場面はほとんどありませんでしたが、日本から送られた荷物を受け取る時の関税の支払いは現金のみでした。ATMから現金を引き出すと高い手数料(7ユーロほど)を取られるので、極力使う回数を減らすとよいです。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) プリペイドSiMを日本で事前購入しました。現地で購入する場合は携帯電話ショップに行って直接レジにて購入しました。プリペイドSiMの場合、オンラインで料金プランの更新ができます。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内にはWiFiがありますが、技術的な問題で途中から使用できなくなりました。接続方法が少し複雑なので、現地の学生に教えてもらうのが賢明です。街中では大型ショッピングモールなどにフリーWiFiが設置されていることが多いです。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 現地で医療機関にかかることはありませんでした。 (5) 日本から持っていくべきもの 薬類、防犯グッズ等 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) マドリードは都市部ですが貴重品を盗られないように気を配っていれば、危ない場面に遭遇することはほぼないと思います。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 外食は高くてできない(1食10~20€、1600~3200円ほど)ので極力自炊をして過ごしました。大学では学部ごとにカフェテリアがあり、心理学部のものは値段が比較的安いです。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 人に話しかける時やお店に入る時、バスに乗る時などは必ず¡Hola!などと挨拶をすることが大切です。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 滞在中にSPIなどの試験対策、オンライン会社説明会、インターンシップなどできることは限られますがやっていました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学生活で多くの人と出会い話すことで、異文化理解や考え方の視点を広げ、物事を多角的に捉えられるようになります。また、海外で自力で生活したことは、少なからず大きな自信となります。進路に関わらず、これらの経験は良い人間関係、成果を出すことに活かせると思います。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学生活では能動的に行動した分だけ結果がついてきます。多くの場所に行き、多くの人と出会ってください。しかしそれ以上に大事なことは身の安全です。自分の身は自分で守ってください。いきなり海外で生活するというのは決して楽なものではなく、多くの壁にぶつかると思いますが、無事に日本に帰って来れさえすれば、それ以上に喜べることはありません。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 2,900 | 470,169円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 20 | 3,243円 |
交通費 | 482 | 78,145円 |
通信費 | 165 | 26,751円 |
食費・その他 | 1,750 | 283,722円 |
小計 | 5,317 | 862,030円 |
航空券 |
233,000
円
|
保険 |
100,000
円
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ビザ関連費用 |
0
円
|
その他 |
0
円
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合計 | 1,195,030 円 |
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