留学ナビゲーター
報告書一覧
留学先大学一覧
小生の報告書一覧
プロフィール
小生
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
スペイン語専攻
留学先
スペイン
/
UNIVERSIDAD AUTONOMA DE MADRID
留学期間
2023-09-01 ~ 2024-02-29
留学種別
交換
1~7件目 / 7件中
2024-02
留学成果報告書2月分
マドリード留学総括編(2023年度後期)
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1968年 ・学生数 約32,000人 ・設置学部 哲学・人文科学部、法学部、経済学・経営学部、理学部、医学部、心理学部、工学部 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 哲学・人文学部(Facultad de Filosofía y Letras)交換留学生プログラム (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 社会・文化人類学、考古学、古典・古代研究、アジア・アフリカ研究(日本語の授業などあり)、イスパニア研究、英語、国際、哲学、地理、歴史、美術史、音楽、現代言語・コミュニケーション、翻訳・通訳 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 51%以上の授業が哲文学部であれば学部を超えた授業の履修も可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 申し込めば有料で語学コースを履修できます。履修する場合、レベル判定テストを受ける必要があります。おそらく現地の授業開始前オリエンテーションで説明があります。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか ほぼ全ての授業がスペイン語で行われます。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 非常に学生数の多い大学で、活気あふれるキャンパスとなっています。世界各国から留学生が来ており、日本人の学生にも数人出会うことができます。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 授業にもよりますが、課題の量はそこまで多いとは感じませんでした。しかし、すべてをスペイン語で行う必要があるため負担は大きいです。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか ORI(OFICINAS DE RELACIONES INTERNACIONALES)という留学生窓口があり、メールや対面などで相談を受けることができます。履修変更の仕方やキャンパスウェブに入れない時など、何度か対応してもらいました。木、金曜日の午後はオフィスが閉まっているので注意です。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業開始の一週間前にありました。言語コースオプションなどの説明や、現地の学生によるキャンパスツアーなどもありました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航前(7月頃)にオンラインにて履修登録をします。授業開始後一週間以内であれば変更も可能です。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 スペインで自分のスペイン語がどれほど通用するのかを知りたかったから (2) 留学先を選んだ理由 仲のいい友人がマドリードにいたから (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) スペインの文化的背景や歴史に理解を深めておくこと (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) セキュリティポーチ、スマホストラップなど防犯グッズをしっかり買い揃える (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 同じ授業内で知り合った学生と仲良くなりました。また、前にKUISに留学していて仲良くなった友人もいました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと ひとつの授業の単位数が多いため取りすぎるとかなり大変です。先生の話すスペイン語は比較的わかりやすいです。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 日本語の授業に聴講として参加し、学生たちに日本語を教える手助けをしました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 日本語を外国語として学ぶという視点、また日本語を外国語として教えることの難しさ (9) 留学で達成した最も大きなこと 事故・犯罪に巻き込まれたり、病気を一切せずに帰国できたこと (10) 今後どのような学習を継続していきたいか スペインという国について知見が増えたので、スペインの歴史をもっと知りたいと思いました。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 国際戦略部の方々にしっかり報告・相談をする、また書類の提出期限を常に気にしておく (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 申請から発行までに2ヶ月近くかかります。早めに行くことをおすすめします。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) Skyscanner (4) 渡航したルート 東京成田-ドバイ-マドリード (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 空港→住居:バス 住居→大学:メトロ、バス、Renfe(国鉄) (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) idealistaというサイトで物件を探しました。最終的にスペイン人の友人が紹介してくれた物件に申し込み、WhatsAppで貸主とやりとりをしました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテナンスの状態など) 家賃はWiseという送金アプリで銀行振込で払いました。6人のピソで、寝室が6つ、バスルームが2つ、キッチンが1つでした。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 外食をせず、スーパーで買い物をして自炊をして過ごすと食費を節約できます。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) ほとんどクレジットカード払いで生活していました。現金を使用しなくてはいけない場面はほとんどありませんでしたが、日本から送られた荷物を受け取る時の関税の支払いは現金のみでした。ATMから現金を引き出すと高い手数料(7ユーロほど)を取られるので、極力使う回数を減らすとよいです。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) プリペイドSiMを日本で事前購入しました。現地で購入する場合は携帯電話ショップに行って直接レジにて購入しました。プリペイドSiMの場合、オンラインで料金プランの更新ができます。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内にはWiFiがありますが、技術的な問題で途中から使用できなくなりました。接続方法が少し複雑なので、現地の学生に教えてもらうのが賢明です。街中では大型ショッピングモールなどにフリーWiFiが設置されていることが多いです。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 現地で医療機関にかかることはありませんでした。 (5) 日本から持っていくべきもの 薬類、防犯グッズ等 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) マドリードは都市部ですが貴重品を盗られないように気を配っていれば、危ない場面に遭遇することはほぼないと思います。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 外食は高くてできない(1食10~20€、1600~3200円ほど)ので極力自炊をして過ごしました。大学では学部ごとにカフェテリアがあり、心理学部のものは値段が比較的安いです。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 人に話しかける時やお店に入る時、バスに乗る時などは必ず¡Hola!などと挨拶をすることが大切です。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 滞在中にSPIなどの試験対策、オンライン会社説明会、インターンシップなどできることは限られますがやっていました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学生活で多くの人と出会い話すことで、異文化理解や考え方の視点を広げ、物事を多角的に捉えられるようになります。また、海外で自力で生活したことは、少なからず大きな自信となります。進路に関わらず、これらの経験は良い人間関係、成果を出すことに活かせると思います。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学生活では能動的に行動した分だけ結果がついてきます。多くの場所に行き、多くの人と出会ってください。しかしそれ以上に大事なことは身の安全です。自分の身は自分で守ってください。いきなり海外で生活するというのは決して楽なものではなく、多くの壁にぶつかると思いますが、無事に日本に帰って来れさえすれば、それ以上に喜べることはありません。
スペイン
UNIVERSIDAD AUTONOMA DE MADRID
小生
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書2月分
マドリード留学終了
マドリード自治大学での約5ヶ月間の交換留学プログラムが終了しました。 すべての授業の成績が出て、9月から住んでいたPisoからも退去し、いよいよ留学も終わるのだと実感しました。 日本へ帰国するフライトは2月11日だったので、余った一週間ほどの時間はマドリード近郊やバルセロナの旅行に当てました。 マドリードにいる間は世界遺産であるトレドやエル・エスコリアルを訪れました。トレドを訪れたのは3回目でしたが、何度訪れても美しい街で、来る度に新たな発見がありました。バルセロナ旅行では、ずっと見てみたかったサグラダ・ファミリアやグエル公園を見学しました。サグラダ・ファミリアは実物を見ると本当に大きく荘厳で、写真では伝わらない美しさがありました。また、MULCスペイン語エリアにあるカラフルな壁は、グエル公園にあるガウディによるデザインの壁を再現したものです。 出発の日は、12月に実家へ招待してくれた友人が見送りに来てくれました。自分の中で彼と出会えたことは、一生の思い出であり、かけがえのない財産となったと思います。
スペイン
UNIVERSIDAD AUTONOMA DE MADRID
小生
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2024-01
月次報告書1月分
テスト期間
2024年に入り、今月で授業がすべて終わりテスト期間になりました。 1月はテストの日以外は学校に行く必要はなく、各自テスト勉強をするといった感じです。日本文学授業のテストは覚えることが多く、スペイン語で問題文を読むのにも苦労しましたが、無事に合格点を取ることができました。 余った期間は日本へ帰ってからの負担をなるべく減らすために、オンラインで企業説明会に参加したり、SPIの勉強をしたりと就活の対策をしました。 また、年末年始はオーストリアのウィーンに、月末にはポルトガルのリスボン、シントラを訪れました。どちらも非常に美しい都市で感動しました。特に、シントラは山の中に多くの美しい宮殿があったり、ユーラシア大陸最西端のロカ岬に訪れることもできて個人的にヨーロッパの都市の中で最も気に入りました。ポルトガルへはマドリードから夜行バスで安価で往復することができるので、ぜひ訪れて見るといいと思います。 2月はバルセロナへも訪れる予定です。
スペイン
UNIVERSIDAD AUTONOMA DE MADRID
小生
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2023-12
月次報告書12月分
スペインのクリスマス
マドリード留学4ヶ月目となりました。12月になり、今年も終わろうとしています。 12月といえばNavidad(クリスマス)です。スペインでは11月の終わりごろから、街中にイルミネーションが出現し、クリスマスのムードが始まります。 今回のクリスマス休暇では、スペイン人の友人の招待を受け、スペインのバレンシアと、彼の実家のあるムルシアのYeclaという村に滞在する機会がありました。 バレンシアでは彼の友人のピソに泊めてもらい、主要な観光名所の芸術科学都市を訪れたり、パエリアを食べたりしました。 その後、クリスマスを過ごすためにYeclaに向かいました。彼の実家に到着すると、家族がまるで我が子のように自分を歓迎してくれました。プレゼントまで用意してもらい、スペイン人の温かさを感じました。 Nochebuena(クリスマスイブ)では、家族のほかに祖父母や親戚なども集まった夕食に招待されました。家族というコミュニティの中に自分一人、日本人として参加したので浮かないか心配しましたが、みんな積極的に接してくれました。小さくも温かい村で過ごしたスペインのクリスマスは、忘れられない思い出となりました。
スペイン
UNIVERSIDAD AUTONOMA DE MADRID
小生
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2023-11
月次報告書11月分
スリ対策
マドリードでの生活が始まってから3ヶ月が経ちました。今月は日帰りでセゴビアという水道橋で有名な街へ行ったり、フランスのパリへ数日間行ったりと旅行の多い月でした。 特にパリのような人の集まる観光地はスリや置き引きが多いことで有名(マドリードもまた然り)です。自分の場合は一人で行動することが多いため、そういった防犯対策にはかなり気をつけているつもりです。そこで今回は、自分のしているスリ対策について書こうと思います。 まず財布です。そもそも自分の場合は財布を持ち歩いていないので、財布を盗られたことがありません。代わりに、服の下に隠せるほどに薄いセキュリティポーチ(スキミング防止機能付き)の中に直接クレジットカードやパスポート、少額の現金を入れて持ち歩いています。これを腰元にカラビナで固定し、そのまま服を着て下に隠せば周りからも見えません。このセキュリティポーチは渡航前に通販で買ったものです。2500円程度でした。また、百均で買ったスプリングコードで部屋の鍵などは括りつけておくと落とすこともありません。 次に携帯電話です。こちらも渡航前に通販で買ったネックストラップを使用しています。このストラップは付け方によってはスマホの充電口を塞いでしまうことがあるので、自分の場合はスマホケースの背中にリングを付け、そこに固定しています。これで落としたり、簡単に盗られることはありません。今は寒い季節なので、スマホは常にコートの内ポケットにしまっています。これでチャックを閉めてしまえば、ほぼ何も持っていないのと同じです。 この方法で、スリの多いとされるマドリードに3か月滞在していましたが、今のところは被害に遭ったことはありません。しかし、ふとした隙に盗られたり、バッグなどの紐を切って強引に奪うような手口もあるとの事なので、決して油断してはいけません。逆に気をつけていれば被害に遭うリスクは減らせるので、十分に対策しておくことが大切です。
スペイン
UNIVERSIDAD AUTONOMA DE MADRID
小生
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2023-10
月次報告書10月分
マドリード近郊小旅行記
マドリード留学2か月目となりました。今月は少し郊外に出て小旅行をする機会もあったので、自分が訪れた場所を紹介しようと思います。 【トレド】 マドリード市内にある大きめの駅から、ALSAという高速バスに乗って1時間ほどで行けるスポットです。かつて西ゴート王国の首都として、イスラム時代の8~11世紀に繁栄した街で、画家エル=グレコの家、アルカサルの城などがあります。 イスラム文化の影響が残る建築が多く残り、非常に特徴的な街並みをしているので、歩いているだけで楽しいです。個人的には、渡航前までに勝手に想像していた「スペインの街並み」がまさにそこに広がっていたという感想です。ぜひとも訪れてほしい場所です。 メインの観光スポットである大聖堂まで歩いたあとは、拷問博物館や魔女博物館を見学しました。非常に興味深い展示が多かったです。 【アルカラ・デ・エナーレス】 市内からRenfeやで1時間ほどで訪れる事が出来るスポットで、街全体が世界遺産となっています。今回はセルバンテス週間(10月の第二週ころ)に訪れたため、中世市場祭りが開催されていました。 セルバンテス広場周辺にはたくさんの屋台が並び、食べ物やお土産が売られていました。また、ドン・キホーテの物語を再現し、中世の格好をした人たちが練り歩くパレードも行われており、17世紀頃の旧市街にタイムスリップしたかのような体験ができました。 【カサ・デ・カンポ】 大きな湖のある公園です。10月12日の「スペインの日」を記念して、花火やドローンによるパフォーマンスが各地で行われます。この公園でもドローンの光のショーが行われましたが、あまりにも人が殺到したため、帰りの最寄りのメトロの駅が封鎖されてしまいました。イベント事があると驚くほどに人が集まるため、迂回路を事前に見つけておいたり、早めに帰ったりすることをおすすめします。 22日には la Fiesta de la Trashumancia(移牧祭り)という、無数の羊やヤギが行列でこの公園を出発し、マドリード市街を練り歩くというお祭りがありました。非常に面白いお祭りですが、羊よりも人のほうが多く集まるため、こちらも注意が必要です。 【その他】 博物館巡りやレティーロ公園のイルミネーションを見に行ったりしました。すべてマドリード近郊のスポットであったので、移動費が月8ユーロで済んだのはやはり大きいです。今後は海外旅行なども控えているので楽しみです。 余談ですが、マドリードには日本食品を専門に売っているスーパーがあります。日本から直輸入したものは価格が高めですが、ハンガリーの工場で製造されているという、とある日本の会社のマークのカップ麺や袋麺は、安い上に日本のものとあまり変わらない気がします(フレーバーによる)。 醤油などの調味料はアジア系のスーパーを探せばたくさん置いてあるので、日本の味が恋しくなったら訪れてみるといいと思います。
スペイン
UNIVERSIDAD AUTONOMA DE MADRID
小生
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2023-09
月次報告書9月分
マドリードの現実
マドリードでの約半年間の生活が始まりました。初日からいきなりSIMカードが機能せず、スマホの通信機能が使えませんでした。現地の友人に来てもらわなかったら危うく立ち往生しているところでした。もし可能ならば、渡航の際は知人などに迎えに来てもらうことをおすすめします。以下、役立ちそうな情報をまとめておきます。 【住居】 自分の住んでいるのは家賃500ユーロ(光熱費込み)のピソです。家賃は大体これが相場らしいです。自分以外には5人が住んでおり、洗面所、風呂、トイレ、キッチンなどは共有で、寝室のみ個別です。同居人たちの国籍は様々ですが、スペイン語が共通言語なので、怒涛のスペイン語を聞きながら会話に相槌を打つような生活です。会話についていけなくても、それは留学の洗礼なので焦る必要はない、と自分は気楽に考えています。 住居選びの際はメトロの駅、またはバス停の近くを強くおすすめします。特にマドリードTarjeta jovenというカードを作れば月額8ユーロでメトロ・電車・バスなどが乗り放題になり非常に便利です。カードの作成にはメトロの駅や専用の事務所で申請をする必要があります(事前予約が必要です)。また、近くにスーパーがあると便利です。個人的にはMercadonaという大手スーパーが商品の質が良く、なんでも揃うのでおすすめです。 ピソはオートロックの場所が多いので、鍵を持たずに外に出ると締め出されます。 【生活】 外食はかなり高いので、基本的に自炊をしたほうが安いです。スーパーで一週間分の食料を買うとだいたい20-30ユーロくらいになります。パスタやスープなどを作ると安く済みます。お米は鍋を使って炊くことができます。Arroz redonda(丸い米)というのが日本のお米に近いです。また、マドリードでは水道水が飲めるので安心です。 キッチンやバスルームが共有なので、自分の場合は早めに食事やシャワーを済ませています。現地の人たちは日本人より時間感覚が遅めなので、22時過ぎくらいになると友人を呼んだりして少し騒がしくなることもあります。気になる人は、同居人の少ない住居を探すことをおすすめします。 【学校】 マドリード自治大学はそこそこの僻地にあるため、Renfeという国有鉄道に乗って通います(Tarjeta jovenがあれば乗り放題です)。自分の最寄り駅のBarrio del Pilarというメトロ駅からは1時間弱で着きます。 キャンパス内はとても広いです。KUISからの留学生は哲文学部に通うことになります。こちらにはアジア文化を学ぶ学科があり、日本に興味のある学生も多いかと思います。 渡航前に事前に登録しておいた科目を履修します(変更も期間内に一度だけ可能です)。自分は月曜日と火曜日に2つの科目を履修しており、水、木、金曜日には授業がありません。課題や復習もあるため、あまり取りすぎると大変なので授業は3つくらいに抑えておくといいと思います。 【旅行】 授業のない日は基本的に外へ出てどこかへ出かけています。特に学生証とパスポートを見せれば、マドリードのほとんどの博物館や美術館は無料になるので気軽に訪れることができます。 自分の場合は今月だけでマドリードの三大美術館、博物館、王宮や公園などさまざまな場所を訪れました。交通費もTarjetaがあれば月額8ユーロで済むので、基本的に外食費くらいにしかお金は使いませんでした。休日はとりあえず外に出てみるのがおすすめです。一人でぶらぶらするのも楽しいです。 マドリードはスリや置き引きが多いと言われています。特にソル駅周辺(Plaza Mayorなどがあります)の中心街やAtocha駅周辺(ソフィア王妃芸術センターなどがあります)は要注意です。自分はセキュリティポーチに貴重品を入れ、さらにそこにスマホをカラビナで括りつけています。今のところスリなどには遭っていませんが、偽物のブランド品を売る人などはそこら中に見かけます。 【その他】 ・天気 自分は9月の頭に渡航しましたが、日中は非常に天気がよく、まだ暑いので半袖で過ごせます。しかし、夜は急に冷え込み寒くなるので上着を持っていくといいと思います。また、9月は夜になると急に雨が降り始めたり雷が鳴り始めたりするので、傘を持っていくか、早めに帰るかなどの対策を取ってください。 ・携帯 マドリードにはVodafoneやOrangeなどの携帯ショップが点在しているため、市街に出てもSIMカードの購入はできます。しかし、念の為SIMカードは空港にいる間にしっかりと使えるかどうか確認しておいたほうがいいと思います。 ・ゴミ マドリードではゴミ箱が至る所に設置されているので、どこでもゴミを捨てることができます。一応分別のルールもあるようですが、あまり守っている人はいないようです。家庭ゴミは夜の19:30~20:00の間に玄関の外に出しておくと業者の人に回収してもらえます。 最初は慣れない環境で大変でしたが、いろいろ工夫することで何とか生きています。残りの4ヶ月も頑張りたいと思います。
スペイン
UNIVERSIDAD AUTONOMA DE MADRID
小生
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
1~7件目 / 7件中