【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1968年6月6日 ・学生数 43175人 ・設置学部 13学部 経済経営学部、科学学部、翻訳通訳学部他 ・その他 スペイン語の他にカタルーニャ語が授業やホームページに使われる (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 翻訳通訳学部 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 履修不可能な講義もあるが不明な点もいくつかあるため、履修する前に大学に確認するのが無難 初回の授業だけ参加してみて先生に聞くのも確度は高いだろう ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 取得単位の過半数が所属している学部の講義なら可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) キャンパス内に語学学校が併設されており、有料で履修可能だが私は履修していない (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 総合大学ということもありキャンパスもKUISとは比べ物にならないほど広く、雰囲気も活気があふれていてとても良い 留学生も沢山いて、キャンパス内は常に多国籍。意外とスペイン国外からくる欧州の学生も多い。実際、ポーランドやドイツ、イタリア、ベルギー、フランスといった国からきている学生もいた 留学生が履修する講義がある程度絞られているため、日本人に会う機会は結果的に多くなる (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題はほとんど出ず、難易度もあまり高くない 試験も基本的に期末だけだが、スペイン語の授業を学部内で履修する場合は前期初めにクラス分けテストを受ける必要がある (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った時は日本人の教師に連絡するか、学部棟に入って右手すぐにある窓口で相談する 現地の学生に聞く (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 到着の数日後にTIE申請に関する説明がオンラインにて行われた そのさらに数日後に留学生全体向けと日本人のみのオリエンテーションが行われた 全体説明の方では、大学についてや困った時の連絡先をとても速いスペイン語で説明された 日本人の方では、日本人教師が履修できる講義やおすすめの講義、現地での生活で気をつけるべき点を説明された (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航前に履修登録したが、渡航後のオリエンテーションでやっと初めて具体的な説明を受けたため、そこから改めて履修登録をし直す必要があった 渡航前の登録は、早い者勝ちなため、期間がはじまり次第すぐに仮登録した方が良い 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 サッカーが好きで、いつかどんな形であれ欧州に留学するのが夢で、その中でKUISの交換留学制度があるのを知ったから (2) 留学先を選んだ理由 カタルーニャ語を勉強したかったから。サッカーが強いのも理由の一つ。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 日々のスペイン語の学習 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) ・スリ対策のためにカードケースを購入してクレジットカードなどを分散させた ・感染症対策(狂犬病、コロナ、髄膜炎のワクチン接種等) ・常備薬の購入(市販薬と病院で処方された薬) ・マイ箸持参 ・冬服は持っていかなくてなくてよい(薄手のシャツと上着程度でよい。他は現地調達可能◎) (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) ・シェアハウスのルームメイト ・KUIS含む日本人留学生、その他アジア圏の留学生(中韓台) ・現地で日本語を勉強する学生のコミュニティ(うち1人はKUISに留学予定とのこと) ・滞在先の地域のコミュニティ ・寮のサッカー仲間 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業の内容はそんなに難しい内容ではなく、日本で勉強した内容もあったりしたため特にこれといった学びはなかった 事前連絡が直前だったり、そもそもそれがなかったりすることもあるが、突然授業が休講になることもあった (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 寮併設の7人制サッカーのコートにて週1~2回のサッカー(申し込みは基本不要だが、寮に住めば自分で申し込み可能) 現地学生のコミュニティでの交流アクティビティ 地域コミュニティの会合参加(月1回) (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 普通に授業で勉強するだけよりもスペイン語が身についたように思う (9) 留学で達成した最も大きなこと 自分自身に矢印を向けて今後の人生について考えるいいきっかけになった (10) 今後どのような学習を継続していきたいか MULCを有効活用した学習 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 締め切りの日時と手順さえ間違えなければ特に問題ないが、もし何かあれば国際戦略部に相談すること 早めの行動を心掛ける (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 早めの行動と必要書類を揃えることさえ気をつければ問題ないが、申請から交付までに1か月強かかるので遅くとも6月末までには申請に行くとよい。大使館も受付時間が限られていてかつ受付も早い者勝ちで枠がなくなり次第終了なので申請に行く際は大使館に朝イチで行くとよい (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) エティハド航空の公式HPから購入した (4) 渡航したルート 【往路】 成田→アブダビ→バルセロナ 成田→アブダビの所要時間:9~10時間 アブダビ→バルセロナの所要時間:6~7時間 アブダビでの乗り継ぎ時間:2~3時間 【復路】 バルセロナ→アブダビ→成田 バルセロナ→アブダビの所要時間:5~6時間 アブダビ→成田の所要時間:8~9時間 アブダビでの乗り継ぎ時間:1時間強(バルセロナ発の便が遅延したため) (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 空港から住居までタクシーを利用した。費用は60ユーロほど (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 最初は寮に申し込んだもののキャンセル待ちだったためあきらめた。寮が斡旋する住居がキャンパス周辺にいくつかあったのでその中から選び、最後は大家さんと直接メールでやり取りした (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテナンスの状態など) 寮の仲介手数料 90ユーロ(渡航前に支払い) 住居のデポジット 380ユーロ(のちに満額返金された) 家賃+電熱・Wi-Fi・水道代 345ユーロ(家賃285ユーロ+諸々60ユーロ)/月 最初はWise経由でカード払いしていたが滞在中になぜか利用できなくなったのでそこからはPayPalで支払っていた 寮に住んでいた友人曰く「寮よりも設備が整っているのに家賃が寮より安いのが羨ましい」とのことだった。おそらく大家さんの一家が住んでいたままの家具や家電がそのまま使えるようになっていた (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 家の中での移動は外履きではなくサンダルやスリッパがあるとよい 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) クレジットカード デビットカード プリペイドカード(キャッシュパスポート) 現金 基本的に現金を使うことはなかった。個人的にキャッシュパスポートはチャージするのに手間がかかるのであまりお勧めしない (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) Vodafoneの店頭でプリペイドSIMの月15ユーロ、100GBのものを購入した。 なお、現地にてスリに携帯を盗まれてしまったので、現地の百貨店で250ユーロほどの端末を購入した。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 建物の中にいてWiFiを利用できる場合は利用していた。なお、ルーターと端末の相性が悪かったり、電波の強度が弱かったり、速度が遅かったりするので積極的に利用するほどではないと思う。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 特になし (5) 日本から持っていくべきもの 予備のスマホ(型落ちの中古でよい) エコバッグ ランドリーバッグ (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) バルセロナ市内で携帯をスられた。また、そうでなくても月に1回あるかないかくらいのペースでデモがあるのでそこに近づくのは非常に危険。それがなければ特段日本と変わらない 外務省ホームページから治安の状況は調べられるので渡航前に一度は目を通すのと、たびレジの登録をお勧めする (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 基本は自炊、時にルームメイトが作ってくれることもあった 外食は10ユーロは間違いなくかかると思ったほうがいい。(例:ビッグマックのポテトLセットが11ユーロほど) 学食は5~7ユーロほど (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) Google Mapsの口コミなど (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 ・バルセロナ市内の店であれば店員は大体英語も話せるので、到着後最初スペイン語に自信がない場合は英語も可 ・特に夏場は日没が遅いので時差ボケや生活リズムに注意 ・スペイン人(というよりラテン人)は人柄が温かい人ばかりなので積極的にコミュニケーションをとるとよい(スーパーの店員とかだと顔も覚えてくれていろいろしゃべってくれるし、こちらのスペイン語の練習にもなる) ・挨拶の際の握手・ハグ・キス(異性のみ)は恥ずかしがらず、かつめんどくさがらずにやること(とにかく笑顔で) 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) キャリアセンターの人とオンラインで面談した (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 語学力という強みをフルに使えそうな就職先を探す 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 面倒な手続きや怖いなと感じることもあるけど、終わってみれば非常に楽しく充実した生活を送れたし、むしろ留学先に「帰りたい」と思うほど楽しかったので、迷ったらとりあえず飛び込む の精神で挑戦するとよいと思う
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 2,945 | 471,728円 |
水道光熱費 | 620 | 99,311円 |
学費・教材費 | 4,966.88 | 795,592円 |
交通費 | 332.38 | 53,240円 |
通信費 | 160 | 25,629円 |
食費・その他 | 4,233.44 | 678,110円 |
小計 | 13,257.7 | 2,123,610円 |
航空券 |
235,720
円
|
保険 |
219,510
円
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ビザ関連費用 |
0
円
|
その他 |
0
円
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合計 | 2,578,840 円 |
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