今月の初めに、新年を迎えるためにみんなで手作りの食べ物を持ち寄り、公園でお祝いしました。マレーシアでは年明けを花火で祝う習慣があり、夜の12時頃になると各地から花火の音が聞こえてきました。日本では一般の人が大きな花火を打ち上げることは禁止されていますが、マレーシアではそのような制限がないため、初めて近くで大きな花火を楽しむことができました。 -マレーシアの新年について マレーシアには大きく3つの新年があります。これはマレーシアが多民族国家であり、マレー系、インド系、中華系それぞれのコミュニティが独自の新年を祝うためです。 • マレー系の新年: ハリラヤ・アイディルフィトリ(Hari Raya Aidilfitri)は、ラマダンの断食月が終わった後に祝われるイスラム教徒の新年の一つです。 • インド系の新年: ディーパバリ(Diwali)は、10月か11月に行われるヒンドゥー教の祝祭です。 • 中華系の新年: チャイニーズニューイヤー(Chinese New Year)は、1月下旬から2月中旬にかけて祝われ、中国系マレーシア人が家族や親戚と共に祝います。 -日本のニュースと心配 新年をマレーシアでお祝いする一方で、日本からのニュースを聞いて心配になることもありました。新年早々、飛行機の事故や地震のニュースがあり、不安な気持ちになりました。 -パレスチナとイスラエル問題 マレーシアでは、毎日パレスチナ問題が話題になります。友達同士でもこの話をすることが多く、町中やレストラン、洋服や帽子、家の窓、車の窓などにパレスチナの国旗を見かけます。多くのマレーシア人、特にマレー系マレーシア人はパレスチナを支持しており、KFCやマクドナルド、スターバックス、ピザハットなどのボイコットも盛んです。お店を見ても、お客さんがほとんどいない状況です。近くにあったKFCも潰れていました。ソーシャルメディアでも、多くの友人がパレスチナの現状について毎日のように発信しています。 日本にいた時はあまり意識できていなかった問題に気づき、どのような歴史があり、今世界で何が起きているのか、自分たちに何ができるのか考え、生活するようになりました。 -スーダン独立記念日 今月、大学の施設でスーダン独立記念日のパフォーマンスが行われました。多くのスーダン人学生が参加し、スーダンの伝統品や衣装、ダンス、歌を披露していました。リズミカルなダンスや歌が私は大好きです。特に印象的だったのは、ラマダーン後の家族の温かなシーンが、銃で撃たれてしまい、悲劇に見舞われる場面を描いたパフォーマンスです。これはスーダンで実際に起きている現状を反映していたのだと感じました。とても切ない気持ちになりました。 -ビーチ清掃 Bagan Lalangという場所でビーチ清掃に参加しました。サポーターとして、各グループの写真を撮る役割を果たしました。清掃活動の後、拾ったものを使ってビーチで作品を作る競争や、ダンスパフォーマンスを行い、グループごとに評価し合いました。みんなと写真を撮ったり、マレーシアのご飯を食べたり、かけがえのない時間を過ごしました。 -サイバーセキュリティクラブの活動 サイバーセキュリティクラブのイベントで、現地の寄宿学校に泊まりがけで訪問し、高校生とアクティビティを行いました。高校生とアクティビティをして交流したり、パソコンの修理をしたりしました。紙とペンを使って、どのグループが一番高くて丈夫な作品を作れるかというゲームを行い、夜はバーベキューやジェンガで楽しみました。特にバーベキューで食べた焼きチキン(Ayam Bakar)が美味しく、忘れられません。 このような貴重で楽しい時間を通じて、多くの新しい経験と発見を得ることができました。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 610 | 20,825円 |
水道光熱費 | 74.2 | 2,533円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 20 | 683円 |
通信費 | 30 | 1,024円 |
食費・その他 | 600 | 20,483円 |
合計 | 1,334.2 | 45,548円 |