【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1998年 ・学生数 1,001-10.000 ・設置学部 Faculty of Architecture and Built Environment (FABE) Faculty of Business, Information & Human Sciences (FBIHS) Faculty of Engineering, Science & Technology (FEST) Centre for Foundation and General Studies (CFGS) Centre for Postgraduate Studies (CPS) ・その他 Undegraduate以外にも、Pre-University, Postgraduate, Short Coursesもあります。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 所属した学部→ Faculty of Engineering, Science & Technology (FEST)| エンジニア、サイエンス、テクノロジー学部 学科→ Computer Science | コンピューターサイエンス学科 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 学期によって取れる科目が決まっていました。こちらの大学は、三学期構成ですが、ショートセメスターは、開講授業が少なかったです。 プログラミングの基礎、データ通信とネットワーキング、システム分析とデザイン、ソフトウェア工学の基礎、オペレーティングシステム、マーケティング、経済学、イーコマース等の授業が履修可能でした。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 海外からの学生と現地の学生の割合は同じくらいに感じました。とても国際豊かです。日本人は私のみでした。特に南アジア、中東、アフリカからの海外からの生徒が多かったです。ほとんどの人が私みたいな短期間の留学ではなく、学部通しての留学生でした。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題は授業によりますが、沢山ありました。レポート課題が多かったです。IT系の科目は、実践的な課題が多く、その内容をレポートにまとめたりすることが多かったです。試験は、大学のキャンパスウェブに、過去の試験があるので、過去問を基にして勉強しました。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 大学の先生やstaffとは基本Whatappというメッセージアプリを使ってやり取りをします。困った時などは気軽に連絡を取れるような環境でした。 また、大学の一階にそれぞれの科の窓口があるのでそこで直接相談したりもできます。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 学期が始まる前にオリエンテーションがありました。IUKLでは、年に何度か新しい学生を迎えるため、その時期に合わせてオリエンテーションが行われているようです。私が参加した時は、たくさんの新入生がいました。 オリエンテーションでは、学生同士の交流アクティビティや大学の概要説明、履修登録の手続き、図書館の利用方法などが紹介されました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修登録は、渡航後にオリエンテーションが終わってから行いました。しかし、私の場合、他の学生とは異なる手続きがあり、HOPが履修登録の手続きを担当してくれました。HOPからいくつかの科目の候補を提案され、その中から希望する科目を選び、それを伝えて手続きを進めてもらう形でした。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 大学入学前から留学に強い関心を持っており、卒業までに必ず留学を経験したいと考えていました。異文化の中で生活し、新たな挑戦をすることに対して大きな熱意を感じていたからです。 (2) 留学先を選んだ理由 留学費用や国の文化が主な決め手です。私自身、元々アジア圏に強い興味があり、アジア圏での留学に興味がありました。その中でもマレーシアは英語が公用語として使われていることと、多民族国家であり多文化が共存している国であること、その上物価も日本の半分程でコストの面でも現実的だったためです。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 私は、KUISで勉強していることとは全く違うことを勉強したかったため、新たな挑戦としてIT系の学部を選択しました。留学前は授業などついていけるか不安な面もあったため、YouTubeなどでITに関する動画を見たり、少し触れるようにしていました。しかし、新入生も多く、周りも初めてだったり、留学先で沢山学べるので、そこまで不安になったりする必要はないと感じました。 授業などは全て英語で行われるため、ある程度理解をできるくらいの英語力は身につけておく必要があると思います。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 私自身、体調面などでの不安があり、常備薬を持ち込む必要がありましたが、その際、マレーシアでの薬の持ち込みのルールだったり、英語の診断書など、予め確認して用意しておく必要があったため、自身の生活に関わることは注意深く確認して、少しでも安心して留学に行けるように準備していました。普段から使っている薬や物がある場合は、現地では手に入らないものもあるかと思うので、事前に確認して、用意しておくといいと思います。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 最初のオリエンテーションで、色んな人と話す機会があったので、そこで友達ができたりしました。また、授業で大体毎回同じメンバーなので、そこで友達になったりしました。また、日本人が珍しいことと、日本のことを大好きな人が多く、日本の話題などでも交友関係が広がると思います。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと どの授業もとても学びになることが多かったです。また、周りも一生懸命勉強してる人が多かったです。特にIT科目は実践的な内容が多かったです。実際にプログラミングをしたり、ネットワークシュミレーターを使ってネットワーク機器の設定をしたりしました。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) サイバーセキュリティクラブに参加しました。どうやって参加を申し込んだか詳しくは覚えていませんが、どんなことも大体whatsappを使用してやり取りが行われます。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと サイバーセキュリティクラブでは、実際にマレーシアの寄宿学校に泊まりこみで行き、学生と交流したり、コンピューター機器の修正を行ったりしました。 他にも、大学でよくイベントなどが行われます。そのようなイベントにも友達と参加したりしました。各国のダンスや歌の披露だったり、ラマダーン後のイベントだったり、マレーシア料理やスーダン、イエメンの食べ物が無料で提供されていたり、中国のランタンを作ったり、フォトブースがあったり、先生や生徒の歌を聞いたり、色んな文化の体験ができ、とてもいい思い出です。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 多文化に触れること、新たな学問への挑戦です。 イスラム文化の中での生活は、イスラムの理解や人々の温かさ、日本とは異なる生活習慣など、多くの新しい文化に触れる貴重な機会となりました。他にも、インドの文化や中国の文化、アフリカ、中東など様々な国の文化が混ざり合っていて、多文化を感じることができ、胸が躍りました。色んな国の友達が出来たことも、私にとって貴重な経験です。 様々な文化に触れながら生活することで、当たり前なことはなくて、価値観や生き方について深く考えるようになりました。 また、留学前には不安もありましたが、新たな学問に挑戦したことで、最初は難しかった理解も次第に深まり、自信がつきました。興味を持ち、楽しむことができるようになりました。この学習経験は現在にも影響を与え、新しいアルバイトに挑戦したり、エンジニアを目指して知識を深め続けています。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 今回の留学をきっかけに、ITへの興味が一層深まりました。今は自身の力で勉強する必要がありますが、Udemyなどのオンライン勉強ツールや、資格勉強、現地の友達に聞いたり、自身の興味の深掘りをして、どんな学習が必要かなどを再認識して、楽しみながら学習を継続したいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 提出期限ギリギリになって焦ってしまったため、あらかじめ早めに準備しておくことをお勧めします。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 正確な発行までにかかった時間は覚えていませんが、2週間程度だった気がします。こちらも、前もって早めに準備しておくと、安心だと思います。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 格安航空券を検索できる、Skyscannerを使用して航空券を予約しました。 (4) 渡航したルート 羽田→KLIA KLIA→羽田 どちらも直行便 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 大学の出迎えサービスがありました。出発前に、メールで集合場所などが送られました。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学の寮に申し込むことになります。現地の大学に申請する書類の中に、寮の申し込みの資料もあったので、ほかの書類とともに提出しました。それらの書類は、国際戦略部を通して申請を行います。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 基本的に費用は、Flywireを使用して支払っていました。住居費は、専用のウェブサイトがあるので、そちらから電気代や家賃など毎月の使用状況を確認することができます。 部屋には、お風呂、トイレ、机、ロッカーが予め設置されています。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス(どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) とにかくアリやコバエがすぐに出てくるので、虫よけの準備だったり、食べ物などの保存の仕方には気を付けたほうが良いです。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 主に、クレジットカードを使用していましたが、現地で銀行を解説することをお勧めします。私はよくGrabやECサイトのShopeeを使用していましたが、それらの支払いで日本のクレジットを利用できないことが多く、不便でした。また、QRコード決済が主流なため、その際も現地の口座が必要になります。ですので、長期間の留学であれば、早めにマレーシアの口座開設(MaybankやCIMB)することをお勧めします。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) SIMカードは、空港やコンビニで買うことができます。そのSIMの会社に合わせて、アプリから毎月支払うことになります。その際も、日本のカードが使用できないことが多いため、マレーシアの口座を開設する前までは、友達に代わりに支払ってもらっていました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内のネットが弱かったり、住居のブロック全体が数週間Wifiが急に使えなくなったりしたことがありました。友達などは、家で課題ができないため、キャンパスに行って課題などをしていました。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 体調面で何度か病院にかかりました。親身に対応してくれるところが多かったです。ただ、入院しない限り、保険が適用されないみたいで、留学前に入った海外保険も使用することができませんでした。調べた感じだと、特定の病院でしか使用できないみたいです。そのため、ほとんど全額負担になってしまいました。 (5) 日本から持っていくべきもの 基本現地でも荷物を揃えることができるため、あまり持っていくべきものはありませんが、現地のプラグから日本のプラグを差せる延長コードなどがあるとよいです。パソコンなどの充電は日本のプラグの使用が必要となると思うので、マレーシアのプラグから日本のプラグへの変換アダプターなどは予め用意しておいた方が良いです。また、もし日本食が好きな場合や、恋しくなりそうな場合は、インスタント食品など複数持っていくとよいかもしれません。わたしは持っていきましたが、結局あんまり食べず残ってしまいました。。。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 治安の面で危険な目にあうことはありませんでしたが、日本にいるときみたいに、夜に一人で出歩いたりなどは避けた方が良いかもしれません。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 私は、高頻度でGrabでご飯を調達していました。Grabを使用しても大体は20RM(600円)以下に収まり、かつ沢山食べれるのでよく利用していました。 また、友達と近くのモールでマレーシア料理や中東料理、インド料理などを食べたりもしました。 大学の5階にStudent hubがあり、そこでご飯をとることもできます。わたしはそこで売っているワッフルが大好きでよく頼んでいました。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 友達との会話で情報を入手していました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 イスラム教徒の人が多いため、毎日アザーンが聞こえたり、ハラールのお店や食品がベースだったり、ラマダーンやムスリムに合わせたイベントなども多くあります。また、中華系、インド系、マレー系等様々な文化が混ざりあってるため、チャイニーズニューイヤーやタイプーサム、ハリラヤなどそれぞれのお祝いの日や祝日があります。日本ではなじみのない文化だと思います。 また、マイペースな人が多く、大体の場合は集合時間に会うことはありません。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 留学でIT科目の勉強に取り組んだ影響もあり、エンジニアやプログラマーを中心に考えています。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 現地で日本の企業への就職活動もしましたが、留学中の友達に教えてもらったこともあり、LinkedInやUpwork, Flexjobsなどグローバル求人サイトも使用してリモートの仕事を見つけたりしています。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 英語を使って現地でIT科目の勉強をしたため、やはりできれば仕事で英語を使いかつITにかかわれる仕事をしたいと考えるようになりました。今は、英語を使うIT関連の仕事を目指しています。また、多文化環境での生活を通じて、異なる文化に対する理解と尊重の重要性を学びました。この経験を活かして、グローバルな職場で働き、国際的なプロジェクトに携わりたいと考えています。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学をしたいけど、色々不安なことがあり、悩んでいる場合は、勇気を振り絞って留学をすることをお勧めします!必ずどんな経験もあなたの糧になると思います。 もし不安な点や悩みがあれば、信頼できる人や相談窓口で意見を聞くのも良いかもしれません。 留学前に疑問や相談があれば、いつでも気軽に聞いてください!
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 4,880 | 159,071円 |
水道光熱費 | 733 | 23,893円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 250 | 8,149円 |
通信費 | 245 | 7,986円 |
食費・その他 | 4,650 | 151,574円 |
小計 | 10,758 | 350,673円 |
航空券 |
62,410
円
|
保険 |
110,000
円
|
ビザ関連費用 |
10,000
円
|
その他 |
0
円
|
合計 | 533,083 円 |
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