留学成果報告書 2025-01
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
中国語専攻
留学期間
2024-02-01 ~ 2025-01-31
留学種別
交換
総括編
留学を終えて

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1949 ・学生数 10500(本科生も含め) ・設置学部 ロシア語学部 ドイツ語学部 フランス語学部 西方言語学部 等 ・その他 本科生と留学生では地区が分かれている (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 国际文化交流学院学习进修-汉语言专业 (国際文化交流学院学習進修 中国語専攻) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など クラスごとに必修は決められていて、追加で選択授業に参加できる。人数が多い時は、1人一授業など学期によってルールが変わる。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 不明 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 不明 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 特に通達はなかった。自分たちの必修で手一杯な者がほとんど。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 ほぼ外国人学生しか見られない。本科生はバスで1時間ほどかかる別の地区を拠点にしている。韓国人学生が一番多く、日本人はその次か次くらいに多い。関西地方から留学必須の大学生が多く来ている。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) クラスによって大きく異なる。二学期とも異なる階級のクラスで過ごしたが、宿題や予習の量が大きく変わった。試験の難易度も、クラスや先生の人柄による (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 指が腫れた時に、学校内の医務室を利用した。治療を受けたというよりは、医師がいなかったため清掃員が勝手に消毒液を持ち出してきた。困った時はほぼ留学生同士で助け合っていたので、そのような施設は利用していない。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 情報全般は、WeChatグループを通して通知された。最初のオリエンテーションのお知らせもそこから得た。内容は、学校紹介やビザ関連の説明、法律、禁止事項、注意喚起など。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航前のテストでクラスが決まる。留学生用のプログラムは、すでに1日の授業が決まっている。選択授業を取りたい場合は、WeChatで今学期の授業一覧があるので、とりたいものがあれば記載されている手順に則って申請する 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 留学自体は、高校生の時から語学力向上のために決意していた。留学期間を半年か一年か悩んでいた時、知り合いの留学経験者達から、半年では物足りないという声があったため、1年間留学へ行くことに決めた。 (2) 留学先を選んだ理由 初めて中国へ行くにあたり、外国人に寛容な上海にすることにした。また気候や食事もより日本に近かった上、都市部なので利便性が高いと考えた。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) hskを受験し、自分の能力がどの程度なのかを確かめた。もっと日常使いのフレーズや用語を学習しておくべきだった。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) ワクチンを接種する。上海は都市部だが、意外と野犬が多い。また、もっと厚手の上着を買っておくべきだった。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 周りの席の人にランダムに話しかけたり、授業内でのディスカッションでも交流の機会はあった。それぞれ国から持ってきたお菓子を交換したこともあった。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと リーディングやリスニングの機会ももちろん多かったが、特にスピーキングの時は自発的に発言することが多かった。先生それぞれに教え方に個性があった。クラスメイトと討論する時が一番楽しかった。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 前期は全く参加しなかったが、後期には小さなイベントに積極的に参加した。申し込み方法はイベントによって異なるが、全てWeChatで詳細が送られてくる。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業外でも、同級生と中国語を使って話していた。地下鉄が安いため、休日は近くの公園や観光スポットへ出掛けていた。博物館や地域系のイベントに行くと、文化的な学びがある。 (9) 留学で達成した最も大きなこと とにかくスピーキング能力が向上した。中国人の友人と対面でコミュニケーションを取れるようになり、わからない言葉があっても、別に表現で言い換えることができるようになった。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 毎日リスニングを欠かさない。そして新しいフレーズを学んだら、自分で声に出すなどしてアウトプットの機会を設けるようにする。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 不測の事態に備えて、早めに出願する。学校によって対応が遅かったり、急に変更点を挙げてきたりする時もあるようなので、随時確認をとる。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 総じて一週間以上はかかった。必要書類やパスポートのページは念のためコピーをして何部か持っておくのがいい。証明写真も何枚か撮っておく。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) trip.com (4) 渡航したルート 東京(成田国際空港)から上海浦東空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) なし。中国人の友人が迎えにきてくれた。現地に頼りのなる人がいないとかなり苦労する上に、怪しいタクシーも存在する(非常に高額など)地下鉄が安心だが、学校へ着くまでかなり慎重に行く必要がある。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学と連携しているホテル「上外迎宾馆」留学書類を書く中で申請の案内があった。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 着いたら、前学期(半年分)の支払いを一括でする。現金で行ったが、現在クレジットカードなどは使用できるか不明。受付のと同じホテル一階にATMのようなものがあり、パスポートで換金や引き出しができる。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 日本から風邪薬や熱冷ましを持って行った方がいい。日本のお菓子も友人との交流を深めてくれる。横断歩道がとても危険なので、バイクが来ないか見てから道を渡る。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 最初に半年分の日本円を全て持って行った。その後、銀行カードを作り、そこにお金を入れて、カードをWeChatやアリペイと紐付けして毎月少しづつ日本円を換金して使っていた。現金も残しておいてもいい。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 中国人の友人が手配を手伝ってくれた。オリエンテーション後に学校でsimカードを購入できることを知った。スマホ関係は、初めて中国へ行く人にとっては大きな難関であると感じた。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内のWi-Fiは強いが、時にパスワードを要求されるので、メモなどに記しておく必要がある。友人は忘れて事務室に行くことになった。ホテルの部屋にWi-Fiはこの上なく弱い、交換しても弱かった。四階までは、学校のWi-Fiが繋がるので、後期は四階にしてもらうようにホテルの人に頼んだ。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 病院にはかかっていないが、先生などに近くのどの病院がおすすめか聞くのがいい。 (5) 日本から持っていくべきもの 現金でも、現地のコンビニやスーパーで購入できるが、上着は厚めのものを持っていく方がいい。乾燥米やふりかけなども、風邪を引いた時に外へ行かなくて済むので便利。共同キッチンは汚れている (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 上海は警察(公安)が多く監視の目が多いため、安心感がある。夜は公園で散歩をしている人も多かった。しかし油断してはいけない(人通りが少ない路地など)。時期によっては、日本語を大きな声で話すのを控えた方がいい(歴史の中で何かが起こった日などを検索する)。一番注意すべきは交通事故。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 学食やデリバリー(ワイマイ)。学食はとても安くて350円ほどで食べられる。デリバリーでも450円から500円くらいで食べられる。白米だけ購入(1.5元)することもできるので、日本からお茶漬などを持って行って、風邪をひいたときはやり過ごした。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) インターネットや中国人の友人 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 交通安全に一番気をつけるべき。道路を渡る時などは事故が非常に多い。特定の記念日に外で大声で日本語を話すことは控えた方がいい。老朽化している建築があるので近くを通る場合は注意。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 進学を希望している (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 大学院探し(検索や現地大学院の情報収集) (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 中国語の文献を読む。特に歴史文化に興味があるため、理解を深めるにはその言語で記された文献も読む必要がある。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 とにかく安全に気をつけてください。時間に限りがある中で事故に巻き込まれたら、やりたいこともできなくなってしまいます。また、風邪を引くと様々な予定が合わなくなってしまいます。次に、何事も自分から参加してください。授業以外の時間も語学の勉強だけでなく、知見を広めるチャンスだと思います。

留学費用
中国 人民元
20.989円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 26,800 562,505円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 515.9 10,828円
通信費 791 16,602円
食費・その他 13,561.66 284,646円
小計 41,668.56 874,581円
航空券
200,000
保険
141,375
ビザ関連費用
10,000
その他
150,000
合計 1,375,956 円