【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1916年 ・学生数 約30,000 ・設置学部 人文大学 社会科学大学 師範大学 自然科学大学 生命工学大学 工科大学 創意ICT工科大学 ソフトウェア大学 経営経済大学 医科大学 薬学大学 赤十字看護大学 芸術大学 芸術工学大学 体育大学 ダヴィンチ教養大学 ・その他 ソウルキャンパス ダビンチキャンパス (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 人文大学国語国文学科 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 基本学部に関係なく履修可能だと思います。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 選択した学部・学科以外の授業も履修可能でした。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 留学生対象の韓国語の授業は履修していました。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 ソウルキャンパスは規模が大きく、建物も比較的綺麗な建物が多いです。大学内にはカフェやコンビニ、美容室や眼科などもあり、大学の周りにも多くの飲食店があるので韓国の大学の雰囲気を存分に味わうことができると思います。 中央大学校は韓国で3番目に留学生を多く受け入れている大学であり、世界各国から来た留学生がたくさんいます。アジア圏では台湾や中国が多いと感じましたが、全国各地から来た日本人の留学生もたくさんいました。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題の有無は授業によって違いました。大体中間試験が終わった後、팀풀(チームプレゼンテーション)があるのですが、ない授業は課題がある場合が多いと思います。 試験は中間試験が無い授業もありました。博物館に行って感想文を書く現地学習の課題も多かったのが印象的でした。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 私は困った時はgcc(Global Community Center)に行き留学生をサポートしてくださるGLAMの方々に聞いていました。また、留学生一人一人にbuddyの方がいるので、困った時はカカオトークなどでも相談できると思います。 学校の相談窓口ももちろんありますし、寮関係のことは寮内に相談できるところがあるので、安心して留学生活を送ることができると思います。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 学期が始まる前にオリエンテーションがあり、学期の終わりには Farewell Ceremonyがありました。 オリエンテーションでは学校内の説明やサークルなどの発表会がありました。Farewell Ceremonyは留学生からGLAMの方々へのビデオレターがあったり一学期間を振り返ることができる式になると思います。最後には修了証書をいただきました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修登録は2回とも日本で行いました。長期休みの間に履修登録があり回線などに不安がありましたが、とても人気な授業でなければスマホでも問題なく履修登録ができました。 授業が始まって1週間は履修変更が可能なので、1回目の授業を受けてみて決めたり友達のおすすめも聞いたりできたので、最終的に履修が大幅に変わるということも全然ありました。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 留学については、大学入学前から考えていました。4年間で本格的に韓国語を勉強するなら、留学をしてより高度な韓国語能力を身につけるのが最善だと思い、また異文化理解も深く身につけ、将来に活かしていきたいと考えたからです。 (2) 留学先を選んだ理由 中央大学校へ留学した先輩はこれまでいなかったので不安があり第一希望にはしていませんでしたが、ソウルの中心にある立地の良さと韓国の中でも有名な大学ということで魅力を感じ、中央大学校を希望しました。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学に行くまでの2年間で韓国語をしっかりと勉強していたので、現地に行ってからも学校内外でスムーズに意思疎通が可能で友達もすぐに作ることができたので、留学前に基礎的なことはしっかりと身につけて行くことができて良かったと思っています。韓国語があまりできない状態で留学に来た留学生も周りにはたくさんいましたが、韓国語をある程度できた方がいろいろなことを吸収できてより学び多い留学になるのではないかと思います。 もう一つは、英語のスピーキング能力をもっと身につけて行ければ良かったと思っています。中央大学校は世界各国から多くの留学生が来ているのでいろんな国の友達を作ることができますが、大体韓国語を話せない人が多かったので英語をもっと話せたら良かったと実感していました。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 留学前にバイトをしてもっとお金を貯めておけば良かったと思います。留学中奨学金はたくさんいただいていましたが、それでも生活費と食費で多くのお金がかかりますし、日本に帰国してからも就活の準備、引っ越しの準備などですぐにバイトを探せる状況ではなく、もっと留学前にバイトを頑張っておけば良かったなと思います。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 日本人の友達は日本人ということで自然と結束力が生まれて仲良くなる機会が多かったです。後は、オリエンテーションで出会ったり、授業やサークルなどを通して友達を作りました。中央大学校はGCCという留学生が集まれる場所があるのでそこでの出会いもありましたし、GCCでGLAMの方達と仲良くなり韓国人の友達もできました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業時間が長かったり、授業の進め方や生徒の雰囲気などで日本とはまた違った感じを感じましたが、良い先生も多く、無事やり切ることができました。 学部の授業などは、より専門的で聞き取れないことも多く一年生の時から受けていないと取れない授業も多くあったので、全体的に履修には少し苦労しました。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) “トモタッチ”という日本語学科が運営しているサークルに入っていました。学期に2回希望した人の中でグループが作られて自由に活動するサークルです。大体学校の近くでご飯を食べてカフェに行ってお話しすることが多かったです。韓国人の方はみんな日本語学科で日本に興味を持ってくれている人たちばかりなので、日韓のいろいろなお話ができて楽しかったです。申し込みはカカオトークでした。トモタッチのグループチャットがあるのでそこに入る必要があります。 また、私は学校側から提供される様々なイベントにも積極的に参加していました。GLAMの方々が運営しているグローバルフェアは日本を宣伝しながら本学生とも他の留学生ともたくさんお話できてとても良い経験でした。また寮に入る人は、寮内での文化交流のイベントもあり、韓国人+留学生という形でグループが作られお金も支給され遊びに行くことができるイベントもあります。他にも本当にいろいろなイベントがあるのですが、こういったお知らせはすべてメールや学校のインスタグラムからお知らせされるので、見逃さないようにチェックしておく必要があります。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 学内で行われるイベントの多さに驚きました。文化祭も規模が大きく、中央大学校での1年間で韓国の大学の感じを十分に満喫することができました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 語学の上達といろんな国の友達ができて世界がより広がったことです。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 韓国語能力についてはまだまだだなと実感しているので、社会に出ても問題なく使えるレベルに至るまで勉強を続けていきたいと思っています。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 指定された順序でしっかりと行えば問題ないと思います。少しでも分からないことがあったら留学課の方に聞きに行くのが1番だと思います。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 大使館の予約はできる限り早く取ることです。用意する書類もかなり多かったので一つ一つ確認して抜けがないようにしっかりと準備することが大切です。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 航空券はすべてTrip.comを利用しました。基本格安でしたが、帰りは荷物が多かったので預け荷物を基準に選びました。 (4) 渡航したルート 成田国際空港ー仁川国際空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 電車でソウル駅まで行き、ソウル駅から大学の寮前までタクシーで行くことが多かったです。寮は大学の1番上にあるので、荷物をいっぱい背負った状態で行くのは大変だと思います。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 2学期とも大学の寮を申請して通りました。前期は長期休み中に申請日がありました。後期は前期中にメールで後期の寮の希望を取るアンケートがあったのでそれで申請した形になりました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 寮費については学期が始まって3ヶ月目の中旬頃にメールで支払いのお知らせがあると思います。そしてその月末までに支払いという形です。あまり時間がないので国際送金をするよりは事前に寮費を現金で持って行った方が良いと思いました。寮費は口座送金となるので、外国人登録ができた時点で大学の下にある우리은행で口座を作りました。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 中央大学校の寮は比較的綺麗だと思います。二人部屋でしたが、勉強机は広く、収納できるスペースも多く、部屋の広さも十分でした。シャワーとトイレが別々なのも良く、寮の部屋について不便を感じたことはほぼありませんでした。 冷蔵庫と電子レンジは各階に一つという感じなので、料理は全くできません。 また、寮には夜中1時までという門限があり、夜まで友達といたりすると意外と門限を越そうになるので注意が必要です。1時を超えて寮に帰ると減点をされるので、1時を越してしまったら5時まで寮には帰れなくなってしまいます。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 主にクレジットカードで生活していました。キオスクなどでたまに使えない時もありましたが、基本どこでも使えます。 口座ができてからは出前を取ったり、友達と割り勘する時など口座送金で楽にできるので口座を使うことも多かったです。日本円を換金して口座に入金すれば良いので、現金をいっぱい持っていくのもおすすめです。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 神田外語大学から勧められたSIMのサイトで最強eSIMを購入し使っていました。最初に前期分を買い、携帯番号が変わるのが嫌だったので結局留学最後まで延長して使いました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 学校内にWi-Fiが通っているので、一度接続してしまえば自由に使えます。 寮の部屋ごとにもWi-Fiがあります。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 私は幸い現地で病院にかかることはありませんでした。日本の薬を多く持って行っていたので体調が悪くなった時は飲み慣れている薬を飲んでいました。 学校内に症状を言えば無料で1日分の薬をくれる場所もあり、利用していた友達も多かったです。 (5) 日本から持っていくべきもの 生活用品は韓国で揃えることはできますが質が合わなかったりするので、シャンプー、歯磨き粉、目薬、ヘアオイル、薬など自分が妥協できない部分は持っていくといいと思います。 あとは、日本のお菓子なども多めに持っていったら外国人の友達にあげることもできるので多めに持っていきました。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 生活していて治安に困ることはほとんどなかったです。治安悪そうな場所は行かないことと、デモが多く起こっていた時期はデモの場所には近づかないようにしていました。大使館からメールでお知らせをもらったり、中央大の先生からも気をつけるように言われたこともありました。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 平日は学食やコンビニで済ませることも多かったです。外食や出前を取るとやはり1000〜2000円ほどはかかっていたと思います。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) ほとんどインターネットから得ていました。 学校のサイトやインスタグラムも何個もあるのでフォローして情報を得ていました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 生活しながら新たに目の当たりにして驚いた文化は特に無かったかなと思います。 全体的にじっとしていては何も得られないなと感じたので、困った時は自分から積極的に助けを求めにいくことが大切だと思います。友達作りも同様だと思います。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 留学の経験を活かせる職に就けたら良いなと考えています。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 企業説明会に参加したりはしていました。後は、SPIやTOEICの参考書を日本から持っていき勉強していました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 語学や異文化理解力を活かして世界と繋がれる職で活躍したいと考えています。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学は語学力だけでなく、それ以上に学べることが本当にたくさんあります。世界の見方や自国の見方、今後の自分の生き方にも大きく影響を与えてくれる経験となると思うので、より開放的に様々なことに積極的にチャレンジすると良いと思います。頑張ってください!
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 2,518,750 | 269,506円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 55,000 | 5,885円 |
交通費 | 320,000 | 34,240円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 10,850,000 | 1,160,950円 |
小計 | 13,743,750 | 1,470,581円 |
航空券 |
100,000
円
|
保険 |
20,000
円
|
ビザ関連費用 |
0
円
|
その他 |
50,000
円
|
合計 | 1,640,581 円 |
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