月次報告書 2024-06
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
タイ語専攻
留学期間
2024-06-01 ~ 2025-03-31
留学種別
交換
生活編
期待を込めすぎてしまったからが故に躓いたスタート

[授業] 中旬からやっと授業が開始し、約半年ぶりに学生生活が再幕開けした。留学生を受け入れていない、と履修を断られてしまった通訳の授業は、どうしても受けたかった授業だから、諦めが悪く先生に直接メールをし、もう一度考え直して頂くように交渉した。有難いことにメールを読んで下さった先生にタイ語力を認められ、履修許可を頂けた。チャンスはやはり自分で作るものなのだな、とこのことを通して実感することができた。もちろん全てが順調であるわけではない、オールタイ語の授業で自身の語学力の不足自覚し、これからが不安になった。能力にあったタイ語を勉強する語学授業を選択すればいい話だが、それはそれで甘えているような気がして、せっかく学部留学をさせて頂いているから、タイ語はもちろん、学問についても深めていきたい。少し厳しい道のりになると実感しながら、二週間が経った。自分のやり方に不安も抱いているが、プライドが高いせいか、今のやり方を諦めたくないという気持ちの方が強い。もちろん、留学仲間からの励ましでなんとか前に進めている。 [気候] 雨季なので、ゲリラ豪雨がほぼ毎日降る。最初は暑くて仕方がなかったタイの天気だが、いつの間にかすっかり慣れてしまい、家にいる時は冷房をつけなくても快適に過ごせるようになった。それでも夕方四時の蒸し暑さに慣れるまで、まだ時間がかかりそう。 [食事] タイ料理に体がまだ慣れていないせいか、消化器官の状態が優れない。趣味の一つに料理があるほど、ご飯を作ることは好きなので、タイ料理以外を食べたくなることを予想して、自炊をすることが許されているコンドミニアムを探した。しかし、IH用の鍋を買い間違てしまい、今月は自炊をすることができなかった。 [生活] 5月末にタイに到着し、最初の一・二週間は生活用品の買い出しと住環境の整頓で忙しかった。どこの国でも新生活を始めるとなると、初期費用がかなりかかるということを実感。物価は日本より断然安いが、それでもかなりの出費になった。詳しくは留学が終わった時の最終まとめレポートに記載しようと思う。母と一緒に渡タイしたから、大学の空港ピックアップサービスは利用しないことにした。母とチェンマイで数日間滞在したのち、タイ語も英語も話せない母を無事に日本へ帰らすために、一緒にバンコクまで戻り、そのままバンコクに数日間滞在し、観光を楽しむことに決めた。 その後、一人でチェンマイに戻ったが、予期せぬ激しいホームシックに陥ってしまった。日本とは全く違うこの環境に戸惑いを感じてしまったのと、家族の元を離れて一人で海外生活をするんだ、という実感が突然湧き上がってきてしまったのだ。母と一緒に過ごした一週間は、まだ「留学生」としての自覚はなく、どちらかというと、自分を「観光客」というポジションに位置づけていたのだと思う。気持ちの整理がつかないまま、屋外にも出ようとせず、自分を部屋に閉じ込めてしまった。その結果、良くなるどころかむしろ拗らせてしまい、毎日起きれば「自分はなんでここにいるんだろう」「どうして留学をすることにしたんだっけ」「留学って辞めれるかな」「親にも心配をかけてるし親不孝だ」と考えていた。 日本にいる友達やお世話になった先生に悩みを打ち明けると、「まだ学校が始まってないからだよ、学校が始まれば友達ができて、きっと来てよかったって思えるよ」と励まされた。そうなることを願いながら、学校が始まるのをひたすら待った。 まさか自分がこんな気持ちになるなんて、留学前は思いもしなかった。日本にいるときも留学生と常に一緒に行動をしていたから、タイ社会にすぐに慣れると思っていた。しかし実際は、コンビニ店員さんのツンとした接客態度ですら、メンタルにダメージを負うほど、日本社会に溶け込み過ぎていた。留学前に先生から「留学に行ってタイのことを苦手になったらどうしよう。」と心配されていた。その時は、「先生心配しすぎだよ!」と明るく返事したが、今同じ質問をされたら、同じように答えられる自信がない。未知の生活に過剰な期待を込め過ぎてしまった結果、現実との落差を感じた時にうまくダメージを回避することができない。来月からは気持ちを入れ替えて、後悔が残らない留学生活を送りたい。

住居形態
アパート
なし
月額費用
タイ バーツ
4.3785円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 10,000 43,785円
水道光熱費 471 2,062円
学費・教材費 300 1,314円
交通費 3,000 13,136円
通信費 263 1,152円
食費・その他 20,000 87,570円
合計 34,034 149,019円
授業編
English for Hospitality Service
ホスピタリティ英語
講義(英語)
270分
英語を使用してポスピタリティー・サービスに従事する際に大事なことを勉強する授業。クラスメイトは約15人ほどで、いろいろな学部から学生が集まっている。授業はオールイングリッシュで行われていて、実際にペアを組んで、ホテルマンとゲストになりきってロールプレイをした。
Thai society and culture
タイの社会と文化
講義(地域言語)
270分
事前にフォームで配布された資料を読み、授業内で資料の要旨の再確認をクラス全体で行ったのち、資料に対する自分の考え方や疑問を全員参加型の質疑応答という形でタイ社会の形成、文化の発展に対しての理解を深めていきました。
Thai for Mass Communication
マスコミュニケーションのためのタイ語
講義(地域言語)
360分
マス・コミュニケーションの定義や、方法、種類についての資料を、十人ほどの少人数クラスで、一緒に読み進めた。次のトピックから細かいジャンルに分けて細かく掘り下げていくため、その準備としてマス・コミュニケーションの基礎の理解を固めた。
Modern World in Everyday Life
日常生活における現代社会
講義(英語)
360分
近代社会への理解を深めるオールイングリッシュの授業。丁度プライドマンスということもあり、最初のトピックは「ジェンダー」について。授業でプライドマンスに関する経験をシェアため、実際にイベントに参加し、授業で討論を深めた。
Interpretation
通訳
講義(地域言語)
360分
日本語専攻の四年生向けに開講されている授業で、これから始まる本格的な通訳課題のためのウォーミングアップとして、通訳の基礎知識、通訳の方法種類、通訳の際のタブー、通訳の能力を高めるのに有効な練習方法について勉強した。
Chinese Translation 2
中国語翻訳
講義(地域言語)
360分
中国語専攻の四年生向けに開講されている、中タイ通訳、翻訳、またはその逆を勉強する授業。授業では、実際に先生から文章を提示されて、その場で一人一文ずつ訳していく。馴染みのない単語は先生が先に学生に予想を聞いてから、丁寧に説明を行っていた。