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プロフィール
ぽーじゃいじゃい
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
タイ語専攻
留学先
タイ王国
/
CHIANG MAI UNIVERSITY
留学期間
2024-06-01 ~ 2025-03-31
留学種別
交換
1~8件目 / 8件中
2025-01
月次報告書1月分
思い出に溢れた八ヶ月目
[授業] 年末年始を挟み、中間テストでスタートを切りました。私が受講している授業で、通常の中間試験はひと科目しかないので、比較的に気が楽でした。年末年始休み、リーディングウィークに中間試験と色々重なり、正式に授業が再開するまで約一ヶ月間もあったので、正直だらついてしまったなという自覚はあります。しかし、中間テストは自身の思っていた倍以上の出来栄えで嬉しかったです。先生にも授業中に褒めていただけて、期末はもっと高い点数を獲得できるように今から備えようと決めました。 [気候] 一月から気温が上がり、暑い気候が戻ってくると聞いていたのですが、まだまだ肌寒い天気が続き、セーターに厚手の上着と、重ね着をしていないと少し物足りない日もありました。月末にもなると、空気がPM2.5で濁り始めたので、出かける際はマスクを必ずつけるように心がけるようになりました。友人から、二月三月が一番空気汚染がひどいので、心の準備をしておいてねと助言をいただきました。 [食事] デリバリーや外食がメインでした。タイにいる間に現地ご飯をたくさん食べておきたいのももちろんそうですが、何よりも、友達と一緒に残りの時間を大事に過ごしたいという思いもあります。 [生活] 年末から友人一家と一緒に旅行に出掛けていました。年始は友人の母の実家で過ごし、勉強や日頃のストレスなどを忘れてのんびりすることができました。今月から友人がバイトを始めて、前みたいにずーーーっと一緒ということがなくなり、前期の時みたいに一人で過ごすデフォルトに戻りつつあります。最初は寂しかったのですが、学期の後半で課題やグループワークで追われ、ごちゃごちゃ考える暇もなく、時間がどんどん過ぎていきます。
タイ王国
CHIANG MAI UNIVERSITY
ぽーじゃいじゃい
アジア言語学科 3年 交換
2024-12
月次報告書12月分
Time flies な7ヶ月目
[授業] 前期より履修している授業が少ない分、前期よりもゆっくりとした時間が作れるのかなと思っていたが、難易度が前期よりかなり難しい授業を履修しているため、課題やクイズで慌ただしく思ったより息抜きする時間が作れないことが判明。自分に負担をかけすぎずに、適度に周りの人に頼ろうと決めました。そう決めた背景には、speakingの授業の実力試験で自身の出来具合がお世辞でもいいとはいえず、今まで蓄積してきたストレスが爆発してしまい、クラスメイトと先生の前で涙が抑えられず、みっともないことに泣いてしまったという出来事がある。今まで迷惑をかけてしまうことばかりを考え、一人で抱え込んで、全て自力で行おうとしていた。しかし、出来ないことを自分だけでなんとかしようとしても、できるようになるはずはなく、永遠に問題として存在し、時限爆弾に姿を変えるだけであった。大人気ないが今回の涙で、ようやく人に頼ることができるようになり、友達との距離も近くなったと感じる。 [気候] まさかタイで「寒い」と口にするとは思ってもいなかった。日中と夜間の気温差が10度近くもあり、朝と夜の体温調節が難しい。どのくらい寒いのかというと、現地学生たちに「ペンギンの部屋」と呼ばれているほどクーラーが効きすぎていることで有名な学内の図書館も、クーラーを消すほどである。来月から徐々に気温が上がっていくみたいで、みなさん寂しそうな様子だった。 [食事] 今月はほぼ毎日友達と会い、外食していました。会わない日に久しぶりに包丁を握るも、辿々しかった。タイにいるのにタイの現地のご飯を食べないのはやはり勿体無いなと感じているので、残りの日々も外食メインで、気分転換で自炊することにした。 [生活] 年末ということもあり、学内はほぼ毎日何かしらのイベントが開催され、あちらこちらでフードトラックが並んでいた。おかげで普段はしない食べ歩きができて幸せ。クリスマスは私がピクニックしたいピクニックしたいとうるさく言っていたからなのか、当日は近くの公園でピクニックをした。友達は初めてのピクニックということでもあり、ノリノリで前日はグループ通話を開催し、抜かりが無い完璧なプランを立てようとしていた。ピクニックの楽しさを覚えてくれたら嬉しいなと内心でニヤニヤしながら、プランを立てるのを私はただただ聞いていた。年末は友達が家族旅行に誘ってくれて、一緒に年越しをした。
タイ王国
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ぽーじゃいじゃい
アジア言語学科 3年 交換
2024-11
月次報告書11月分
気持ち入れ替えるもいきなり壁に、、
[授業] 今月は新学期が始まったばかりということもあり、履修登録で慌ただしい1ヶ月となりました。あらかじめ履修を決めていた科目の教授に履修を断られたり、休日に呼び出され面談をすることになったりと、落ち込む暇もないほど忙しさで目が回りました。当初は六科目履修すると決めていたのですが、最終的には四科目のみ履修、そしてそれも履修を考えていた教科とかなりかけ離れたものです。単位換算のことを考えると心配でたまらなく、いきなりプランが掻き乱されて、ストレスに耐え切らず泣き出してしまったこともありました。私の情熱を感じたからか、最初は冷たいと感じていた事務の方も代替となるような授業を探してくれたり、私の代わりに教授らと連絡をとってくれたりしました。人生企画通りには進まないということを身をもって体験できました。、問題直面した時にいかにそれを乗り越えるのか、逆境をどのようにして生かすのかの大事さについて勉強し、人生の学びを得ることができました。授業では得ることができない学びを今学期は積極的に獲得していきたい。そのため、まずは家に籠ることをやめます。 [気候] 11月初めに日本に一時帰国していました。日本では本格的に寒さが訪れていましたが、ここチェンマイでは今が丁度いい、パーフェクト気候が続いております。寒くもなく、暑くもなく、雨も降らないず、風と日光が心地よい天気な毎日です。もしタイ旅行を考えていて、いつ訪ればいいのか迷った際は、この時期をお勧めします。ロイクラトンなどのイベントも開催されており、気に入ること間違いなしです。 [食事] 今月は忙しかったこともあり、自炊はしませんでした。外食やデリバリーに頼りました。しかし、せっかくタイにいるのですし、前期よりもっとタイの食文化を体験しようと決めました。タイにいてタイフードを堪能しないのはやはり勿体無いですよね。 [生活] ロイクラトン祭り、イーペン祭りは、日本、バンコクで留学している友達がチェンマイに北上してきてくれましたので、観光客が集まるイベント会場ではなく、地元の方々が集まるローカルなお寺などを訪れました。少し事前調査が足りなかったので、またいつか完璧なプランを練た状態でまたリベンジしたいです。 今月行った文化体験としては、無印良品様が開催した、タイの伝統菓子の「カノムタゴー」の作り方を勉強するワークショップに応募し、ありがたいことに300人ほどの応募者の中から10人の参加者として選抜していただけました。普段お菓子作りが好きで、日本にいた頃はよく作っていたのですが、タイの伝統菓子にはまだ未挑戦だったので、貴重な体験になりました。
タイ王国
CHIANG MAI UNIVERSITY
ぽーじゃいじゃい
アジア言語学科 3年 交換
2024-10
月次報告書10月分
いよいよ留学折り返し地点に、、!
[マインド] 留学生活が始まって5ヶ月が経ちました。時間の流れってほんとに早いなと実感しております。改めてこの5ヶ月間を振り返ると、自分の弱さを知ることができた点では、有意義にはなったのではないかと思います。思い描いていた理想な留学生活にすることはできませんでしたが、「人生全てが期待通りにうまくいくわけないよな。」と生き方を学びました。だからこそ、事前の準備、力の抜け加減、自身を客観視することが欠かせないなと改めて実感しました。後期への心構えはすでにできているので、前期の失敗と反省を生かして、前に進もうと思います。 [授業] 今月は期末試験月なので、授業は少なかったです。その代わり各教科で最終プロジェクトなどが課され慌ただしい1ヶ月となりました。最終プロジェクトはグループワークが多かったです。ガツガツ進める訳ではなく、ゆるく、楽しくみんなでタスクをこなしていったので、楽しかったです。期末試験は中間試験と比べて難易度が少し上がっていたが、準備をして臨んだので、悲惨すぎる事態を回避することはできました。 [気候] 雨季が終わり、天気が続きました。ほぼ毎日雨が降っていたのが、快晴の日々に変わり、なんだか心も晴れました。湿気も少なく、過ごしやすかったです。昼頃に室外に出かけ、日光を浴びるようにしていました。空調が効きすぎている部屋で冷えてしまった体が、芯から温まっていく感じがたまらなかったです。 [プライベート] 今月は、友達を誘ってピクニックに行きました。タイは暑く、公園によってはオオトカゲも出現するため、ピクニックをする人はほとんどいません。友達を誘った時も、珍しいアクティビティというコメントを頂きました。私自身がピクニックが大好きなため、絶対にみんなにもピクニックを好きになって欲しいと思い、可愛いレジャーシートを購入し、手作りでケーキを作りました。昼間は流石に日光が強すぎてしまうため、夕方に集合しました。それぞれが持ってきたお菓子をシェアしながら、写真を撮ったり、ゲームをしたりして、4,5時間も公園に滞在しました。みんな楽しい、ピクニック好きになった、またピクニックしたいと言ってくれて、目標達成できた!と心の中で密かに喜んでいました。 今回のピクニックには裏話がありまして、友達が少ない私は、最初は友人の一人だけをピクニックに誘ったのですが、その友人は私がなかなか友達を作る勇気が出せないのを知ってくれていまして、これを機にいろんな人を誘いな!と背中を押してくれたのです。でなければ、こんなに多人数でピクニックに行くこともできませんした。今回の出来事を通して、自分自身を勇気づけて、積極的に他人と関わる機会を作ることは最初は困難かもしれないが、勇気を振り絞る価値は大いにあるということを学びました。後期もこの気持ちを大切に、強くなりたいと思います。
タイ王国
CHIANG MAI UNIVERSITY
ぽーじゃいじゃい
アジア言語学科 3年 交換
2024-09
月次報告書9月分
気分複雑な四ヶ月目
[授業] 学期終盤に差し掛かっているため、どの授業もシラバスのスケジュールに間に合うように、授業スピードを上げてきている気がする。そして、どの学部でも、学科でも課題でヒーヒーいっている声があちこちから聞こえる。 [気候] 今月は雨季のお尻に差し掛かったのか、一段と雨の頻度と勢いがが上がった。深夜に雨が地面をうつ音で目が覚めてしまうほど、ちなみに私は七階住みだが、それでもよく聞こえるほど。雨が降らない間の日差しが強く、今月は太陽アレルギーを起こしてしまい、慌てて薬を塗布して対処した。今月に入ってから、急遽日焼けが進んだ気がする。 [食事] 今月は、あまり外食には行かずに、自炊を心がけた。今月は課題が多く、ストレス過食から、体がみるみる丸みを帯びてきているため、食生活を改善しようと、ヘルシーなレシピを検索し、試したりしたが、私の問題は食事スタイルに問題があるのではなく、量に問題があるのだなと再認識。いくらヘルシーなものでも、食べ過ぎたら意味ないと。それにしても、やはり自炊の方がお金がかかるのが、タイ。 [課外活動] 今月はタイの伝統舞踊&楽器サークルが開催した、募金を募るためのパフォーマンスイベントに参加した。タイにきてから、初のステージだったため、多少は緊張した。開催場所は、学校にある「アンゲーオ」という湖のそばの芝地だった。ここは学内イベントで御用達の場所であり、よくイベントが開催されているのを見かける。イベントというと、タイの大学は、ほぼ毎週のようにどこかでイベントが開催される。イベントの開催者は学生団体が基本である。自分たちでスポンサーを探したり、MCを務めたり、宣伝を行う。この行動力を、私も身につけたいものです。話が逸れてしまったが、タイの社交ダンス?を今回一年生たちと一緒に踊った。準備時間は数週間で、週に二日間集まって、先輩に振り付けを見てもらいながらひたすら、繰り返して練習した。イベント当日は、昼頃に部室に集合し、先輩が髪型、メイク、そして衣装の着付けを担当。私は髪が短いため、本来女性は髪型を綺麗なお団子にしなくてはならないのだが、仕方なく、耳掛けで妥協することに。KUISでもドントリー・ラムタイ愛好会に所属しているが、本場で学び、本場の人と一緒にパフォーマンスをすることは、なかなかできることではないなので、今度も募集がかかったら、応募しようと思う。
タイ王国
CHIANG MAI UNIVERSITY
ぽーじゃいじゃい
アジア言語学科 3年 交換
2024-08
月次報告書8月分
あっという間に三ヶ月が過ぎた
[授業] 今月は中間試験があった。私が交換留学をさせて頂いてるチェンマイ大学には、試験週間の前に自習ウィークという授業がない期間が設けられている。この自習ウィークから中間試験ウィークが終わるまで、まるまる二週間かかる。教科によって試験があるかどうかが変わってくるため、人によっては二週間まるまる休みのパターンも存在する。実際にこの時期を利用して帰省したり、旅行をしたりする知人も数多くいた。私は三科目試験があったので、初めて迎えるこの自習ウィークに戸惑いを感じながら、カフェにこもって出来そうな勉強を考えながら、試験に備えた。思ったより試験結果がよく、安心したのも後の話。試験は試験時間と試験教室が予め決められていて、学校のWebページで、自分の学籍番号で検索すると、リストになって出てくる。試験時間はなんと、3時間!なんだか高校受験や大学受験を思い出させる。この二週間の間だけ、大学の図書館は24時間オープンで、友達と約束して図書館に泊まり込みで勉強する友人もいた。 [気候] 以前より雨が降る頻度が少なくなった気がする。気温は相変わらず日本より低いので、過ごしやすい。雨が降らない日の昼間の太陽は、湿気が少ないため、体で浴びると、冷房で冷えた体が奥から温まる気がして心地よい。 [食事] 今月から本格的に自炊を始めた。タイは外食の方が安く手っ取り早いが、趣味である料理はやはり手放したくない。自炊ができるように、わざわざキッチン付きの部屋を探して契約したくらいだから。家で作るのは基本的に中華料理が多い。炊飯器がないため、オンラインショッピングアプリ「LAZADA」で日本の電チンご飯を大量購入している。 [日々の生活] ・今月は、渡タイして三ヶ月目になったので、ビザの延長を行った。大学から資料をいただき、近くの移民局の混雑状況を調べ、一番利用者が少ない移民局を特定し、当日朝早くから移民局に向かった。9時ごろに受付番号を受け取り、何事もスムーズだ、事前にたくさん調べておいてよかった、と喜んでいたのも束の間。ビザ更新手続きの最後のステップで、大学からいただいた書類に不備が存在していて、学校の印鑑が押されていない書類が3枚ほどあると指摘された。今すぐ大学に戻って印鑑をもらってくれば、ビザを発行してあげると案内され、すぐに大学に連絡し、報告した。大学の職員から、他の留学生は印鑑がなくても手続きが出来ているという返信を受け取った私は、交通費を節約したいため、そのことを移民局のスタッフに確認すると、スタッフさんは怒ってしまい、移民局オフィスで軽い言い合いになってしまった。移民局によって、手続きの基準が異なることに疑問を抱きつつ、大学に戻って印鑑を押して貰い、なんとか移民局の昼休憩前にビザを発行して頂けた。初めてのケースに大学の職員も戸惑っていた。 ・思い返すと、八月はトラブルが多発していた月だったなと思う。八月に入ってすぐに、日本の銀行のデビットカードが不正利用されていることが発覚した。発覚したのが寝ようとしていた深夜だったため、緊張のあまりあまりよく眠れなかった。翌日銀行や引き落とし先に連絡し、調査を依頼したり、カードを止めてもらった。国際電話をかけるしかなったので、今月の電話代は少し高くなってしまった。
タイ王国
CHIANG MAI UNIVERSITY
ぽーじゃいじゃい
アジア言語学科 3年 交換
2024-07
月次報告書7月分
少しずつ慣れてきた二ヶ月目
[授業] あっという間に授業開始から一ヶ月半が経った。日本で自分が受けてきた受動的な授業とは全く違い、問いかけや話し合いが沢山設けられている、学生を巻き込むような授業雰囲気にも少し慣れてきた。そこで新しく見えてきた自分の課題として、知識をただ取り入れている機械になってしまっている気がする。そのため、どうしてこの授業を受けることにしたのか、自分はこの授業を受けることによって、何が得られるのか、疑問に思うようになった。悪く言えば、成長していないし、ここにいる意味がわからなくなってきてしまっているということである。新しい環境に疲れてしまったのか、それとも、本来気づくべきことにやっと気付いたのか分からないが、今後自分の大学生としての行動をよく考えるきっかけにはなった。授業をただ受けて、聞いたことをインプットするだけでは、もちろん成長しないし、自分の世界は狭いままな気がする。もっと広範囲に目を広げて、授業で習ったことを応用して社会を見たり、世界に興味を持つ必要があると自覚した。留学にくる前は、外大生ということで、新しく習得する言語に必死になり、言語以外に力をあまり入れてこなかった。しかし、学部生として留学が始まり、言語はできていることが前提なので、もちろんその面でも苦労しているが、それ以前に、言語以外の授業の受け方をわかっていないため、環境適応にかなり時間がかかってしまっている。それに伴って自信を失っていく一方。問題点が多すぎるから、どこから解決したらいいのかわからなくて、結局何もできずに、低いモチベーションのままとりあえず授業を受けている気がする。 [気候] まだまだ雨季なので、ほぼ毎日雨が降っている。けど、そのおかげで日々涼しくなってきている気がする。こっちは28度だが、日本は36度と知ったとき、どっちが熱帯かわからなくなった。 [食事] 今月は、気分転換も交えて、自炊を始めた。趣味に料理がランキング入りしているくらい、料理が好きだから、力がある日、気分が落ち込んだ日、家から出たくない日は自炊してる。こっちで炊飯器を買う予定はないから、ネットで日本のレンチンして食べられる白米を買った。 [課外活動] 今月は課外活動をに沢山参加し、自分に少し勇気をつけることができた。その中で最も自分に影響を与えたイベントについて書きたいと思う。 先月人文学部の公式ページで高校生向けのオープンキャンパスに近い、学部のことがより理解できる、「ヒュマニタス」というイベントの中央スタッフを募集しているという情報を見つけ、思い切って応募した。すると、代表の方から、会議やイベントはタイ語100%で行われるから、それに値するタイ語力を携えているか確認された。その時は自分でも、どれくらいタイ語を話せるのかわからなかったため、確かな答えを出すことができなかった。すると、先輩は先生に相談するから、返事を待って欲しいと言い、保留にされた。一ヶ月ほど連絡がこないままイベント一週間前になり、静かに断られたんだなと思っていたら、先輩から久しぶりに連絡が来て、スタッフになることを許可してくれた。本当に夢なんじゃないかと思った。会議に出席し、内容を8割理解できている自分に驚き、留学に来てから初めて、前に向かっていると実感した。イベント当日は、フォトブース担当で、一人で整列を担当した。人数を確認したり、秩序を作ったりという対して難しくない仕事だが、時々高校生から受けた質問に答えたり、雑談したりして、自分でも生き生きしていると感じた。留学にくる前、学校でCAのバイトもしていたおかげで、すぐに仕事に馴染むことができたし、学校のために、高校生のために、動いていることがCAの仕事内容と似ていて、どこか懐かしい気もした。イベント後、同じ部門で別のポジションで動いていた先輩から、留学生なの忘れてたと言われ、仕事っぷりを認められた気がして嬉しくなった。この日の笑顔は心の底からの本当の笑顔だったと思う。ちゃんと生きた心地がして、これから八ヶ月もある留学生活に希望を持つことができた。こういった機会を沢山探して、様々な経験を重ねて、留学が終わった時に悲しいことも、楽しいことも、苦しいことも、全部ひっくるめて、自分らしい留学生活だったなと言えるようにしたい。
タイ王国
CHIANG MAI UNIVERSITY
ぽーじゃいじゃい
アジア言語学科 3年 交換
2024-06
月次報告書6月分
期待を込めすぎてしまったからが故に躓いたスタート
[授業] 中旬からやっと授業が開始し、約半年ぶりに学生生活が再幕開けした。留学生を受け入れていない、と履修を断られてしまった通訳の授業は、どうしても受けたかった授業だから、諦めが悪く先生に直接メールをし、もう一度考え直して頂くように交渉した。有難いことにメールを読んで下さった先生にタイ語力を認められ、履修許可を頂けた。チャンスはやはり自分で作るものなのだな、とこのことを通して実感することができた。もちろん全てが順調であるわけではない、オールタイ語の授業で自身の語学力の不足自覚し、これからが不安になった。能力にあったタイ語を勉強する語学授業を選択すればいい話だが、それはそれで甘えているような気がして、せっかく学部留学をさせて頂いているから、タイ語はもちろん、学問についても深めていきたい。少し厳しい道のりになると実感しながら、二週間が経った。自分のやり方に不安も抱いているが、プライドが高いせいか、今のやり方を諦めたくないという気持ちの方が強い。もちろん、留学仲間からの励ましでなんとか前に進めている。 [気候] 雨季なので、ゲリラ豪雨がほぼ毎日降る。最初は暑くて仕方がなかったタイの天気だが、いつの間にかすっかり慣れてしまい、家にいる時は冷房をつけなくても快適に過ごせるようになった。それでも夕方四時の蒸し暑さに慣れるまで、まだ時間がかかりそう。 [食事] タイ料理に体がまだ慣れていないせいか、消化器官の状態が優れない。趣味の一つに料理があるほど、ご飯を作ることは好きなので、タイ料理以外を食べたくなることを予想して、自炊をすることが許されているコンドミニアムを探した。しかし、IH用の鍋を買い間違てしまい、今月は自炊をすることができなかった。 [生活] 5月末にタイに到着し、最初の一・二週間は生活用品の買い出しと住環境の整頓で忙しかった。どこの国でも新生活を始めるとなると、初期費用がかなりかかるということを実感。物価は日本より断然安いが、それでもかなりの出費になった。詳しくは留学が終わった時の最終まとめレポートに記載しようと思う。母と一緒に渡タイしたから、大学の空港ピックアップサービスは利用しないことにした。母とチェンマイで数日間滞在したのち、タイ語も英語も話せない母を無事に日本へ帰らすために、一緒にバンコクまで戻り、そのままバンコクに数日間滞在し、観光を楽しむことに決めた。 その後、一人でチェンマイに戻ったが、予期せぬ激しいホームシックに陥ってしまった。日本とは全く違うこの環境に戸惑いを感じてしまったのと、家族の元を離れて一人で海外生活をするんだ、という実感が突然湧き上がってきてしまったのだ。母と一緒に過ごした一週間は、まだ「留学生」としての自覚はなく、どちらかというと、自分を「観光客」というポジションに位置づけていたのだと思う。気持ちの整理がつかないまま、屋外にも出ようとせず、自分を部屋に閉じ込めてしまった。その結果、良くなるどころかむしろ拗らせてしまい、毎日起きれば「自分はなんでここにいるんだろう」「どうして留学をすることにしたんだっけ」「留学って辞めれるかな」「親にも心配をかけてるし親不孝だ」と考えていた。 日本にいる友達やお世話になった先生に悩みを打ち明けると、「まだ学校が始まってないからだよ、学校が始まれば友達ができて、きっと来てよかったって思えるよ」と励まされた。そうなることを願いながら、学校が始まるのをひたすら待った。 まさか自分がこんな気持ちになるなんて、留学前は思いもしなかった。日本にいるときも留学生と常に一緒に行動をしていたから、タイ社会にすぐに慣れると思っていた。しかし実際は、コンビニ店員さんのツンとした接客態度ですら、メンタルにダメージを負うほど、日本社会に溶け込み過ぎていた。留学前に先生から「留学に行ってタイのことを苦手になったらどうしよう。」と心配されていた。その時は、「先生心配しすぎだよ!」と明るく返事したが、今同じ質問をされたら、同じように答えられる自信がない。未知の生活に過剰な期待を込め過ぎてしまった結果、現実との落差を感じた時にうまくダメージを回避することができない。来月からは気持ちを入れ替えて、後悔が残らない留学生活を送りたい。
タイ王国
CHIANG MAI UNIVERSITY
ぽーじゃいじゃい
アジア言語学科 3年 交換
1~8件目 / 8件中