[授業] あっという間に授業開始から一ヶ月半が経った。日本で自分が受けてきた受動的な授業とは全く違い、問いかけや話し合いが沢山設けられている、学生を巻き込むような授業雰囲気にも少し慣れてきた。そこで新しく見えてきた自分の課題として、知識をただ取り入れている機械になってしまっている気がする。そのため、どうしてこの授業を受けることにしたのか、自分はこの授業を受けることによって、何が得られるのか、疑問に思うようになった。悪く言えば、成長していないし、ここにいる意味がわからなくなってきてしまっているということである。新しい環境に疲れてしまったのか、それとも、本来気づくべきことにやっと気付いたのか分からないが、今後自分の大学生としての行動をよく考えるきっかけにはなった。授業をただ受けて、聞いたことをインプットするだけでは、もちろん成長しないし、自分の世界は狭いままな気がする。もっと広範囲に目を広げて、授業で習ったことを応用して社会を見たり、世界に興味を持つ必要があると自覚した。留学にくる前は、外大生ということで、新しく習得する言語に必死になり、言語以外に力をあまり入れてこなかった。しかし、学部生として留学が始まり、言語はできていることが前提なので、もちろんその面でも苦労しているが、それ以前に、言語以外の授業の受け方をわかっていないため、環境適応にかなり時間がかかってしまっている。それに伴って自信を失っていく一方。問題点が多すぎるから、どこから解決したらいいのかわからなくて、結局何もできずに、低いモチベーションのままとりあえず授業を受けている気がする。 [気候] まだまだ雨季なので、ほぼ毎日雨が降っている。けど、そのおかげで日々涼しくなってきている気がする。こっちは28度だが、日本は36度と知ったとき、どっちが熱帯かわからなくなった。 [食事] 今月は、気分転換も交えて、自炊を始めた。趣味に料理がランキング入りしているくらい、料理が好きだから、力がある日、気分が落ち込んだ日、家から出たくない日は自炊してる。こっちで炊飯器を買う予定はないから、ネットで日本のレンチンして食べられる白米を買った。 [課外活動] 今月は課外活動をに沢山参加し、自分に少し勇気をつけることができた。その中で最も自分に影響を与えたイベントについて書きたいと思う。 先月人文学部の公式ページで高校生向けのオープンキャンパスに近い、学部のことがより理解できる、「ヒュマニタス」というイベントの中央スタッフを募集しているという情報を見つけ、思い切って応募した。すると、代表の方から、会議やイベントはタイ語100%で行われるから、それに値するタイ語力を携えているか確認された。その時は自分でも、どれくらいタイ語を話せるのかわからなかったため、確かな答えを出すことができなかった。すると、先輩は先生に相談するから、返事を待って欲しいと言い、保留にされた。一ヶ月ほど連絡がこないままイベント一週間前になり、静かに断られたんだなと思っていたら、先輩から久しぶりに連絡が来て、スタッフになることを許可してくれた。本当に夢なんじゃないかと思った。会議に出席し、内容を8割理解できている自分に驚き、留学に来てから初めて、前に向かっていると実感した。イベント当日は、フォトブース担当で、一人で整列を担当した。人数を確認したり、秩序を作ったりという対して難しくない仕事だが、時々高校生から受けた質問に答えたり、雑談したりして、自分でも生き生きしていると感じた。留学にくる前、学校でCAのバイトもしていたおかげで、すぐに仕事に馴染むことができたし、学校のために、高校生のために、動いていることがCAの仕事内容と似ていて、どこか懐かしい気もした。イベント後、同じ部門で別のポジションで動いていた先輩から、留学生なの忘れてたと言われ、仕事っぷりを認められた気がして嬉しくなった。この日の笑顔は心の底からの本当の笑顔だったと思う。ちゃんと生きた心地がして、これから八ヶ月もある留学生活に希望を持つことができた。こういった機会を沢山探して、様々な経験を重ねて、留学が終わった時に悲しいことも、楽しいことも、苦しいことも、全部ひっくるめて、自分らしい留学生活だったなと言えるようにしたい。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 10,000 | 41,527円 |
水道光熱費 | 486 | 2,018円 |
学費・教材費 | 124 | 515円 |
交通費 | 1,364 | 5,664円 |
通信費 | 2,417 | 10,037円 |
食費・その他 | 12,166 | 50,522円 |
合計 | 26,557 | 110,283円 |