月次報告書 2024-07
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
タイ語専攻
留学期間
2024-06-01 ~ 2025-03-31
留学種別
交換
生活編
少しずつ慣れてきた二ヶ月目

[授業] あっという間に授業開始から一ヶ月半が経った。日本で自分が受けてきた受動的な授業とは全く違い、問いかけや話し合いが沢山設けられている、学生を巻き込むような授業雰囲気にも少し慣れてきた。そこで新しく見えてきた自分の課題として、知識をただ取り入れている機械になってしまっている気がする。そのため、どうしてこの授業を受けることにしたのか、自分はこの授業を受けることによって、何が得られるのか、疑問に思うようになった。悪く言えば、成長していないし、ここにいる意味がわからなくなってきてしまっているということである。新しい環境に疲れてしまったのか、それとも、本来気づくべきことにやっと気付いたのか分からないが、今後自分の大学生としての行動をよく考えるきっかけにはなった。授業をただ受けて、聞いたことをインプットするだけでは、もちろん成長しないし、自分の世界は狭いままな気がする。もっと広範囲に目を広げて、授業で習ったことを応用して社会を見たり、世界に興味を持つ必要があると自覚した。留学にくる前は、外大生ということで、新しく習得する言語に必死になり、言語以外に力をあまり入れてこなかった。しかし、学部生として留学が始まり、言語はできていることが前提なので、もちろんその面でも苦労しているが、それ以前に、言語以外の授業の受け方をわかっていないため、環境適応にかなり時間がかかってしまっている。それに伴って自信を失っていく一方。問題点が多すぎるから、どこから解決したらいいのかわからなくて、結局何もできずに、低いモチベーションのままとりあえず授業を受けている気がする。 [気候] まだまだ雨季なので、ほぼ毎日雨が降っている。けど、そのおかげで日々涼しくなってきている気がする。こっちは28度だが、日本は36度と知ったとき、どっちが熱帯かわからなくなった。 [食事] 今月は、気分転換も交えて、自炊を始めた。趣味に料理がランキング入りしているくらい、料理が好きだから、力がある日、気分が落ち込んだ日、家から出たくない日は自炊してる。こっちで炊飯器を買う予定はないから、ネットで日本のレンチンして食べられる白米を買った。 [課外活動] 今月は課外活動をに沢山参加し、自分に少し勇気をつけることができた。その中で最も自分に影響を与えたイベントについて書きたいと思う。 先月人文学部の公式ページで高校生向けのオープンキャンパスに近い、学部のことがより理解できる、「ヒュマニタス」というイベントの中央スタッフを募集しているという情報を見つけ、思い切って応募した。すると、代表の方から、会議やイベントはタイ語100%で行われるから、それに値するタイ語力を携えているか確認された。その時は自分でも、どれくらいタイ語を話せるのかわからなかったため、確かな答えを出すことができなかった。すると、先輩は先生に相談するから、返事を待って欲しいと言い、保留にされた。一ヶ月ほど連絡がこないままイベント一週間前になり、静かに断られたんだなと思っていたら、先輩から久しぶりに連絡が来て、スタッフになることを許可してくれた。本当に夢なんじゃないかと思った。会議に出席し、内容を8割理解できている自分に驚き、留学に来てから初めて、前に向かっていると実感した。イベント当日は、フォトブース担当で、一人で整列を担当した。人数を確認したり、秩序を作ったりという対して難しくない仕事だが、時々高校生から受けた質問に答えたり、雑談したりして、自分でも生き生きしていると感じた。留学にくる前、学校でCAのバイトもしていたおかげで、すぐに仕事に馴染むことができたし、学校のために、高校生のために、動いていることがCAの仕事内容と似ていて、どこか懐かしい気もした。イベント後、同じ部門で別のポジションで動いていた先輩から、留学生なの忘れてたと言われ、仕事っぷりを認められた気がして嬉しくなった。この日の笑顔は心の底からの本当の笑顔だったと思う。ちゃんと生きた心地がして、これから八ヶ月もある留学生活に希望を持つことができた。こういった機会を沢山探して、様々な経験を重ねて、留学が終わった時に悲しいことも、楽しいことも、苦しいことも、全部ひっくるめて、自分らしい留学生活だったなと言えるようにしたい。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
タイ バーツ
4.1527円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 10,000 41,527円
水道光熱費 486 2,018円
学費・教材費 124 515円
交通費 1,364 5,664円
通信費 2,417 10,037円
食費・その他 12,166 50,522円
合計 26,557 110,283円
授業編
English for Hospitality Service
ホスピタリティ英語
講義(英語)
630分
今月はホテルで働くことを仮定として、実際にトラブルなどが発生した際の適切な処理の仕方を細かく、ケースごとに細かく分けて勉強した。ペアを組んで実際にロールプレイして、座学で習った内容をアウトプットする機会も設けられた。
Thai society and culture
タイの社会と文化
講義(地域言語)
630分
タイの大学にある、「ラップノーン」「ワーク」という伝統行事を切り口に、タイ社会の変化について勉強した。現代の「ラップノーン」と昔の初期の頃の「ラップノーン」を比較し、タイ社会の男女差、社会状況、価値観の変化について理解を深めた。
Thai for Mass Communication
マスコミュニケーションのためのタイ語
講義(地域言語)
630分
メディアの中で、いわゆる紙媒体に分類される新聞等の特徴について勉強した。テーマ最初の授業で担当グループがこのテーマで学ぶことを事前に配布されている教科書を基にプレゼンをし、その後、数回の授業に分けて、新聞に使われる言葉、フォーマット等について細かく分析したのち、テーマ最終授業で実際に自分たちで作成した新聞をプレゼンをした。
Modern World in Everyday Life
日常生活における現代社会
講義(英語)
720分
グローバリゼーション、コンシューマライゼーション/ミニマリスト、近代メディア、リスク社会について勉強した。講義の終盤ではいつも、ペアやグループを組んで、授業内容を踏まえて、現代社会について討論する時間が設けられている。
Interpretation
通訳
講義(地域言語)
720分
ビジネス業界や、銀行での手続きを行う際に実際に使用される表現や語彙を、demoを利用して、ノートテイキングを鍛えると同時に、通訳を練習した。授業は実践が多く、動画を視聴した後、ペアを組み、自分がノートテイキングをしたものだけを頼りに内容をペアに通訳する。
Chinese Translation 2
中国語翻訳
講義(地域言語)
720分
翻訳という授業名だが、通訳も同時に勉強する。先生が用意してきた資料にアクセスし、語彙を説明されたあと、先生が話す内容を耳で聞いてその場で対象言語に通訳するアクティビティも組み込まれている。ペアを組み、開会式をテーマに、タイ語と中国語の開式の辞を考え、授業で発表する課題があった。