12月に入り、気候はより一層暑くなり、まさに夏本番といった様子になった。日中は強い日差しが照りつける一方で、午後になると突然の雨に見舞われることも多く、ブラジル特有の夏の天気を感じる毎日だった。 精神的には、11月までの落ち込みから少しずつ回復の兆しが見えてきた。まだ完全に元の生活リズムに戻ったとは言えないが、できる限り授業にも参加し、外出の機会も増やすよう努めた。生活のなかに「小さな達成感」を積み重ねることで、自信を取り戻しつつある。 この月は、留学生活の最後の月でもあった。精神的に厳しい時期が続いていた中で、ここまでやりきれたのは、周囲の支えがあってこそだったと改めて実感した。特に他の日本人留学生たちの存在は大きく、何か困ったことがあれば声をかけてくれたり、一緒に食事をしたりと、心のよりどころになってくれた。彼らの温かさと気遣いに何度も救われた。 学業面では、すべての授業に十分に対応できたわけではないが、その中の一つの授業については、何とか最後まで出席し、レポートを提出することができた。今の自分にできる範囲で、精一杯取り組めたことに対して、ささやかながら達成感と安心感を得ることができた。 12月は、「すぐに結果を求めすぎず、一歩ずつ進む」ことを意識した月であり、同時にこの留学生活を振り返る大切な時間でもあった。体調を崩したことで、健康と心のバランスの大切さを学ぶ貴重な経験となった。限界も感じたが、それ以上に、支えてくれる人の存在や、小さな一歩の重みを実感できたことが、何よりの財産であると感じている。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 950 | 23,297円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 800 | 19,618円 |
通信費 | 50 | 1,226円 |
食費・その他 | 5,000 | 122,615円 |
合計 | 6,800 | 166,756円 |