Togo(Angelo)の報告書一覧
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2024-02-01 ~ 2024-12-31
留学種別
交換
1~10件目 / 11件中
2024-12
12月に入り、気候はより一層暑くなり、まさに夏本番といった様子になった。日中は強い日差しが照りつける一方で、午後になると突然の雨に見舞われることも多く、ブラジル特有の夏の天気を感じる毎日だった。 精神的には、11月までの落ち込みから少しずつ回復の兆しが見えてきた。まだ完全に元の生活リズムに戻ったとは言えないが、できる限り授業にも参加し、外出の機会も増やすよう努めた。生活のなかに「小さな達成感」を積み重ねることで、自信を取り戻しつつある。 この月は、留学生活の最後の月でもあった。精神的に厳しい時期が続いていた中で、ここまでやりきれたのは、周囲の支えがあってこそだったと改めて実感した。特に他の日本人留学生たちの存在は大きく、何か困ったことがあれば声をかけてくれたり、一緒に食事をしたりと、心のよりどころになってくれた。彼らの温かさと気遣いに何度も救われた。 学業面では、すべての授業に十分に対応できたわけではないが、その中の一つの授業については、何とか最後まで出席し、レポートを提出することができた。今の自分にできる範囲で、精一杯取り組めたことに対して、ささやかながら達成感と安心感を得ることができた。 12月は、「すぐに結果を求めすぎず、一歩ずつ進む」ことを意識した月であり、同時にこの留学生活を振り返る大切な時間でもあった。体調を崩したことで、健康と心のバランスの大切さを学ぶ貴重な経験となった。限界も感じたが、それ以上に、支えてくれる人の存在や、小さな一歩の重みを実感できたことが、何よりの財産であると感じている。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-11
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-10
月次報告書10月分
10月 ー精神不調ー
10月の気温はほぼ夏と言って良いほど暑い。しかし、日本のような湿気が多い、むしむしとした暑さではないのが救いだ。だが、サンパウロは夏になると雨が多くなり、午前中は晴れていても、午後に突然土砂降りになることが非常に多い。僕の住んでいる共同住宅は家賃の割に、停電が少なく、他の日本人留学生たちが住んでいる場所と比べても極端に少なかった。イメージ的には他の家で4回停電があれば、この家で1回なるぐらいの頻度だ。そのためこの月も大規模な停電は一回しか起こらず、快適に暮らすことができた。停電になり一番困るものはシャワーである。ブラジルはシャワーのお湯は電気で作っているために、停電すると水しか使うことができない。夏とは言え、夜は少し涼しくなるので、水のシャワーはできれば避けたいところである。 さて、今月は、9月の充実した生活とは正反対のものとなった。端的に言えば、落ち込み、何に対してもやる気が出ず、部屋に引き篭もる生活となった。原因と考えられることは、大きわけて2つある。それは、ブラジル生活の疲れである。意外にも、ここまで悩むことは何度かあったが、何となく適用することができていた。しかし、それはブラジルだから、ブラジル人のようにしなければならないと、色々な新しいことを受けいれ、ブラジルに染まろうとしすぎていたのだと思う。そのため、その時はお見過ごしていた、違和感やストレスが、ここに来て、どっと出たのだと思う。2つ目は、一緒に暮らしていた仲が良かったブラジル人の友達が、日本に行ってしまったことだろう。居なくなって気づいたのだが、彼は自分が思っていた以上に僕の精神的支柱であり、生活を支えてくれていたのだ。彼はブラジル人でありながら、日本人のような細やかな気遣いがあり、ポルトガル語がすごく上手い日本人と話しているような感覚であった。だから、彼と話すときはリラックして、ありのままで話すことができた。もちろん僕は他にも学科の人など多くの友達ができていたが、その友達と話すときは、少し気が抜けない感覚があった。これらの2つの原因で、引きこもるようになってしまった。来月はしっかりと授業にも参加できるように頑張りたいと思う。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-09
月次報告書9月分
9月ー安定と充実ー
9月になり、肌寒さもなくなり、ほとんど半袖半ズボンで過ごすことが多くなってきた。今月は履修が確定してから、2週間が経ち、新しい履修のサイクルにも慣れてきた。朝に朝食を大学の学食でとり、その後に瞑想やバレーボールのクラスにいき、その後、午後の大学の講義などを受け、また夕食を大学でとる良いサイクルで生活することができた。また、新しいことしては、一緒に暮らしている友達と医学部、薬学部向けのシンポジウムに行くことができた。大学で受けている講義の内容とはまた違うもので、とても興味深く楽しむことができた。大きな変化としては、9月の末に一緒に暮らしている中の良い友達が、日本に留学に行ってしまったということだ。彼には本当にお世話になった。彼と私は休日でも、食費の節約のために学食まで食べに行ったり、一緒に海に行ったりした。また、授業でもわからないことがあると、彼に質問したりして、学業面でもとても助けてくれた。そんな友達が日本に行ってしまったことで、一抹の寂しさと消失感を感じた。9月は比較的に充実した良い月ではあったが、それと同時に一番仲が良かったブラジル人の友達がいなくなってしまい、これからに不安を感じる月となった。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-08
月次報告書8月分
新しい学期
季節的には冬になるが、日本の感覚で言うと春や秋ぐらいの気候で比較的過ごしやすい。服装も長袖一枚に長ズボンを履けば、寒さを感じることなく過ごすことができる。それに、日中は長袖では暑い日の方が多く、日中と朝夜の寒暖差があるのでそこには注意が必要である。 サンパウロ大学は8月5日から正式に後期の授業が開始した。前期のように最初の1週間は授業がないなんてことはなく、しっかり授業が初日からあったことには安堵した。また履修方法は、前期と変わらず、2週間のお試し期間があり、その間に自分が気になった授業を見て回ることができる。同じタイトルの授業でも、先生により課題や授業内容が違うので、そこを比較することができる期間があることは非常にありがたい。また前期の教訓から、履修登録は本当に早い者勝ちなため、履修登録日は登録開始時間丁度にサイトにアクセスできるように準備しておいた。その甲斐もあって、前期のように取りたい授業を逃すことなく、取ることができた。また前期と変わったことは2つある。一つ目は日本人留学生が9人になったことだ。前期は4人しかいなかったのでこれは、とても心強く嬉しいことだった。海外留学に言語習得、上達を目的にいく人たちは必ず悩む問題は、現地で日本人とどの程度交流を持って、関わって行くかだろう。僕が留学していて思ったことは、100%日本人から離れて、現地の人たちとだけ関わって行くことはかなり難しいということだ。それに日本人の友達を作った方が在留資格の申請や銀行の口座開設、履修登録などお互い同じ状況で情報を交換し合いながらやることができる。多くの場合、ブラジル人はこのような、留学生だけがやらなければならない細かいことにそれほど詳しくない。だから、聞いてもわからないことが多く、毎回国際戦略部のようなところに聞きに行かなくてはならない。そういった面では、すでに知っている日本人から聞くのはかなり効率的だ。それに、やはり異国の地で半年、1年間生活するとどうしても、メンタルが落ち込んだり悩んだりすることがある。そんな時に、自分の母語で自分が思っていること感じていることを相談できる相手がいることはともて大きい。特にブラジルでは文化からくる、そもそもの感性の違いなどは話し合って、理解さえすれど、納得することは難しいことはある。それはブラジル人たちも同じで、日本人の理解できない部分は多いらしい。だから、自分の目標とするところへは努力をしつつ、それと同時に自分自身の状態を見ながら、人間関係を構築していくのが大切だと思う。 二つ目は、授業外で、USPのCEPEという運動施設で開講されている、バレーと瞑想のコースを始めた。これは週に2回、CEPEの指定された場所に行き、先生から指導してもらえるものだ。期間は半年で、コースに申し込む時に50レアル(1300円ぐらい)支払う必要がある。これは、前期の時に精神的に不調に陥ったので、それを改善するために運動とそれと新たな人間関係ができるかもしれないと思い始めた。バレーでは同じ受講者の人とコミュニケーションを取る機会が多く、また初心者の人も多いため、授業のレベルもそこまで高くなく、楽しんで参加できる。瞑想も瞑想の仕方など教わったことがなかったので興味深く、おもしろい。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-07
月次報告書7月分
7月
 今月は、大学が冬休みになり、約1ヶ月間の自由な時間ができた。7、8月の休みといったら夏休みの感覚があるので、1ヶ月しか休みがないのかという感想がつい出てしまった。しかし、大学は長期休暇の間も学食や図書館は開いているので生活の基本は変わることはなく、学食に行き、図書館で勉強や時間を潰したりして、夜に学食を食べる生活をしていた。変わったことは、朝早く起きて、朝食も学食で食べられるようになったことだ。そうすることで、朝の時間を有意義に使うことができるようになった。また、違う州に行くような旅行はしなかったが、サンパウロ市内の中を友達と観光することができた。サッカーの試合を見たり、博物館に行ったりして、とても楽しい時間を過ごすことができた。  また大きな変化がない日々は、自分についても考える良い機会となった。今までは慣れない環境や、やらなければならないことに追われていたが、そういったものがないと今まで無視してきた色々なことに気がつくようになり、後期をしっかりと過ごすための準備をすることができたよう感じる。またこの期間を使って、保険会社の相談窓口を使い、相談もすることもでき、自分の問題とも向き合うことができたように思う。  留学に行く前は言語力が違う国に行くのに一番必要なことだと思っていたが、それは必要な要素の一つにでしかなく、それがあっても十分ではないことに気づいた。自分を管理する能力、ストレスへの耐性、考えの柔軟性とそれでいて自分の考えを持っていることなど、人として試される場であると感じた。こういったことの大切さに早くに気づけただけでも、留学をした価値は十分にあったように感じる。もちろん、当初からの願いでもある、ポルトガル語の能力を向上させることにも引き続き全力を尽くしていくことには変わりはない。当たり前のことですでに知っている人が大半だと思うが、生活するにあたって基本的なことがしっかりできているかなど、留学したいと考えている人はもう一度自身のそういった言語以外のことにも目を向けた方が良いと思う。  
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-06
月次報告書6月分
6月
『滞在先』 四ヶ月も住んでいると、一緒に住んでる住人の人とは仲良くなり、一緒に学食に食べに行くようになったり、共同のキッチンで話をしたり、相談に乗ってもらったりと自分でもここでの生活に慣れてきている実感がある。僕が住んでいるところは、repúblicaといって寮のようであるけど、学生だけではなく、働いている人も住むことができ、学生以外との交流もすることができる。だから、大学以外でも交友関係を築きたい人には良い環境だと思う。 『食事』 相変わらず、学食で食べられる日は学食で食べている。しかし、今月は体調を大幅に崩し、2週間ほど外出も、大学にも通うことができない時があり、その時はifoodというフードデリバリーサービスを利用した。アプリで注文し、日本でいうUbarEatsのようなものでとても便利ではるのだが、当然料金は高く、多くのお金をここで使ってしまった。すごく便利なので、必要な時は使うべきだが、必要以上に使うとお金がすぐなくなるので気をつけてほしい。 『課外活動』 留学生の会という、社会人の方との交流を通うじて学生が就職や将来について考えることを目的とし、2015年11月に第一回を開催され、それ以降半年ごとに留学生の会は継続して開催されて、去年12月にパンデミック後、約4年ぶりの開催となった会に参加することができた。最初にパネルディスカションがあり、商社の方や、通訳として働いている方、また日経新聞の記者の方などがそれぞれの経験や視点から話されていて、とても有意義な時間であった。また午後の部では、シュハスコを食べながら、さらにたくさんの話をすることができ、またブラジルや海外で働く具体的なイメージを持つことができた。とても貴重な経験をすることができたと思う。ぜひ来年サンパウロに留学する人たちにも参加することをお勧めしたい。 『週末』 6月といえば、festa junina でいくつか行くことができた。神田外語大学でもあったが、本場のものは規模や熱量といったものが違く、また驚いたことは子供から大人までみんながこのお祭りのことを好きなことで、普段お祭りには行かない友達たちもfesta junina は行いっていて、ブラジル人にとって特別なものであることを知った。またこの時しか、食べれない食べ物や飲み物もあるので、行く価値は十分にあると思う。 『大学』 今月の前半は風邪の影響と精神的な疲れがどっと出た。久しぶりに39℃の熱を出し、大学に行けない日が続いた。また学期末が近づいていることもあり、テストや課題をやらなければならないのに、できないことが大きなストレスとなった。このような時にすぐに相談できる相手を作っておくことの重要性を感じた。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-05
月次報告書5月分
5月
『授業』 5月に入ると、先月まであった留学生向けのポルトガル語の授業が終了し、少し時間に余裕ができました。この時間を利用して、他の学業や活動にもっと集中できるようになっています。特に、日本の文化に関する授業では中間課題があり、その結果、9.8点という高い点数を取得しました。この点数は、予想だにしていなかった部とても嬉しく感じ、また今後の学習に対する意欲も高まりました。 『生活面』 この期間、サンパウロでの生活にも変化がありました。一緒に住んでいるブラジル人の友達と休日に学食で食事をするようになりました。特に初めて休日の朝に学食で朝食をとったのですが、50セントという非常に安価で、コーヒーや牛乳などが好きなだけ飲むことができるのは、日常生活において嬉しい体験でした。  また、学食の入り口で小さな猿に遭遇しました。なんと、2週連続で同じ猿に出会うことができ、とても可愛く、癒されました。こうした小さな出来事が、留学生活をより楽しいものにしてくれています。 『交流や経験』 今月、ブラジリアに留学している同級生の友達とサンパウロで再会を果たしました。2月の空港での見送り以来の再会で、少し感動しました。彼のポルトガル語の成長が著しく、自分も頑張ろうと改めて思いました。その日は大学で一緒に講義を受け、僕の友達を紹介したりし、一日USPで過ごしました。 翌日は、神田外語大学に留学していた時からの友達のブラジル人と、彼と3人でリベルダージに行き、それぞれの近況報告をし合い、楽しい時間を過ごしました。 『今後』 平日は相変わらず学食の混雑には悩まされていますが、それを除けば順調に生活しています。今後もこのリズムを維持しつつ、さらに多くの現地文化や友人との交流を深めていきたいと思います。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-04
月次報告書4月分
気づけば3ヶ月経過
 早くもブラジルに到着してから3ヶ月が経過しようとしていることに報告書を書き始めて気づきました。あっという間に時間が経っていってしまって、少し焦りを感じてきています。それではこの1ヶ月にあったことなどを中心に書いていこうと思います。 『気候』 4月は涼しい日と暑い日が繰り返しており、本格的な夏は終わったように感じますが、まだ日中は30度を超える日が多いです。 『大学生活』  大学生活は特に変わることなく、授業になんとか付いていこうと必死の日々です。それでも、授業中に理解できることの割合が少しずつですが、増えてきているように感じます。これは少し嬉しいです。ですが、まだまだわからないことの方が多く、苦労とストレスは感じますが少しずつ前進していきたいです。それと今月から始まった、ポルトガル語の留学生向けのコースの最終テストがあり最後の週にあり、それを持ってこのコースは終わりになりました。この授業の主な内容は知っていることが多かったですが、生徒から先生への質問を中心に授業が進み、どれも日々の生活で疑問に思うことが多かったことなどで、とても有意義な時間でした。また授業の後に留学生同士で食堂で夜ご飯を食べる時間も好きでした。普段はブラジル人の友達と過ごすことが多いのですが、この時間は留学生同士で、ポル語で話したり、英語を使ってみたり、スペイン語の会話を聞いてみたりとたくさんの言語が飛び交う面白い時間でした。それでも、英語のスピーキング能力はすごく下がっていることに気付かされました。そこは少し残念ですが、その分ポルトガル語の話す能力が上がっていると思うで、プラスマイナスはないような気がします。また、今月から始めた新しいことは、サンパウロ大学には大学内に学生が無料で見られる映画館があり、そこでポルトガル語で映画を見ることを始めました。きっかけは、ポルトガル語のコースの先生がその週に上映されている映画をお勧めしていて、それを観にいったことでハマってしまい、多い時は週に3回も足を運んでいました。そこで上映される映画はどれも、ブラジルの芸術や文化、または歴史的に重要な映画で、知っておいて損はないような気がします。 『私生活』  今月は全体的には充実していたものの、体調面で悩まされることが多かった月でした。まずは、4月の初めに体全体に発疹が現れ、それが2日ほど続きました。発疹は夜に酷くなり、翌朝には良くなっているというパターンで原因は結局わからなかったのですが、早くに治ってよかったと思っています。また現れたら病院にいってみようと考えています。僕自身はアレルギーは特にないので少し驚きました。その翌々週は喘息が始まり、これは咳ということもあり、完全に良くなるまで、2週間かかり、日本から念のために喘息の薬を持ってきていて救われました。しかし、咳がひどい日は大学に行けなかったりと、少し苦労しました。薬類は日本から多過ぎるじゃないかなって程持ってきたつもりでしたが、今では少し不安になってきました。ブラジルには24時間開いている薬局があり、そこまで心配はしていないのですが、早めにブラジルの薬が体に合うか試しておく必要がありそうだなとこの頃考えてます。 『交流』  先輩から教えてもらった、留学生の会を通してブラジルに駐在員として働いている人たちとの会食がありました。社会人の方と食事する機会などなかったので、当日は緊張しながら行行きましたが、みなさんすごく気さくな方々で、リラックスしてお話をすることができました。このように日本人の大学生だけではなく、ブラジルで実際に働いている人たちとも交流を持てるのはすごく貴重な機会でとても有り難かったです。その中で、どのような経緯でブラジルに来たのかや、どのようにキャリアを歩んでいるのかなど、今将来のことを考えなければならない自分にとってとても参考になることが多かったです。これからも、ボランティアやさまざまな機会を利用しながら、さまざまな人と交流して、将来のキャリアの参考にしていきたいと思いました。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-03
月次報告書3月分
踏ん張りどころ
 ブラジルに来てから2ヶ月が経過した。3月にはキリスト教のイースターがあり、大学の授業が1週間休みになった。そこで自分の勉強に集中することが出来たりもした。今月の大きな変化といえば、大学の授業が本格的に始まったことである。3月15日までは、履修登録期間であったが、一般学生用の授業なので、通常通りの授業が進行される。授業の選択の仕方は日本のものと大きな違いはなく、興味がある授業に参加し、課題や評価方法などを確認して決めていく。また、3月にもなるとブラジル人の友達も増えてくるので、そこで先生の情報だったりを聞いたり、授業の概要についても聞くことでさらに、細かいところまで知ることができる。また、履修を考えている授業にブラジル人の友達がいるとノートを見せてくれたり、授業中にわからないところを教えてもらえるので、一人で受けるときと比べ、内容の理解度が格段に良くなる。    僕は大学の一般の授業を受けるのと並行して、留学生用のポルトガル語の授業を受けることにした。それらの情報はインスタグラムなどで告知され、気づいた時には期限が過ぎていたりと、常にアンテナを張っていなければならなかったので大変だった。僕はたまたまブラジル人の友達に教えてもらい、その存在を知ることが出来たのだが、申し込み期限を過ぎてしまった。しかし、ダメ元で確認しに行ったところなんとか申請することができた。僕が申し込んだ授業はC1という少し難易度が高めのクラスでありそれ以外のレベルのクラスの空きはなかった。また、有料でもあり、4500円で1学期間、授業が開講される。授業内容は、発音などの細かいところから、前置詞の細かいニュアンスの違いなどで、知っているものから以前から疑問に思っていたことなどを学ぶことができている。最初は自分には難しいコースなのでは無いのかと心配していたが、内容は問題なく理解できるので、適正のレベルであったと今は感じている。  また、このポルトガル語のコースの支払いが終わった翌週に、もう一つのポルトガル語コースの開講情報を知り、こちらは無料だということで、少し損した気分であるがこの授業も合わせて受講している。こちらの授業はB1−2のレベルであり、授業で扱う内容がより基礎から始まる印象である。こちらの授業はブラジルに留学に来る学生なら、あまり受ける必要はないように感じているが、まだ数回しか受けていないので断定することはできない。  授業外のことでは、3月の中旬にRNM(在留カード)の申請をするために、ブラジル連邦警察にいった。自分は友達の付き添いと、自分の申請の時と2回行ったのだが、どちらも3〜4時間ぐらい待ったので、それは覚悟していくと幾分の気持ちが楽だと思う。しかし、その日にはカード本体が受けてれるわけではなく、1〜2ヶ月受け取るまでかかるそう。しかし、このカードが無いと、Nubankというオンライン上の銀行口座を作ることが出来ないことに加え、pix という日本で言うpaypayのようなアプリも使用することが出来ない。これらは、友達と割り勘をするときや、家賃を払うときに必要なのでなるべく早く作りたいのだが、現段階では難しい。現金を引き出す時に国際銀行から引き出すため、手数用が700円ほどし、結構痛い出費なのでなんとかしたいところである。  イースター休み明けの最後の週は、ここ2ヶ月間の疲れがどっと出た気がした。1週間の休みは、現時点で分かっている課題などを早めに終わらせるために、隣人のブラジル人と一緒に大学の図書館に籠る生活をしていた。そこで取り掛かり始めた、人類学のテキストの要約の課題はテキストが難しく、二日間を費やして、3ページしか読み進められなかった時は、流石にしばらく何も考えたくなかった。しかし、結果的には友達の助けも借りながらなんとか提出することができた。生活にようやく慣れ始めたが、日々困難に直面し、濃厚な日々を送っている。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
1~10件目 / 11件中