【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1838年 ・学生数 約4000名 ・設置学部 ビジネス、純粋・応用科学、工学、芸術、環境学など ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) EAPプログラム(English for AcademicPurposes) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など EAPプログラムには1000、2000、3000のクラスがあり3000クラスになると指定の学部授業を一つ受講することが可能。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか EAP3000のでは、指定された学部授業を一つ受講することが可能。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 Acadia大学はWolfvilleという小さな町にあるため、自然がたくさんの穏やかな場所でゆっくりと生活を楽しむことができる環境です。私が在籍していた当初のEAPプログラムでは、留学生は約25名で、日本人は私を含め四人でした。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) EAPプログラムでは教科書を用いて授業を行うため、毎日教科書の読み解きや問題を解く課題があり、それらを次の日の授業に持っていくことがルーティンでした。1学期に2回ほどそれぞれの授業で、プレゼンテーションやエッセイの執筆などの大きなプロジェクトがあるため、その期間はそれらの準備と並行して通常の課題をこなすことが少し重荷に感じることも度々ありました。特にEAP3000では、これらの語学プログラムの授業に付随して学部授業を受講しているため、これら全ての課題をこなすことが難しく感じることがありました。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか Acadia大学ではメンタルケアを重要視しているため、カウンセラーが在籍していますが、私はホストマザーに不安や不満などを相談していました。また、私はクラスメートの授業態度に不満があったため、直接EAPの先生に相談したことがあります。その際に先生は私を含めたクラスメートに不満に思っている数人の生徒のケアもしながら、対処に動いてくれました。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 留学前にオンラインのオリエンテーションがありました。また、到着後にもオリエンテーションがあり、学校内の案内も兼ねたキャンパスツアーと、プログラムの説明を受けました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) EAPプログラムでの参加だったため、履修登録などはなかったです。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 高校生の時から、どの大学に入学しても留学にいくという意思が強くあったためです。また、語学力の向上だけでなく、日本とは全くことなる場所で自分自身を成長させたかったことが理由です。 (2) 留学先を選んだ理由 中学生の時にアメリカの学校を経験しているため、異なる国・文化を経験してみたいと感じました。また、自分的にアメリカの銃社会が不安であったため、長期滞在することを考慮した上でカナダを選びました。そして、Acadia大学はトロントのような大都会でなく、小さな田舎町にあるため、自然が好きで少人数を売りにしている学校で集中して勉強に励むことができると考えました。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学したら自然と語学力は身につくと考える人もいると思いますが、その考えではなかったため、現地に着いた時に会話がスムーズに聞き取れるようにほぼ毎日英語のリスニングをしました。また、知っている単語量を増やすために、単語帳を繰り返し声に出して読んでいました。 TOEFLの勉強に夢中になっていたため、並行してTOEICの勉強もしておけば今後に役立ったなと感じます。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 体調を崩しやすいため、ありとあらゆる薬を買って持っていきました。 意外と日本食を食べることができるのですが、日本食を少し持っていきました。何も日本食を持ってきていなかった友達にお裾分けしたところ、持ってくれば良かったと嘆いていたので、レトルトのお味噌汁やパックのお茶など持っていくことをお勧めします。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 先に留学していた友達が、現地の学部学生を紹介してくれました。そのおかげで、ホームパーティーに呼んでもらえたり、一緒にご飯を食べることがありました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業は、シラバスのスケジュール通りに進んでいきます。しかし、冬の間は天候の影響によりクラスがキャンセルになったりオンラインクラスになったりすることもありました。そして、全体的に課題量は多いと感じます。また、語学学習プログラムでは日本人以外の国から来ている留学生が大勢います。ですので、時間にルーズなどの文化や考え方の違いからくる、授業に対する意識の違いから対立することもありました。これらのことから、自分の意見をしっかりと相手に伝える、授業中に発言するなどの重要性を深く学びました。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 私は、特にサークルや部活動には参加しませんでした。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 語学学習プログラムのEAPでは、毎週金曜日にカルチャークラスがあります。これらを通して、留学生の中を深めることができたり、学校周辺の地域を学ぶことができます。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 私は、留学前は意思表示をすることが苦手でしたが、この留学を通して、自らが意思を持って積極的に動くことの重要性と、それらのおかげで自分自身の成長を実感できることを学びました。また、学習面に関しては、リスニング力とスピーキング力を大きく向上させることができました。ホームステイを選ぶことにより、学校から帰宅してもホストファミリーと話す機会が多くあるため、自然と自分から話す力が向上しました。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 今後は、これからもTOEFL・TOEICの点数向上に向けて勉強を続けていきたいと考えています。また、大学にいる留学生と交流しながら英語を話す機会を設けていきたいと思います。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 出願については、学校から配布される資料を参考にしながら手続きを進めていくため、あまり難しいと感じませんでした。しかし、学費の入金が振り込みになると少し時間がかかるため、時間に余裕を持って全ての手続きを進めていくことが重要だと思います。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 私は6ヶ月以下の留学だったため、発行に時間がかからないeTAというものでした。申請から発行までに数時間でできますが、念のため余裕を持って発行した方が良いです。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) Air Canadaの公式ページから予約しました。 (4) 渡航したルート 行き:羽田→トロント→ハリファックス 帰り:ハリファックス→トロント→成田 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) アカディア大学は、神田外語大学の生徒に到着・出発時の空港への送迎サービスを提供しています。これは支払った学費に含められているので、追加で支払う必要はありません。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学のホームページから、ホームステイ用のフォームを使い申し込みができた。その後は、ホームステイのコーディネーターがいるため、ホームステイ先が決定するまで連絡を取り合いました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 毎月950ドル、初月と最後の月は自分が滞在する日×32ドルを手渡しでホストファミリーに直接支払います。設備や備品などは全て揃っているため、自分が使いたいシャンプーなどは自分で購入しました。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) やはり薬は個人差があるため、日本で普段処方されている薬を多めに持っていくことをおすすめします。また、海外製品は基本香料が強いため、強い匂いが苦手な人はシャンプーなど日本から持参することをおすす目します。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 私はソニー銀行のカード一枚と現金で過ごしていました。このカード一枚で支払いもATMからの現金引き出しも可能だったので便利です。また、送金に関しては、親にもソニー銀行の口座を作ってもらい、その口座から直接私の口座に送金をお願いしていました。このやり方は、手数料がかからなく、いつでも送金可能なので、ソニー銀行をおすすめします。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 私はPhone Boxという会社でeSIMを購入しました。eSIMは元々使っているスマホのSIMカードを失くすこともなく、設定も簡単で、スマホを二台持ちする必要もないため良いと思います。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内にWiFiがあります。安定しているため、使いやすいと思います。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 私は病院にかかりませんでした。 (5) 日本から持っていくべきもの 普段飲んでいる薬を多めに持っていくことをおすすめします。また、日本食には困ることがなかったですが、レトルトのお味噌汁やティーパックを持っていくと良いかもしれません。 番外編ですが、日本のお菓子を持っていくと、現地で仲良くなった友達やホストファミリーに喜ばれるのでおすすめします。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) とても安全な場所だと感じました。しかし、安全であっても深夜に1人で外出することはなかったです。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) ホームステイをしていたため、毎食ホストマザーが作ってくれていました。また、外食はレストランによりますが20ドルから30ドルほどを目安にすると良いです。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) アカディア大学の情報は、神田外語大学の留学WEBに載っている、かつての留学生の人たちの投稿を参考にして大体の雰囲気を掴んでいました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 日本とは異なり、カナダは大麻が合法であるため、友達に勧められることもありますが、その際はきちんと断りましょう。また、グミなどのお菓子に大麻が含まれていることもあるため、気をつけた方が良いと思います。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 私は留学中に、マイナビを通してオンライン企業説明会や、オンライン面接に参加していました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 業界を絞らずに就職活動をしているため、必ず英語を使う仕事に就くかはわかりませんが、留学で学んだ他者と協力しながらも、自分の意思表示をする重要性は、今後の進路で活かすことができると思います。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 少しでも留学に行きたいなと思っている人は、今すぐに準備を始めて行ってたくさんの素晴らしい経験をしてきて欲しいです!英語力はもちろんのこと、きっと自分の人生において重要なターニングポイントになるのではないかなと思います。異なる国で異なる文化の中で、長い間生活することに対する不安の気持ちはとってもわかります。しかし、一瞬勇気を出してしまえば、素晴らしい景色が見えてきますよ:)準備にはTOEFLの点数を上げることや、日頃の授業を真面目に受けるなど、いろいろありますが、行きたいという気持ちを強いモチベーションにして、準備を進めていきましょう!
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 5,700 | 590,796円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 9,370 | 971,186円 |
交通費 | 215 | 22,284円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 1,120 | 116,086円 |
小計 | 16,405 | 1,700,352円 |
航空券 |
350,000
円
|
保険 |
100,000
円
|
ビザ関連費用 |
1,000
円
|
その他 |
0
円
|
合計 | 2,151,352 円 |
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