【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1960年 ・学生数 約17,000人 ・設置学部 経済、経営、コミュニケーション、言語教育、技術、法、工学部、心理、バイオテクノロジー (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 外国人向けのインドネシア語コース(BIPA) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など BIPA、英語、コミュニケーション ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか あった (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 ジャカルタ中心部に位置しているだけあって、生徒たちも都会の学生っぽい雰囲気だった。KUIS生3人に加え、マダガスカルやオランダからきてる留学生もいた。その他、フランスなどから来てる学部留学生もいたが、関わる機会は多くはなかった。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題:初めの半年間は課題が多く、授業の後図書館でやっても終わらず家に持ち帰ることも多かった。後半の半年間は、課題の形式が変わったため、それほど負担ではなかった。毎日課題はあった。 試験:復習をしていればそれなりに出来るが、難しい。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 留学生をサポートしてくれるインターナショナルオフィス(IO)のスタッフたちに相談すると情報をくれる。また、BIPAの担任の先生も質問や相談をするときちんと聞いてくれた。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) ダルマシスワ奨学金の開会式時、露出の多い服装やサンダルでの登校はNGなどの説明を受けた。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) BIPA以外の英語や一般生徒に混ざったコミュニケーションの授業は、BIPAの担任の先生が手配してくれた。それ以外の、授業もIOのスタッフに相談すると履修可能。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 もともとインドネシア人の人柄や料理が好きだったため、現地でより詳しく身近に感じたいと思った。また、言語習得のため現地で勉強するのが1番だと考えたため。 (2) 留学先を選んだ理由 英語とインドネシア語の両言語に力を入れている大学だったため。また首都ジャカルタの中心部に位置し、交通の便も良いと思ったため。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 若者言葉の授業は留学前に履修しておいてよかったと思う。先生のインドネシア語は聞き取れても、一般学生のインドネシア語が聞き取れないことが多かったため、留学前にMULCの留学生などともっと話しておけばよかったと思う。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 私の場合、ショートパンツやミニスカートは持っていったもの公共交通機関を多く利用していたため、ほぼ履く機会はなかった。特にバスで履いていると首都ジャカルタでも視線を感じる。カフェやモール内は冷房が効いていて寒いので、羽織るものや薄手の長袖があると便利。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) K3J(日本文化同好会)に所属する学生がよく遊びに誘ってくれた。同じBIPAの他国から来た留学生と、雑談しながらお昼ご飯を食べたり一緒に下校したりしていた。また、KANTIN(学校の食堂)で昼食をとっていると、話しかけてくれる学生が多くいて仲良くなったりもした。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 担任の先生の話すスピードが早く、初めは圧倒されたが、徐々に慣れて不思議と大体聞き取れるようになる。生徒が話していても、いつの間にか先生のターンになってしまうことがあるので、気を強く自信を持って話し続けたら良い。一回の授業で、新出単語が山のようにあるため予習・復習が大事。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 水泳・ダイビングサークルに参加していたが、それほど活発に活動してなかった。申し込み方法は、サークルのインスタグラムから連絡し、チャットグループに参加させてもらったり、フォームを提出したりした。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 同じサークル活動でも国や文化が違うと、泊まりがけのサークル交流会のあり方などが大きく異なっていて参加して非常に面白かった。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 文化も言語も違う場所で戸惑った時「分からないから一歩引く」のではなく声に出して尋ねることの重要性だったり、失敗を恐れずにチャレンジする行動力は、留学前に比べ大きく成長させられたと感じている。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 単語の勉強だったり、リスニングに関してはYouTubeの動画を定期的に見る習慣をつけ、耳をインドネシア語に慣れさせ続けていきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 必要書類はなるべく早めに出す。地方から上京している学生は、親の直筆サインが必要な書類もあるので時間には余裕を持つ。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 大学に必要書類を提出後、e-visaが発行される。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) トリップドットコム (4) 渡航したルート 往復路ともに羽田⇄ジャカルタの直行便 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) ダルマシスワ奨学金のスタッフの方が迎えに来てくれた。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 渡航前にIOからKostのリストが送られてきていたため、候補は事前に伝えていた。 現地到着日にIOの方といくつかのkostを見て周り、値段や設備など納得した場所に決めた。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 私のKostの家賃は現金支払いのみだった。 設備→冷蔵庫、エアコン、ベット、クローゼット、勉強机、テレビ、トイレ、シャワー、収納ボックス、全身鏡、共有キッチン (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) ・何か困ったことがあれば(エアコンから水が出てくる、トイレが流れないなど)、kostの管理人や警備の人にいうと対応してくれる。 ・週2日決まった曜日の朝に、お掃除が入るので寝ていてノックに気づかないと鍵を開けて入ってきてしまうので注意。 ・家賃の支払いは、翌月5日が締切。遅れると1日ごとに10%が加算されるので、通知が来たら早めに払うことをお勧めする。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) ・インドネシアの銀行BCAの口座をIOの方と開設したため、現地での支払いは主にQRコード決済だった。 ・クレジットカードは航空券やホテルの予約など、まとまった出費の際に使用していた。 ・多めに日本円の現金を持って行ったため、家賃を支払うときはレートの良い外貨両替所で両替し、そのまま現金支払いしていた。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 到着日に空港でTelkomselのSIMカードを購入し、GBが無くなり次第アプリ内からGBの購入を行なっていた。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) ・キャンパス内はWi-Fiが繋がる。 ・Kostの部屋は、接続が不安定だったためほぼ繋いでいなかった。なぜかiPadは接続が安定していた。 ・ほとんどのカフェにWi-Fiがある。パスワードを聞くと教えてくれる。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) ・4回ほど高熱を出し、たけのこクリニックという日本語が通じる病院に行った。 ・真っ黄色のビタミン剤の点滴を打ってもらったり、コロナの検査をしてもらった。 ・栄養不足で困っていた時、整腸剤やビタミン剤も処方してもらえた。 (5) 日本から持っていくべきもの 虫刺されの薬(ムヒ)、栄養が取れるサプリメント、常備薬(整腸剤、便秘薬、解熱剤等、)日焼け止め(10ヶ月分) (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 日本国大使館のメールで、デモや犯罪などを把握していた。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) ・平日は学校の食堂で昼食を済ませ、帰りにコンビニやスーパー、屋台などで夜ごはんを調達していた。 ・休日は家にあるものを食べるか、モールなどで外食 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) SNS、現地の友達、先生、 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 ・外出するときティッシュを必ず持ち歩く。(トイレに備え付けられていない事が多いから) ・物の受け渡しで左手を使わない。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) オンラインの企業説明会に参加していたが、本格的には帰国後に始める予定だった。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学で培えられた、異文化を理解するだけでなくそれに適応する力や自立心、チャレンジ精神を大いにこの先の進路に活かしていきたい。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 今留学に行くか悩んでいる人は、ぜひ勇気を出してチャレンジしてみてください。もちろん大変なことはありますが、いろんな人に出会う事ができて、日本では体験できない事がたくさんあります。必ず将来の自分のためになると思います。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 31,245,000 | 284,330円 |
水道光熱費 | 1,329,000 | 12,094円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 1,819,500 | 16,557円 |
通信費 | 1,021,000 | 9,291円 |
食費・その他 | 32,426,405 | 295,080円 |
小計 | 67,840,905 | 617,352円 |
航空券 |
140,000
円
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保険 |
130,000
円
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ビザ関連費用 |
0
円
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その他 |
0
円
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合計 | 887,352 円 |
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