【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1997年 ・学生数 約22000人 ・設置学部 会計学部 応用科学学部 土木工学部 経営管理学部 電気・電子工学部 環境・労働安全学部 金融・銀行学部 外国語学部 工業美術学部 情報技術学部 国際学部 労働関係・労働組合学部 法学部 数学・統計学部 薬学部 社会科学・人文科学部 スポーツ科学部 ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) ベトナム国学部 khoa tiếng việt (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 担当者からリストが送られてくるのでそれを参照 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 不可 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 不可 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 不可 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 学生の人数はかなり多いです。留学生もそれなりに多いですが、日本人はほとんどいません。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 授業内容自体が難しいので、それに伴って課題も難しく負担が大きいと感じました。 試験は口述試験か筆記試験がそれぞれの授業で設けられているが、どちらになるかは教師次第 中間考査はほとんど試験形式だが、期末考査は試験ではなくプレゼンや発表の場合もあります。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 最初はメールでやり取りしていました。途中からは留学担当の方とチャットアプリ「zalo」を繋ぎ、それを使って質問していた。返信が早く、適切な対応をしてくれました。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 資料が送られてくるが、直接のオリエンテーションは特になし (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 1年間(2学期間)の留学の場合、1学期目は留学前に担当者からメールで受講可能な授業のリストを送ってもらい、希望する授業を申請しました。2学期目はzaloを通してやり取りをするが、基本的に手続きに時間がかかるので、3週間以上前から連絡することをお勧めします。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 ただ言語を学ぶだけではなく、実際に使ってる人たちと話し、文化に触れることが重要だと考えたため。 (2) 留学先を選んだ理由 もともとベトナム語に興味があり、ベトナム語専攻選んだため。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) ひたすら語彙力をつけてから行くべきだったと思っている。 かなり高いレベルの授業だったので、最初は知らない単語だらけでついていけませんでした。 今振り返ると、かなり準備不足だったと痛感しています。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 必要になりそうな薬は買って行きました。食事等は、事前にインターネットなどで内容物を少し確認してから食べるべきだと思います。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 学生寮に入っていたので、チューターのベトナム人の現地学生と仲良くなれました。また、学生寮は2人部屋なので、ルームメイトとも自然と仲良くなれました。。あとは、人文社会科学大学で実施される「東日クラブ」で友達を作ることができます。日本人は、ファンビッチャン通りの飲食店などで知り合うことが多かったです。「東日クラブ」にも多くの日本人が参加するので、出会う機会は多いと思います。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 総括として、かなりレベルが高かったというのが感想です。進むスピードが早く、語彙も難しいものが多いのでかなりレベルがシンドイ思いをしました。しかしその環境に身を置いたからこそ、だらける事なく取り組めました。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 特にありませんが、強いてあげるなら上述した「東日クラブ」です。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 「東日クラブ」は日本語を学習している現地学生との交流の場であるため、あまりベトナム語を使いません。 なのでベトナム語を上達したいと考えるなら、積極的にベトナム語についての質問をしたり、ベトナム語で会話していたりすることが重要です。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 1年間折れる事なく学び続けたことが、何より大きいと思っています。特に最初の1ヶ月間はかなり辛かったので、それを乗り越えられたことがとても嬉しいです。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 意欲をなくすことなく、継続的にベトナム語に触れていこうと思います。語彙や文法は抜けやすいので、意識的に増やす努力をします。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 特になし。学生寮に住む場合などは事前に話す必要があります。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 丸一日空けておくべきだと思います。人が多くかなり時間がかかります。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) スカイチケット経由で取りました。 (4) 渡航したルート 成田→ホーチミン直行便 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 電車 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 学生寮 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 費用は月27000〜30000円程度です。寮費は退寮するタイミングで現金一括で支払いました。他の支払い方があるかは不明です。ベトナムのATMは一度に引き出せる額が決まっていたり、1日毎の限度額が設けられていたりする場合があるので、定期的に引き落とすようにするべきだと思います。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 22時の門限があったり、たまに電気が止まったりするのが難点です。(電気に関しては、どこの住居でも割と起きる問題です。)またルームメイトとの相部屋なので、相性が悪い可能性も考慮した方が良いです。 チューターの学生と遊びに行くことが多く、ベトナム人の友人を作れるいい機会になると思います。 僕の場合、ルームメイトがとても良い人だったので、何も問題なく過ごすことができました。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 現金とクレジットカードがメインです。現金は、キャッシュカードを使ってATMから引き出していました。 僕は楽天銀行とそのキャッシュカードを使っていました。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) viettelという大手携帯ショップで1年間のSIMを購入しました。1日1Gの契約で、約10000円でした。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 学生寮にはWi-Fiが常設されています。しかしかなり弱いです。また、寮内で売っているWi-Fiカードを購入しなければならないので少し手間です。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 病院は基本英語で対応。保険の書類とパスポートを見せれば問題ありませんでした。 (5) 日本から持っていくべきもの 衣服とある程度の薬があれば問題ないと思います。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) スリやひったくりの被害には遭いませんでした。野良犬には注意すべきです。吠えてきたり、少しついてきたりするので気を付けましょう。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) コンビニで買うか、ローカルのお店で食べていました。学食はありますがあまり美味しくありませんでした。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 人伝に聞くかインターネットです (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 あまり感じませんでした。交通ルールが日本と違うので、そこは注意が必要です。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職します。ベトナムでの仕事があるような専門商社に内定しました。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 1次、2次面接はオンラインで受けれる企業が多かったので、現地で受けました。最終面接は対面で受ける必要があったので、テトの時期に一時帰国して受けました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか ベトナムで働く機会もあると思うので、留学で得た経験を使って仕事をうまく進めていければと思います。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 大半の問題は意外と簡単に解決できます。僕自身色々問題が起きましたが、なんとか無事に生活できてました。生活の大半に言えることですが、自分一人で解決しようとしないことが大事です。そして、結局一番頼りになるのは現地歴が長い日本人です。現地の学生との交流も大事ですが、日本人との繋がりもしっかり持つようにしましょう。同年代の方も意外と多いので、友達になれば助け合えると思います。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 37,600,000 | 206,800円 |
水道光熱費 | 4,560,000 | 25,080円 |
学費・教材費 | 50,000 | 275円 |
交通費 | 10,610,000 | 58,355円 |
通信費 | 2,850,000 | 15,675円 |
食費・その他 | 43,630,000 | 239,965円 |
小計 | 99,300,000 | 546,150円 |
航空券 |
130,000
円
|
保険 |
140,000
円
|
ビザ関連費用 |
35,000
円
|
その他 |
0
円
|
合計 | 851,150 円 |
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