月次報告書 2024-11
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-09-01 ~ 2025-01-31
留学種別
交換
生活編
日本が恋しくなった11月

11月のセビージャは、10月より晴れの日が多く、爽やかな秋晴れを全身で感じられました。天気がいい日はまだまだ半袖でも過ごせるくらい暖かい気温で、散歩をしながら登下校していました。 暖かい気候とは裏腹に、クリスマスへの準備が早く、ハロウィンが終わる前から準備されていた街中のクリスマスツリーやイルミネーションが点灯したり、メルカドーナではトゥロンが置かれ始めたり、少し早いですがクリスマスへのワクワクが感じられる1ヶ月でした。 そして、留学生活の折り返しになる月でもあり少し名残惜しく感じる反面、家族が会いに来てくれて、日本が恋しくなる月でもありました。 【気候】 太陽が出ている日はとにかく暖かく、半袖で過ごしている人も見かけます。しかし反対に、ものすごく暖かいのに真冬用のダウンを着ている人もいたり、少し肌寒いのにタンクトップで過ごしている人もいたり、季節感がよくわからなくなっています。 【滞在先】 日本から持ってきたドライヤーが、残り2ヶ月で帰国なのにも関わらず壊れてしまいました。節約生活をしているのでドライヤーを買うのも惜しいです。新調するまでは、韓国から来た隣の部屋のルームメイトに借りています。心優しく貸してくれて助かっています。自炊をするルームメイトが多く、調味料を置く場所が無くなってしまったので大家さんが新しい箱を買ってくれました。おかげでキッチン周りがスッキリし、快適な空間になりました。 【食事】 相変わらずピソでの自炊の日々が続いています。どうしても体力的にも精神的にもキツい日は、学校付近にあるタコベルでお持ち帰りしています。お気に入りのメニューもでき、長い間スペインで生活していることをじんわりと実感しました。自炊メニューが偏ってきてしまい、またこれを食べるのか、、と落ち込んでしまう時もあります。残り2ヶ月、自炊のバリエーションを増やせるように工夫をしていきたいです。 【携帯電話】 使っているネット口座が、日本の携帯番号でしか本人認証が出来ないため困っています。一度だけ主回線に切り替えて、本人認証をしようと思っています。その他は変わらず使えています。 【クラス】 哲学のクラスは生徒の参加率がとてつもなく低く、教室まで行ったのに授業がなくなったり、私を含めた二人で授業を受けたり、KUISで受けていた授業とは圧倒的に違うと感じます。世界遺産の授業はいつもいるメンバーが決まっています。しかし、たまに来る子がぼちぼちといたり、出席確認をしないのでとても自由です。 【週末】 今月は休暇を使ってバルセロナに行き、日本から遊びにきてくれた家族との時間を楽しみました。久しぶりの再会だったので感動したと共に、心も身体もリフレッシュできた時間になりました。主に言語面では私がサポートしていたため、家族を案内できるまで話せるようになったことに少しだけ自信を持てるようになりました。家族と一緒にサグラダファミリアを実際に見たことが、今月のハイライトです。一年前はガウディ展で写真を見ていただけなのに、ついに自分の目で見に来れたことに感動しました。「息を呑む」という表現がぴったりでした。 【衣服】 秋冬服を探していくうちに、スペインはティーン向けのプチプラブランドの店舗展開がしっかりしてるイメージだなと感じました。 日本にティーン向けのプチプラブランドがあるかどうか考えた時、私も含め周りの人はあまり思い浮かばないというのが正直な答えです。強いて一つ挙げるとしたらGUだと感じます。日本でオンラインショッピングが主流になりつつある理由は、ティーン向けのブランドの数があまりないことか関係してるのではないかと思います。 スペインでも、オンラインショッピングが主流になりつつあるのかもしれないですが、ティーン向けのブランドがしっかり店舗を展開していて、オンラインではなく、実際に店舗に出向いてショッピングする人が多い気がします。実際に私も、ルームメイトたちがネットを使って物を買っているのを見たことないです。 逆に古着に対する意識は全然違い、日本では「古着」っていう若者向けの一つのファッションジャンルになりつつありますが、スペインでは老若男女構わず古着を着ています。スペインの古着屋さんの客層は、日本のセカンドストリートやフリーマーケットにいる年齢層より幅が広いと感じます。若いおしゃれな人から、おじいさん、おばあさんまで満遍なく、年齢層も偏りなくいて、日本より古着を着てる人の幅がすごい大きいと思います。 日本の若い人の中で古着が流行ってるのは、もしかしたら日本のティーン向けのブランドがあまりないのも関係しているのかもしれないと思いました。 水道光熱費は4ヶ月に1回の支払いでした。今回の26ユーロは9月、10月分です。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
158.1278円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 380 60,089円
水道光熱費 26.77 4,233円
学費・教材費 59 9,330円
交通費 18 2,846円
通信費 48 7,590円
食費・その他 250 39,532円
合計 781.77 123,620円
授業編
Patrimonio Artístico De Asia Oriental
東アジアの遺産
講義(地域言語)
960分
今月は中国の遺産、東アジアの文字の遺産(習字・字体など)を学習しました。ここの部分はテストに大きく反映する部分のようなので、授業に参加する生徒が先月より多かったです。その中でも特に、文字についての授業では質問が多く飛び交っていたのが印象です。日本人の私からしたら筆や墨汁なと当然のように思えてしまうけど、この授業を受けて、第三者目線で習字を知った時の気になる点・疑問点、もし自分が日本人ではなかったら、どんなところを不思議に思うかなど、客観的に東アジアの文化について考えることができる良い授業でした。
Hispanic Thought
ヒスパニック系の思想
講義(地域言語)
960分
今月は今まで授業をしていた先生ではなく、別の先生が授業をしてくれました。クラスメイトが来ないのはいつも通りです。私しか授業に来なくて、授業が無くなる日もありました。イスラムについて学ぶ授業が多く、今月の先生はプレゼン形式で、スライドを使う授業だったのでとてもわかりやすかったです。先生は、留学生が私しかいないのにも関わらず、分かりやすく一つ一つ説明してくれたり、私がちゃんと分かっているか抜き打ちでチェックしてくれたり、優しさに感謝したと共にクラスメイトが少なくて良かったと思いました。
Español B2
スペイン語B2
語学(地域言語)
720分
私のいるクラスはイタリア人とブラジル人が多いのですが、みんな語彙力がすごく高く、新しい単語をたくさん学ぶ日々です。今月に入り、日本が好きなドイツ人の新しい友人ができました。分からない単語やペアワークの時に心優しく助けてくれました。今月は全然うまく話せないことに焦りと疎外感を感じ、心が折れてしまう日が多く、スペイン語が本気で嫌いになりそうでした。しかし、こういう時こそ成長できるチャンスだと思います。落ちるとこまで落ちたら後は上がるだけなので、単位のことはあまり気にせず、諦めずに今後も頑張っていきたいです。