月次報告書 2024-08
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-08-01 ~ 2024-12-31
留学種別
交換
生活編
8月 メキシコ生活初月

7月26日に成田空港を出発して、同日メキシコシティ国際空港に到着した。 滞在初月にして濃いメキシコ生活を送り、日本では決して味わうことのできない経験に驚きつつも十分に楽しむことができた。 【生活】 UNAMに併設されている、CEPEという留学生のための語学学校のサイトで家を探し、大学近くの住居に大家さんと2人で住んでいる。家賃は1ヶ月6,500ペソと少し高めではあるが、週に1回部屋の掃除をしてもらえる、家から自分の学部まで30分で行ける、スーパーに徒歩5分で行ける、メトロやメトロバス・ケーブルバスの停留所が近いのでとても満足している。 そして何より、大家さんがとても優しく良い関係を築けている。そのため、本来必要であるデポジットをいらないと言われたり、休日に一緒に出かけてQuesadillaやPostreを買ってもらったり、学生証で困っている時に学生証を担当する機関に掛け合ってもらったりともはや大家と言うよりホームステイ先のお母さんのような存在である。 大家さんは普段UNAMに勤めているため、平日は1人で過ごすことが多い。自分は1人の時間が好きなため、今の環境にとても満足している。 【食事】 基本は自炊をしているが、出かけた際はメキシコ料理屋さんに行ってタコスや他のメキシコの食べ物に挑戦している。3〜4種類のソース(salsa)が付いてくるので、辛いものが得意な人にとっては良いのではないかと感じた。屋台ではないちゃんとしたレストランでは50ペソ以上が基本であるため、頻繁に行くことはできない。が、大学の学部内にあるちょっとしたお店では、Chilaquilesというメキシコ料理を35ペソで買うことができるため重宝している。 【大学】 自分の通う大学(UNAM)はとても広く、歩いて移動するとなるととんでもなく時間がかかる。なので大学内を“pumabús”と呼ばれるバスが走っている。このバスには誰でも無料で乗ることができ、学部の近くにも停留所があるのでとても助かっている。ただ誰でも無料で乗ることができるため利用者がとても多く、すし詰め状態のときが多々あることが唯一の難点である。 授業が始まる前には学部・留学生全体のオリエンテーションの2つがあり、その集まりで他の国からの留学生と友達になることができる。また“UNAMigo“と呼ばれる、現地学生と留学生がペアになりその複数のペアのグループがある。それに参加することで、自然と交友関係を広げることができた。 また授業で偶然一緒になった子たちに話しかけてみると、とても積極的に話しかけてくれて今もそのグループの子達と仲良くさせてもらっている。誕生日のパーティーに2度招待してもらえたり、一緒にバーに行ってみんなで踊り狂うなど、メキシコならではのイベントにも参加した。 【気候】 メキシコシティの8月の気候は日本の夏に比べるととても過ごしやすく、日中の最高気温はだいたい25℃である。ただ昼と夜の寒暖差が10℃以上あるため、温度調節が少し大変である。 そして10月までは雨季が続くため、夕方〜夜にはほぼ毎日土砂降りになり雷が鳴るため、外出する気が少し失せる。 【観光】 メキシコシティに滞在してから、国立人類学博物館・チャプルテペック城・ソカロ・メトロポリタン大聖堂・べジャスアルテス宮殿・ヴァスコンセロス図書館・コヨアカン・アフスコ等に行った。 どこも魅力的ではあったが、チャプルテペック城のステンドグラスがとても綺麗であった。 学生証を手に入れたら割引で入れる施設もあるため、様々な場所を探索してみたい。 【治安・その他】 正直、留学に行く前はメキシコはスリが多い、危ないなどのイメージが持っていた。そして実際に友達が日常会話で「その携帯何台目なの?(今までに何回盗まれた?)」といった会話をしていたり、大家さんにメトロに乗る時は携帯をカバンにしまいなさいと言われたりすることもある。しかし、携帯にチェーンのストラップをつける、財布を2つに分けてクレジットカードが入っている方はセキュリティポーチの方に入れる、なるべく現金をたくさん持ち歩かないなどの対策をして日常的に注意をしていれば、そこまで怖いものではない。 そして勿論そういった悪事を働く人もいるが、基本自分の周囲の人達や関わる人は親切であることも事実である。道が分からず質問をすると優しく返してくれたり、見ず知らずの他人なのにラテを奢ってくれて握手をしたりと悪い面ばかりではないことがこの1ヶ月を通してわかった。 これからも注意を払うことは忘れずに、メキシコの良いところを探していきたい。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
メキシコ ペソ
7.3479円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 6,500 47,761円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 480.5 3,531円
通信費 479 3,520円
食費・その他 7,525.18 55,294円
合計 14,984.68 110,106円
授業編
Anthropological Theory
人類学理論Ⅱ
講義(地域言語)
960分
この授業では、1800年代後半以降に活躍した人類学者や彼らが書いた書物、その内容について学習する。 クラス内の人数は35人程度で、先生が授業の説明をほぼ行うスタイルである。 授業は月曜と木曜の11時〜13時まで行われ、1週間に240分勉強する。 時折先生が生徒に疑問を投げかけたり、質問がある生徒は手を挙げて発言したりしている。 この授業の他の先生の場合はわからないが、授業後に質問をしても優しく答えてくれ親しみやすい印象である。
Prehistory Dispersion and Cultural Deveropment
先史時代の分散と文化の発展
講義(地域言語)
840分
この授業では人間や地球の起源、遺伝学等について学習する。 クラスの人数は40人程度で、先生が話していることを聞き重要だと感じた点を各自ノートにとるスタイルである。 授業は月曜日と木曜日の9時〜11時で、1週間に240分が基本である。 しかし、1回だけ先生が体調不良で休みになったため、今月の受講時間は120分少ない。 この授業は事前の資料等が無く不便に感じたため、先生に頼んだところ後日資料を送ってもらえることとなった。