月次報告書 2025-03
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-08-01 ~ 2025-05-31
留学種別
交換
生活編
8ヶ月目 Anacahuitaの咲く頃に

TPの友人との別れ: 今までずっと支えてくれていた、NUTへの留学を目指し日本語を勉強している学生たちが日本に出発した。今月は彼らにとって節目であり、お互いの言語の学習を意識しながら生活していた。自分にもたまに彼らの作文や日本語の漫画などを一緒に読みながら、どういう意味なのかという話をしている。それで良かったことは、日本語への理解がさらに深まることと、説明しづらく、微妙な差異によって無意識に使い分けている言葉などについて、スペイン語では何と表現できるかという想像力が鍛えられたと思う。心の底から、とてもいい友人に恵まれたと感じている。彼らと日本での再会を約束し、見送った。 友人との会話について: 韓国人の友人たちと毎週月曜日に昼ごはんを作って食べている。メキシコ国内でも作りやすい日本料理や、韓国料理を振る舞ってもらい、食事を囲って談話して、授業の合間にのんびりとした時間を過ごしている。普段の会話でもいまだにわからない単語も多く、何度か聞き直したりということもあるが、皆留学生ではなく、友人の一人として扱ってくれるのでとても嬉しい。みんなでお酒を飲みに行ったり、一緒に課題をやったりなど寮の友人と過ごすことが多い。ポケモンGOというスマホゲームのイベントをこなしたり、海外では“Yakuza”として知られる龍が如くなどの数多のゲームをプレイしたりなど、同じものが好きな友人みんなで楽しめる。ゲームが好きな方は、ゲームソフトなどが買える場所があるので、3DSやNintendo switchを持っていくと良い。 見つけたもの: とても暖かくなってきて、咲いている植物なども増えてきた。春の様相で、柔らかい風が吹いている。目に留まったのは木に咲いている白い花で、前学期以来会っていなかった友達と会った際に、聞いてみたところタイトルのAnacahuitaという名前であることがわかった。メキシコ北部原産の花で、そういったものにも愛着がある。今月は友人たちとストロベリームーンを見られたり、美しいものがたくさん溢れていることに気づいた月だった。 就活について: あまり時間を掛けられるものでも無いので、できる時に取り組むようにしている。あまりハードなことはせず、業界等を絞り込む程度。オンラインセミナーに参加したり、就活アプリなどに登録した個人情報や自己PRを修正したりするなど。というのも、今までは業界や軸などが絞れていなかったので、だいぶ時間を無駄にし、詳細を見ても結局面接には応募しないということもあった。それよりは、目の前のことを少しずつ完了させて、自分について語れる内容を増やす方がいいと考えた。それまでやっていた業界とわずあらゆる種類の企業で、練習のつもりで面接をこなすよりも、一個一個絞って会社の社風に応じて話を作り込んでいく方が向いていると感じた。人によっては当たり前だと感じる方もおられるかもしれないが、そういう直前であたふたする人もいるということで、参考になればと思う。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
メキシコ ペソ
7.4775円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 0 0円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 0 0円
通信費 710.56 5,313円
食費・その他 3,369.06 25,192円
合計 4,079.62 30,505円
授業編
Español Avanzado
スペイン語上級
語学(地域言語)
720分
テストの内容は聞き取り、資料の読み取り、文法の選択問題、そしてビデオ撮影があった。ビデオ撮影というのが、ペアワークで大学内にある特徴的な建物やオブジェクトについての解説を、その場に赴いて行うというもの。短い時間の中でそれらの特徴について説明するので、より簡潔な説明が必要。ペアワークを行うことが多くなり、瞬発的に文章を作る能力が養われる。普段の会話のような感覚で行うので、授業というよりは日常会話の延長のような感覚がある。
Professional Writing in English
プロフェッショナルライティング
講義(英語)
360分
会社に入るという状況を想定して、履歴書など必要な書類の書き方について学習する。課題の提出がペアワークも多いので、一緒に作業するメンバーとメールで連絡を取っていたが、連絡にちょっとしたラグがあるのでより連絡を取りやすいWhatsAppを利用するなどできる限り連絡を取りやすいようにすることが大切。課題を間違いなく提出できるよう、お互いにコミュニケーションを取ることが必須。
Men and gender
男性とジェンダー
講義(地域言語)
720分
男性の生きづらさやメンタルの不調、家庭での父親の振る舞いによって男性はこうあるべき、という感覚が引き継がれるという内容を学習した。社会は男性の苦労に気づかないふりをしていることと、「男は強くあるべき」という発想のせいで、本人にもその不満を言いづらいという側面があることがわかった。男性はどこでなら泣いていいのか、という話題になった時に、シャワールームと葬式の場面、という回答があり、メキシコと日本の男性が受けている苦労にはあまり違いがないと感じた。