留学成果報告書 2025-06
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
中国語専攻
留学期間
2025-02-01 ~ 2025-06-30
留学種別
私費
総括編
上海留学

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1951年 ・学生数 約30000人 ・設置学部 教育学部 • 文学部(中国語言文学系など) • 外国語学部 • 社会発展学院 • 経済与管理学院 • 心理与認知科学学院 • 地理科学学院 など (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 华东师范大学 国际汉语文化学院 普通进修生项目 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など  ・現代漢語 • 中国語会話 • 聴力(リスニング) • 閲読(読解) • 写作(ライティング) • 発音・HSK対策・中国文化などの選択授業 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 所属学部以外の授業:中国語が上級であれば一部履修可(要許可) ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 語学コースの並行履修:可。希望者は別途申し込みが必要。費用は**別料金(数千元)**で時間割調整が必要。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 学部科目の履修は原則不可。ただし、聴講や特別許可で参加可能なケースあり(例:中国文化の講座など)。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 雰囲気:教師志望の中国人学生が多く、落ち着いて真面目。キャンパスは緑豊かで、整備されている。 • 日本人留学生:各クラスに平均2人程度。 • 韓国人留学生:非常に多く、全体の中で最大勢力。 • その他:タイ、ロシア、インドネシア、欧米など多国籍。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど  ・課題:適度にあり(作文、会話練習、音読など) • 試験:期中(中間)・期末のテスト。 • 難易度:神田外語大学(中国語専攻)よりは課題量・負担ともに少なめの印象。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 留学生事務所に日本語対応可能なスタッフが複数在籍。 • トラブル・困りごとは即対応してもらえる環境。 • WeChatでのサポートも充実。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 渡航後に留学生向けオリエンテーションあり。 内容:生活ルール、授業登録方法、キャンパス案内、携帯/SIMの説明など。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) • タイミング:基本は渡航後、プレースメントテスト(クラス分けテスト)後に履修開始。 • 方法:大学のオンラインポータル。 • クラス替えは可能。学期初めの一週間で様々なクラスを聴講し、自分に合うクラスのテストを受け合格したらクラスを変更できる。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 中国語運用力を高めたかったため。HSK5級取得を目指していた。 (2) 留学先を選んだ理由 父親の知人が近くで働いていたことや、日本人が多い点から安全面を第一に選んだ。 華東師範大学は教育分野に強く、日本人留学生も多い。 また上海という国際都市に位置しており、生活しやすいと感じた。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 単語の暗記・HSK頻出文法の復習はしておいて正解。 もっとリスニングに慣れておくべきだったと感じた。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) SIMカードの準備、VPNの設定(現地で少し手間取った)。 寮生活に必要なもの(コップ、スリッパなど)をもう少し事前に揃えておけばよかった。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 授業や寮、課外活動(バドミントンやパーティー)などで交流。 友達からの紹介で仲良くなることが多かった。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 発音の矯正が丁寧。実用的な会話表現を学べた。 クラス内で積極的に発言する雰囲気があり、リスニング力も向上。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 日中交流会 申し込み方法は小红书 、WeChatから。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業だけでなく、現地の中国人学生との交流を通して中国文化の理解が深まった。 本には載っていないような最近の流行りや略語を知ることができた。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 中国語での会話への苦手意識が消え、自信を持てるようになった。 全体的に性格が明るくなり、インドアからアウトドアに変わった。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 帰国後もHSK5級取得を目指し、特にリスニングと作文に重点を置いて勉強を続けたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) オンライン出願。締切や必要書類(HSKスコア、推薦書など)に注意。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) • X2ビザ(半年以内)。申請から発行まで約1〜2週間。 • 提出物:入学許可証、JW202表など。 中国の祝日に合わせて休みになるため,事前にいつ休みか確認すべき。 ウェブサイトには混むと記載してあるが,実際そこまで混んでいない。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) JAL公式から。 (4) 渡航したルート 日本→上海浦東空港 or 虹橋空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) • 大学の出迎えサービスあり(事前申込要)。 • 自力の場合:地下鉄 or タクシーで1〜1.5時間。 私は,エージェントに送迎してもらった。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) エージェントに頼んだため、自分で行っていない。 普通は,大学寮を選択。出願時に寮申込可(人気の部屋は早めに埋まる)、民間賃貸は少数派である。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) エージェントに支払いを頼んだため、自分で行なっていない。 設備や備品は,トイレ,シャワー、洗面台,クローゼット,椅子,机,ベッド。とても綺麗だが,日本のトイレより汚いため掃除や消臭スプレーは必須。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 基本的に清潔で便利。調理器具や変換プラグ、日本食材を持参すると便利。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) • 主にAlipayとWeChat Pay(中国の銀行口座と紐づけ) • 現金は日本のカードでATM引き出し(手数料注意) • クレジットカードは大都市なら使えるが、スマホ決済が主流。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 大学の案内に記載されているSIMカードを購入。寮での販売もあった。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 大学寮・キャンパス:Wi-Fiあり。しかし雨になるとつながりが悪い。 日本の生中継など、動画の容量が大きいと止まる。 VPNがないとGoogleやLINEは使えない(事前インストール必須) (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 現地で病院にかかっていない。熱が出た時はテイクアウトで注文した。AI診察がある。 学内診療所 or 指定病院利用可能。英語・日本語対応も一部あり。 (5) 日本から持っていくべきもの 常備薬、変圧器、VPNアプリ、日本食、お箸。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 上海は比較的安全だが、スリや詐欺には注意 情報収集はWeChat・大使館メール・日本人向けコミュニティ等で。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 学食あり:1食10〜15元程。 寮の近くに外食店多数あり(安いと20元程度) (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) ウェブサイトから入手。現地では、WeChatグループ、掲示板、日本人向けブログなどから。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 街中での列・声の大きさ・衛生意識などに慣れるまでは注意が必要。 夜中に歩かない。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職予定。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) キャラタスやマイナビで情報を集めた。しかし映像や放送はVPNの関係で止まってしまった。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 海外対応力、語学力、文化理解、現地生活力を活かして国際業務などを志望する。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 中国語力は事前に上げておくと充実度が全く違うと思います。 VPN・現地アプリは渡航前にきちんと準備しておいた方がいいです。 エージェント利用者は周りには少なかったですが,私は現地での生活や申請漏れがない安全性からして利用した方がいいと思いました。

留学費用
中国 人民元
20.1666円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 8,400 169,399円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 284.4 5,735円
交通費 474.47 9,568円
通信費 0 0円
食費・その他 18,047.51 363,957円
小計 27,206.38 548,659円
航空券
82,000
保険
44,105
ビザ関連費用
13,000
その他
33,000
合計 720,764 円