留学成果報告書 2025-06
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2025-03-01 ~ 2025-06-30
留学種別
交換
総括編
4ヶ月間の留学を終えて

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1916年 ・学生数 30000人 ・設置学部 人文大学 社会科学大学 師範大学 自然科学大学 生命工学大学 工科大学 創意ICT工科大学 ソフトウェア大学 経営経済大学 医科大学 薬学大学 赤十字看護大学 芸術大学 芸術工学大学 体育大学 ダヴィンチ教養大学 ・その他 ソウルキャンパス ダヴィンチキャンパス 住所;84 Heukseok-ro, Dongjak District, Seoul, 韓国 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 人文大学国語国文学科 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 交換留学生向けの授業(基本的に英語)、学部授業、韓国語の授業 制限無し ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 履修登録時にできなくても教授にメールをすれば可能だと思う ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 語学堂の案内が来た ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 同時履修可能 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 学部数が多く生徒数も多いため、大学の敷地がとても広かった。大学内にいろんな種類の飲食店やカフェがいくつかあり、他にもコンビニや郵便局、ジムなどもあり便利だった。 世界各国からの留学生を受け入れており、アジア圏は中国と台湾が多く、日本人の留学生とも沢山出会うことができた。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 交換留学生の授業は課題があったが、学部授業は試験後を除き基本課題が無かった。また講義の進みが早く、中間と期末の両方あっても範囲は広かった。 一生懸命勉強に取り組む人がとても多かった印象。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか GCC(Global Community Center)に行けばGLAMという留学生をサポートしてくれる方々が大体居てくれる。その中でも20人に1人くらいの規模でBuddyの方がついてくれるのでカカオトークでも相談可。さらに詳しい学校関係ののことは国際交流チームに、寮のことは寮の管理チームに相談すると良い。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 学期が始まる1週間前にGLAMのオリエンテーションがあり諸々の説明とサークルによるステージ発表、キャンパスツアーがあった。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 1月の頭には履修登録期間の日程についてメールが来た。履修登録は2月から3月の前半にかけて数回に分けて実施され、それぞれ以下のように対象者や内容が異なっていた。①交換留学生対象、英語授業のみ登録可能な期間②正規学生対象の登録期間③全生徒対象、韓国語授業と学部授業の残り枠登録期間。英語授業のみの①は問題なく登録できたが、③の学部授業は難しかった。正規学生の登録後に空きがあれば履修できる仕組みだが残っていた枠は少なく、特に他学部の授業はさらに取りにくかった。しかし、教授に直接メールを送れば受け入れてもらえたのでそこまで心配しなくても大丈夫だと思う。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 大学選びの時から生きた韓国語を学ぶために留学に行きたいと考えていた。韓国語をネイティブのように使いこなすためには実際に現地で生活し、言語だけでなくそこに根ざした文化や歴史も含めて肌で感じて学ぶことが大切だと思ったから。 (2) 留学先を選んだ理由 第1希望の大学ではなかったが先輩方の報告書を読んで魅力的に感じたため、この大学を選んだ。 ソウル市内でも漢江の南に位置し、仁川・金浦の両空港からのアクセスが良いことや寮の設備が整っていたことから実際に留学して良かったと感じている。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学のために特別な準備をしたわけではないがこれまでの2年間、大学の授業をしっかり聞き、定期テストごとに学んだことを整理してきたことが現地での学びに活かされたと感じている。 一方で英語力の重要性も痛感した。世界各国から留学生が集まっていたため、英語が話せないと交流の幅が限られてしまい、もっと勉強しておけばよかったと感じた。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 留学生活をより充実させるために、渡航前から旅行の計画を立てたりWish listを作っておいたことはとてもよかった。行きたい場所や時期を考えておいたことで学業と両立しながら効率よく行動でき、多くの経験を積む事ができた。 一方でもう少しアルバイトをして生活費を準備しておけばよかったと感じている。現地では予想以上に出費がかさむことが多く、余裕を持った資金計画の大切さを実感した。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) Global fairをきっかけに多くの日本人留学生と出会い、交流を深めることができた。みんな寮に住んでいたため空いた時間に連絡を取り合い、食事をしたり、ゲームをしたりして楽しく過ごした。また、韓国人の友達とは日本語学科の授業内でのグループ活動(팀플)を通じて自然と仲良くなった。カフェでおしゃべりしたり、ロッテワールドに行ったりして思い出を沢山作ることができた。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業は留学生向け・学部・日本語学科の3種類を取った。留学生授業は交換留学生向けのものは比較的簡単で、留学生全体向けのものは内容が難しい分、とても勉強になった。学部や日本語学科の授業はレベルが高く、日本では学べない内容を学べて面白かった。中でも「日本語コミュニケーション論」が1番興味深く、おすすめ。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) GLAMが主催するGlobal fairに参加した。このイベントを通していろんな人々と交流できて楽しかった。 先輩方が参加していたサークルに入りたかったのだが、今年は申請が遅れたらしく活動することができなかった。とても楽しみにしていたので残念だった。サークル活動をできなかったことが1番の心残り。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 韓国には学科ごとに学生会があり、定期的にイベントが開催されていた。他にも様々な団体が活発的にイベントを行っていて見ているだけでもわくわくした。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学で達成した最も大きなことは知らず知らずのうちに作ってしまっていた固定観念を壊せたこと。特に進路に関して「こうあるべき」という考えに囚われていたことに気づいた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか まず、TOPIK6級の取得を目指したい。そうすることで留学中に伸ばした韓国語の実力を目に見える形で証明できると思う。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) メールで全てお知らせが来るのでチェックのを忘れずに。不安なことや分からないことがあればすぐに国際戦略部か中央大の国際交流チームに聞くことも大事。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 準備しなくてはいけない資料が多く、都市圏の大使館で申請するなら予約をする必要があるので、できるだけ早めに動き出すべき。新潟の大使館は予約なしで2週間弱で届いた。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) Trip.comで予約。格安航空機の事故が相次いでいた時期だったのでアシアナ航空を利用した。 (4) 渡航したルート 成田国際空港ー金浦国際空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 出迎えサービスは無し。金浦空港から노량진역まで電車で移動してそこからはタクシーに乗った。寮は敷地内の1番上にあるの空港からタクシーに乗るのが最善だと思う。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学からメールで寮のお知らせが来たので申請した。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 寮費は後払いで、5月ごろに案内メールが届いた。外国人登録後に口座を開設していたため国際送金で自分の口座に送金し、大学内にある우리은행の窓口で手続きをした。金額が大きいため窓口対応が必要だったが、口座から引き落とす方法にしたので手続き自体はそれほど複雑ではなかった。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 寮はとても綺麗で、不便を感じたことは無かった。設備も整っていて寮から出るのが惜しく感じるくらい快適だった。ちゃんとした料理はできなかったが、共用スペースの電子レンジでパスタやゆで卵を作っている友達もいた。門限は深夜1時なのでその点だけは注意が必要。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 現地では主にクレジットカードを使用していた。ただ、使いすぎたせいかICチップが反応しなくなってしまったので、予備のカードを持ってきていてよかった。現金は送金アプリを使って우리은행に送金していたが、手数料もかかるし、最初は現金をほとんど持っておらずとても困ったので、ある程度の現金は持参することをお勧めする。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 神田外語大学から勧められたSIMサイトから最強eSIMを購入した。外国人登録証が来たら本人認証ができるように手続きをしなければならなかったのが大変だったが、問題なく使えた。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 寮にも大学にもフリーWiFiが完備されていた。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 季節の変わり目に風邪をひいたが、日本から薬を持っていった薬があったので病院に行かずに済んだ。 (5) 日本から持っていくべきもの 韓国ではヘアバームを見かけなかったので、普段使っている人は持参した方が安心。また、味噌汁やお菓子などの日本食も恋しくなるので持っていくと良い。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 治安が悪いと感じる事はあまり無かった。出発前に在韓日本大使館のメールに登録していたので、現地で注意すべき情報を受け取ることができた。また、中央大の教授からもデモの情報などを教えてもらったので事前に把握することができ、その場所には近づかないようにした。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 1人でご飯を食べるときは、500円くらいで収まるように、コンビニで簡単に済ませることが多かった。友達と食べる時は外食や出前になるため、一食あたり1000〜2000円ほどかかっていたと思う。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 学校の公式サイトを始め、複数のInstagramアカウントもフォローし、インターネットを活用して最新情報を収集していた。さらに学科のイベントに関する連絡は主にKakaoTalkを通じて配信されたため、グループに参加し、適宜情報を得ていた。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 特に感じた文化の違いは、物事をはっきり伝えないと相手に伝わらないという点である。日本のように空気を読む文化とは異なり、自分の意思を言葉にすることが重要だと感じた。また、自分から行動しなければ何も始まらないと言うことも実感した。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職。韓国語を活かしながら日本と韓国の架け橋のような存在になりたいと考えている。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 自己分析をしたり、業界や企業について調べたりした。インターンに申し込んだりもしたが、本格的な就活は日本に帰国してから始めた。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学中に身につけた言語運用力と異文化対応力を国際業務や交流の場で生かしたいと考えている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 迷っているなら、ぜひ留学に挑戦してほしい。語学面や金銭面で不安があっても奨学金制度もあるし、行けばなんとかなる!実際に現地に行くことで得られる学びは何ものにも代えがたいと感じている。

留学費用
韓国 ウォン
0.106円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,200,000 127,200円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 55,000 5,830円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 2,200,000 233,200円
小計 3,455,000 366,230円
航空券
80,000
保険
8,000
ビザ関連費用
15,000
その他
0
合計 469,230 円