【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年:1949年に設立された大学です。 ・学生数:約1万人の学生が在籍しており、学部生・大学院生・留学生など様々な学生が学んでいます。留学生も多く、さまざまな国や地域から学生が集まっていると感じました。 ・設置学部:自然科学・生命科学、医学、法学・経済学、農学、工学、社会科学、人文科学など、幅広い分野の学部が設置されています。卒業後に別の学部や大学院へ進学する前にギャップイヤーを選択している学生も多く見られました。 ・その他:キャンパスは広大で自然が豊かです。リスだけでなく猫やキツネを見かけることもありました。また、セキュリティチームや留学生を支援する部署が充実しており、学生へのサポート体制が整っていると感じました。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Undergraduate Credits(学部生) Open Learning – Exchange(交換留学生向けオープンラーニングプログラム) (3) プログラムの概要 交換留学生はOpen Learningに所属するため、学部による制限がなく、履修制限のある科目を除けば学年を問わず様々な授業を履修することができました。学部留学の場合は、所属学部以外の授業も履修可能です。 語学コースも並行して履修することができます。留学生は到着後すぐに英語力を測るテストを受験し、その結果によって語学コースの履修が必修になるか、自分で選択して履修するかが決まります。費用は無料でした。語学留学(Pre-sessional Englishなど)の場合でも、一定の英語力があり担当教員の許可を得られれば、一部の学部科目を履修できる場合があります。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 留学生の割合は全体の約5~10%程度だと感じました。ヨーロッパ、アジア、中東など幅広い地域から学生が集まっており、アメリカからの留学生も多かった印象です。寮では、人種や出身地のバランスを考慮して部屋割りがされているように感じました。日本人学生はそれほど多くありませんでした。教員はフレンドリーで質問しやすく、相談しやすい雰囲気がありました。 (5) 課題や試験 履修した授業では、プレゼンテーションやエッセイなどの課題が中心でした。KUISと比較すると課題量はやや多いと感じましたが、その分計画的に学習する力が身につきました。また、課題提出期限を延長できる制度があり、1学期につき3回まで利用することができました。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った際にはLanguage Centreの先生と面談をしたり、図書館の隣にある学生サポート窓口で相談したりすることができました。学習面だけでなく生活面についても相談できる環境が整っていました。 (7) オリエンテーション 授業開始前と開始直後にオリエンテーションが実施されました。大学施設の案内、授業登録の方法、図書館の利用方法、履修相談、ITアカウントの設定など、生活や学習に必要な内容について詳しく説明がありました。 (8) 履修登録 履修登録は渡航前にMicrosoft Formsを使用して希望科目を提出しました。現地到着後も履修内容の変更が可能でした。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 イギリス英語を身につけたいと思ったことが留学を決意した一番の理由です。好きなロックバンドの話し方に憧れ、実際に現地で生活しながら英語を学びたいと考えました。また、大学生という自由な時間のある時期に海外で生活する経験を積みたいと思ったことや、交換留学制度によって学費負担がなく奨学金も利用しやすかったことも理由の一つです。異文化の中で生活し、自分の可能性を広げたいと考えていました。 (2) 留学先を選んだ理由 イギリス英語が好きだったことに加え、銃社会ではなく比較的安全な国だと感じたためです。また、『ハリー・ポッター』や映画『About Time』、好きなロックバンドであるOasis、サッカーなど、以前から興味を持っていたイギリス文化を実際に体験し、それらがどのように形成され、人々の生活にどのような影響を与えているのかを知りたいと思いました。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 英語学習は続けていましたが、IELTSなどの試験を定期的に受験し、特にSpeakingにもっと自信をつけておけば良かったと感じました。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) インスタント麺や手洗い用洗剤など、日本からもう少し多めに持参すれば良かったと思いました。 (5) 留学中の交友関係 現地の空港で大学の送迎サービスを利用した際に韓国人留学生と知り合い、その後のオリエンテーションやキャンパス探索を一緒に行いました。フラットメイトとはキッチンやバスルームで交流したほか、寮のイベントや無料の食事会などに参加して親しくなりました。また、バレーボールクラブでは週末に一緒に出かける友人もできました。さらに、日本語の授業ではボランティアとして参加し、Japanese Culture Societyにも所属して多くの学生と交流しました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 教員はとてもフレンドリーで質問しやすい環境でした。最初はディスカッションで発言することに緊張しましたが、徐々に積極的に意見を伝えられるようになりました。学生同士も親しみやすく、交流しやすい雰囲気でした。 (7) 授業外で参加した活動 バレーボールクラブやJapanese Culture Societyに参加しました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業外の活動に積極的に参加したことで、現地学生や留学生との交流が広がりました。英語を実際に使う機会が増えただけでなく、日本文化について紹介する機会もあり、異文化理解を深めることができました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 自分から積極的に行動することをためらわなくなりました。新しいことにも挑戦しようという気持ちが強くなり、自分の可能性は自分が思っていた以上に広いと実感できたことが一番の成果です。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 留学で身につけた英語力を維持し、さらに向上させたいと考えています。文法や発音にはまだ課題があるため、ネイティブスピーカーと同じように自信を持って英語を使えるよう学習を続けていきたいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 大学から送られてくるメールをこまめに確認することが大切です。また、履修を希望する授業が自分の留学期間中に開講されているか事前に確認しておくことをおすすめします。 (2) ビザ申請 成績証明書や語学力証明書など必要書類を余裕を持って準備しました。申請から発行までは想像していたよりもスムーズでした。 (3) 航空券を予約した方法 旅行代理店を利用して予約しました。 (4) 渡航したルート 羽田空港からヒースロー空港まで移動しました。 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 大学が実施している空港への出迎えサービスを利用しました。 (6) 滞在先住居を探した方法 大学の寮に申し込みました。5月頃に案内メールが届き、希望する部屋のタイプを選択して申し込みました。 (7) 滞在先住居についての詳細 寮費は4回に分けて支払いました。部屋の設備は申請した部屋の種類によって異なりますが、私の部屋には洗面台があり、トイレとシャワーは共同でした。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス 火災報知器の点検が毎週あり、安全管理が徹底されていました。また、設備の故障などはオンラインフォームから申請するとすぐに対応してもらえました。共用キッチンやSocial Roomがあり、学生同士で交流する機会が多かったです。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 主にデビットカードを利用していました。現金は日本から持参した約3万円分で十分足り、現地で引き出すことはありませんでした。送金はデビットカードのアプリを利用しました。 (2) 携帯電話 ビザセンターで配布されたLebaraのSIMカードを利用しました。学生向けの割引サービスもありました。 (3) インターネット 大学内や寮では基本的に問題なく利用できました。ただし、人が多い場所では通信が不安定になることもありました。 (4) 医療 留学期間中に病院を利用することはありませんでした。 (5) 日本から持っていくべきもの ヒートテック、フード付きの上着、クロックスなどの室内履き、調味料、インスタント麺、お菓子などを持参すると便利だと思います。 (6) 治安状況 夜間は大学内であっても一人で歩かないよう心掛けていました。大学周辺は比較的落ち着いており、安全に生活できました。 (7) 食事 月に1~2回ほどバスでスーパーへ買い出しに行き、普段はほとんど自炊をしていました。学食は1食5ポンド以上と比較的高価だったため利用頻度は少なかったです。外食は1食8~15ポンド程度で、旅行や外出時に利用していました。また、スーパーのMeal Dealは約4ポンドでメイン・スナック・飲み物を選べるため、よく利用していました。大学では無料で食事や軽食が提供されるイベントも月に2回以上開催されていました。 (8) 情報の入手 キール大学の公式Instagramや大学から配信されるメールを主に活用して情報を収集していました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 バスに乗る際は運転手へ挨拶をし、降車時には感謝の言葉を伝える文化がありました。また、英語が完璧でなくても相手が理解しようとしてくれる場面が多くありました。間違いを恐れず積極的に話すことが大切だと感じました。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学には金銭面などでハードルを感じる方も多いと思いますが、奨学金や大学の制度を活用すれば実現できる可能性があります。海外で生活し、新しい価値観に触れる経験は、自由な時間があり挑戦しやすい大学生の時期だからこそ得られる貴重な経験だと思います。不安もあると思いますが、少しでも興味があるならぜひ挑戦してほしいです。
| 内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 家賃 | 4,598.72 | 1,001,245円 |
| 水道光熱費 | 0 | 0円 |
| 学費・教材費 | 0 | 0円 |
| 交通費 | 1,136.3 | 247,398円 |
| 通信費 | 65 | 14,152円 |
| 食費・その他 | 1,502 | 327,019円 |
| 小計 | 7,302.02 | 1,589,814円 |
| 航空券 |
260,000
円
|
| 保険 |
110,000
円
|
| ビザ関連費用 |
105,999
円
|
| その他 |
0
円
|
| 合計 | 2,065,813 円 |
|---|