ペルージャはイタリア中部、ウンブリア州にあります。自然豊かな美しい町で、教会や古い建造物が沢山ある歴史を感じる町並みが続いています。 気候は日本より涼しく、4月の末になっても夜は冷え込むので暖房をつけています。 イタリアは治安がいいとは言われませんが、ペルージャは気をつけていればほぼ大丈夫だと思います。ただ、空き巣やひったくりに遭った友達もいますので注意が必要です。保険に入っておけば、一時的に不便を被りますが金額として損は免れます。ひったくりは、東洋人女性は狙われやすいので注意して下さい。中東系(チュニジア人など)による犯罪が多いようです。夜はあまり出歩かないほうがいいです。 外国人大があることもあり、他の町よりは外国人が多いかもしれません。中国系の店も多く、日本人に馴染みのある食材(高いですが)が手に入るので助かっています。 小さな町なので、少し歩けば高確率で知り合いに遭遇します。店員が顔や名前を覚えてくれることも普通です。 渡伊してから最初の月のため何かとお金がかかりましたが、諸々の手続きも終わり、勝手もわかってきたので、来月はそこまでお金を使わずに済むと思います。滞在許可証などは特にお金がかかりました。こちらは郵便局や警察署に行ったり面倒ですが、大学に日本人の先生が2人いらっしゃるので、わからないことは全部教えて頂きました。この手続きをしないと違法滞在になってしまいます。 ペルージャ外国人大学は、神田の留学生別科のような存在なので、積極的に外へ出て行かないとイタリア人の友人はできません。最初のうちは、英語を話せれば友達の輪が広がります。私は自分の英語に自信がありませんでしたが、イタリア語に比べれば英語は問題なく話せていたことに気づきました。英語専攻の学生なら自信を持っていいのですが、予想以上に街中では英語が通じません。若い人はそうでもありませんが、話せる人もくせが強くて、何を言っているのかよくわからないことがあります。 日本では考えられないことの一つに、お店が閉まっている日と、時間が多すぎることが挙げられます。店の昼休みは長いので、買い物したいのにできないことがよくあります。土日に閉まる店もざらにあります。祝日は大多数の店が閉まるので、前日に買出しに行かなければなりません。 バス・トイレ・キッチン共有のアパートに、私ともう一人の神田からの留学生、声楽を勉強している日本人という三人で住んでいます。シェアハウスに近い形態で、互いに助け合って楽しく過ごしているのですが、日本語ばかり話してしまうのが悩みです。Wi-Fiが不安定な日もありますが、イタリアのWi-Fiはどこへ行っても非常に繊細なので仕方ありません。毎日確実に利用したい人は、自分で契約することをおすすめします。今のところ、これといって賃貸への不満はありません。 ペルージャ外国人大学への留学生は、Student Livingというエージェントから賃貸を探す人が多いと思いますが、仲介手数料がかかり、頭金を国際送金しなければならないので少し余分なお金がかかりますが、問い合わせすると迅速に対応を英語でしてくれて、いいエージェントでした。 自力で物件を探すのは大変でしたが、大家さんにも恵まれましたし、自分で探せば仲介手数料もありません。ガス・水道・電気、Wi-Fiすべてが込みで300€です。大学まで徒歩5分で、イタリアの物件には珍しくバスタブがあります。ほとんどのアパートは家具付きなので、引越したくなったときも案外簡単だと思います。 授業は全てイタリア語なので、イタリア語専攻ではない私たちには大変です。文法の勉強もですが、「イタリア語でイタリア語を学ぶ」ための語彙を増やすことをおすすめします。 レベルはA2という初級の一番上のクラスです。同じクラスの留学生はイタリア語専攻もいるので、レベルチェックテストではいい結果が出せたのだと思います。先生はたまに英語で解説してくれますが、先生方も例に漏れずイタリア英語で、何を言っているかよくわからないことがままあります。 授業中に電子辞書を使うのは日本人だけのようで、他国の留学生が「○○ってどういう意味ですか?」と全体の授業を質問で中断することにはカルチャーショックを受けました。どちらがいいのか未だにわかりません。 単位は7割出席すればもらえるので、欧米からの留学生はかなり欠席が目立ちます。長い授業だと一コマ3時間ありしますが、45分ごとに休憩があります。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 300 | 42,405円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 15 | 2,120円 |
交通費 | 10 | 1,414円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 538 | 76,046円 |
合計 | 863 | 121,985円 |