月次報告書 2026-04
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
2年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2026-03-01 ~ 2026-12-31
留学種別
交換
生活編
二ヶ月目 大学生活!

二カ月目も非常に充実した日々を過ごせました。今月から本格的に大学が始まりました。初めは右も左も分からず不安でしたが、今はたくさんの友達に支えられて楽しく勉強できています。 【大学】 人文教育学部で英語・人文地理学・歴史学を勉強しています。どれも大変興味深い内容で、日本とは違った学びがとても面白いです。お気に入りの人文地理学の授業では「ODS」という単語が頻出しました。先生に聞いてみると「Objeto de Desarrollo Sostenible」の略でどうやらSDGsのスペイン語版らしいです。ただ、教科書がかなりODSに対して批判的な内容であるため、勉強した内容もかなり過激でした。日本で学習するSDGsと、アルゼンチンで学習するSDGsはかなり視点が違って考えさせられます。歴史学は出来事よりも予備知識を重点的に教えていくスタイルなので日本と違う教育システムに驚きました。ディスカッションは難しいですが、日本との共通点や相違点などを話すことで頑張ってついていけています。英語の授業は相変わらず文の樹形図分類に苦戦しています。この内容は現地学生もあまり理解できていないようなので、みんなで助け合いながら勉強しています。 また、大学の授業中に驚いたことが2つあります。一つ目は、英語の授業中に知らない人が募金を募るために授業に乱入してきたことです。その人は「息子の誕生日が近いのにお金がないから…」的な事を言ってお金を集めていました。日本だと通報案件なので驚きです。二つ目は歴史の授業で青空教室を実施したことです。政府に対する不満の意思表示らしく、大学の前の道路で授業を行いました。友達に聞いてみると、どちらもよくある事らしいので文化の違いを実感しました。 【寮生活】 今月は寮で新入寮生歓迎のアサードを行いました。新入生はお礼にスケッチと呼ばれる劇を行う伝統があるようなので、三月の終わりからみんなで協力して会場の装飾とスケッチの練習を頑張りました。当日はたくさんのおいしい料理が楽しめて、スケッチも無事に成功?して良かったです。 また、映画に誘ってもらい近くの映画館にみんなで出かけました。英語音声にスペイン語字幕だったので、かなりハードな挑戦かと思われましたが、難なく理解することができました。とても面白かったです。日本語が一切ない環境で新作の映画を楽しめたことで自信が付きました。 【プチ旅行】 今月はブエノスアイレス中心街に3回遊びに行き、レティ―ロやパレルモの有名な観光地をまわってみました。どこも楽しかったですが私のお気に入りはレコレータ墓地です。知らない外国人の墓と聞くとあまり興味はわかないですが、実際に行くと荘厳な雰囲気にとても感動できます。 そして観光地に行く時は学生証を持っていくことをお勧めします。「DNIと呼ばれるアルゼンチンの身分証があれば無料や格安で入場できるが、外国人観光客は正規の入場料を払う」というケースが何回かありました。しかし学生証を提示して、ただの旅行者じゃないことをアピールするとすんなり無料で入場できるところもありました。交渉力の見せどころなので勉強の成果が試せる良い機会になります。 【趣味&週末】 今月は空手教室の体験に行ってきました。自分の練習していた流派の空手がまさか地球の裏側でも親しまれているなんて感慨深いです。師範はとても優しく、生徒たちも大人から子供まで良い人ばかりでした。稽古の内容は日本では理屈や技の意味を教えられますが、アルゼンチンではひたすら身体の動かし方を教えるようでした。そのため武道というよりスポーツの側面が強いように感じました。また、稽古の後に「道場訓」という掟を唱えるのですが、皆がスペイン語に翻訳されたものを唱えていて驚きました。私が日本語で唱えると、みなさん興味津々だったので嬉しかったです。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アルゼンチン ペソ
0.1147円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 350,000 40,145円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 10,000 1,147円
通信費 13,000 1,491円
食費・その他 200,000 22,940円
合計 573,000 65,723円
授業編
English grammar Ⅱ(theoretical)
英文法 Ⅱ (理論)
講義(英語)
480分
チョムスキー派生成文法を用いた英文法授業。樹形図で英語を視覚的にとらえて分析する科目の講義。クラスは100人前後でみんな積極的に取り組んでいる。事前にオンラインで資料が送られて来て、授業後にも復習シートが送付されるため予習・復習が必須。今月はComplementizer Phraseがさらにいくつかのフレーズに分類できること、倒置と省略の文法上の違い、疑問文と感嘆文でのWhatの働きの違いを学んだ。
English grammar Ⅱ(practical)
英文法 Ⅱ (実技)
講義(英語)
240分
チョムスキー派生成文法を用いた英文法授業。樹形図で英語を視覚的にとらえて分析する日本では珍しい英語教育。クラスは30人前後で、通訳や英語教員を目指すレベルの高い学生たちが熱心に取り組んでいる。先生の雑談が非常に面白く、レベルは高いが学びが多い。今月はSubordinate Clauseの分類と宿題の難しい問題の解説が中心だった。
Geography of Asia, Africa, and Oceania
アジア、アフリカ、オセアニアの人文地理学
講義(地域言語)
360分
主に南半球に焦点を当てた人文地理学の授業。留学生は自分1人だが、全体の人数は15人前後でこじんまりとした雰囲気。専門用語が多いが、トピック自体は簡単なものが多いため事前に資料に目を通せば十分理解できる。植民地支配や先進国・開発途上国などの問題を人文地理学の観点から考える大変有意義な授業。今月はアフリカ諸国の独立と国家成立の過程を資料の読解・ディスカッションを通して分析した。
Historia Social Argentina (práctico)
アルゼンチンの社会史
講義(地域言語)
240分
アルゼンチンの経済・社会・文化など総合的な観点から歴史を分析する授業。主に植民地支配後の国家成立の過程を中心に学習している。クラスは20人前後で、授業では資料の読解を通して少人数グループに分かれてディスカッションを行う。レベルは高いが積極的なアウトプットが必要とされるため言語力向上のために有意義な授業。
Historia Social Argentina (teórico)
アルゼンチンの社会史
講義(地域言語)
240分
アルゼンチンの経済・社会・文化など総合的な観点から歴史を分析する授業の講義。クラスは8人程度。植民地支配後の国家成立の過程を中心に学習している。アルゼンチンにおける国家成立と移民の関係やそれに関する問題点などを学習して歴史につなげるアプローチ。日本とは違う角度で歴史を勉強していくのが興味深い。
Spanish Course
スペイン語コース
語学(地域言語)
420分
留学生用のスペイン語の授業。対面とオンラインで週に2回おこなう。人数は10人程度で大学外の生徒も一緒に受講している。今月は点過去と線過去の活用と使い分けやアルゼンチンのスペイン語の特徴について勉強した。