月次報告書 2013-08
プロフィール
学科
国際言語文化学科
学年
4年
専攻
インドネシア語専攻
留学期間
2013-08-01 ~ 2014-06-21
留学種別
交換
生活編
最初の1ヶ月。

滞在先:わたしたちは3人で女性専用の寮に住んでいます。3人同じ建物ですが、部屋は1人1人わかれています。部屋には、机、いす、ベッド、全身鏡、クローゼット、クーラーなど基本的なものはすべてそろっています。お風呂、トイレ、キッチンは共同ですが、掃除が行き届いていてとても綺麗です。ウォーターサーバーもキッチンにあるので、ミネラルウォーターの補充もできます。いちいちミネラルウォーターを購入する必要がないのでとても助かっています。寮にはわたしたちのほかにインドネシア人4人、日本人1人が住んでいます。旅行に行ったり、実家に帰るとお土産を買ってきてくれたり、寮で会うと話しかけてくれたりと、優しい方ばかりなので安心して生活できています。寮にはお手伝いさんがいるので、共同スペースの掃除や洗濯はすべてやってくれます。大家さんもとても明るく優しい方なので安心です。 食事:授業の関係上、毎朝5時に起きているので、朝ごはんは主にご飯にふりかけ、お茶漬け、のりなどをかけるくらいのもので済ませています。お昼は主に、大学の食堂で友達とわいわい食べています。麺類、炒めご飯、お粥、揚げ物、焼き鳥などさまざまありますが、それぞれおよそ100円程度なのでお財布にはとてもやさしいです。ここ1ヶ月でいろいろ食べましたが、今のところはずれはなくすべておいしいです。わたしのお気に入りはbakmi という麺類です。夜ご飯は、寮で自炊することもありますが、最初はショッピングモールのレストランで食べることが多かったように思います。ショッピングモールのご飯はおいしく安心できますが、やはり値段は高めなので最近は屋台や、寮付近のお店で食べることが多いです。 通学:大学までは徒歩20分ほどです。寮のある細い道を出ると車通りの激しい道にでます。その道沿いには夕方になると屋台がずらーっと並ぶのでとても賑やかですがその分注意が必要です。また朝は前日の賑わいのせいかゴミ、異臭が目立ちます。その後歩道橋を渡った先に大学があります。この歩道橋周辺に来たらかばんを前に背負うことが鉄則です。 クラス:授業2回目くらいまでは、インドネシア人英語を聞き取ることが本当に難しく、苦労しました。今までネイティブの発音ばかり聞いてきたためか、クラスメイトだけではなく先生の発音やイントネーションにも驚きましたが、最近はだいぶ慣れて聞き取れるようになりました。わたしたちは1年生として英語の授業を受けているので、クラスメイトは年下の子ばかりですが、それぞれ個性があって、気さくに話しかけてくれたり、ご飯に誘ってくれたりととても明るく優しい子ばかりです。 週末の過ごし方:週末は主に大学の友達と遊んでいます。ジャカルタの主な交通機関は、タクシーとバスです。タクシーは初乗り60円、バスは決められた範囲ならどこまで乗っても35円なので、とても便利です。ショッピングモールばかり行っていましたが、先日初めてコタトゥアという博物館や広場のある観光地に行きました。生活するために必要な生活用品はすべてジャカルタのショッピングモールにそろっているので何の心配もありません。 携帯電話:携帯電話はインドネシア国内連絡手段として、最低限電話とメールのできるプリペイド式のものを購入しました。本体の値段はおよそ2.000円です。プリペイド式なので、なくなってしまったらまたコンビニやショッピングモールで再び使用する分を購入しなければなりません。日本から持って行ったiPhoneはカメラの代わりとして使っています。 気候:朝、夜は昼間に比べていくらか涼しさはありますが、大学まで歩けば半袖でも汗ばむくらいです。それに比べて昼は日本の夏と変わらない暑さです。湿気は日本よりも少ないように思いますが、日差しや感じる暑さはほとんど同じです。 服装:学校へは袖のあるTシャツまたはシャツ、長ずぼん、靴またはベルトのあるサンダルで行きます。カトリックの学校ですが、肩や膝の見える服装は許可されていません。大半の学生はTシャツ、長ずぼん、スニーカー、スリッポンまたはベルトの着いたサンダルです。普段はこのような服装で問題はありませんが、テスト期間は必ず襟つきのものを着ます。また、外の気温は高いので半袖で十分ですが、教室の中はクーラーが効きすぎて寒く感じることも多くあるので、パーカやカーディガンは必須です。

住居形態
学生寮
有線LAN
月額費用
インドネシア ルピア
0.01円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,750,000 17,500円
水道光熱費 0円
学費・教材費 315,000 3,150円
交通費 300,000 3,000円
通信費 0円
食費・その他 3,000,000 30,000円
合計 5,365,000 53,650円
授業編
Listening1
リスニング1
語学(英語)
200分
配布されるプリントに沿って授業が進みます。説明、ポイント、解説などもちろんすべて英語で行われます。プリントの内容は、2人の対話や広告、イベントのお知らせなどさまざまです。1つの問題に対し、3回ほど繰り返し聞きますが、その3回の中で1語1句抜けることなく書き取る能力を鍛えます。書き取りが終わると、一人ひとり板書をし、先生が解説をしてくれます。RとLなど普段馴染みのない発音の違いにより、人名を聞き取り書く力は現地の学生にはかないませんが、すばやく確実に聞き取ることに集中し、現地の学生の耳、手に追いつこうと頑張っています。人数はおよそ20人ですが、それぞれ席が区切られています。
Speaking 1
スピーキング 1
語学(英語)
400分
授業内は質問、説明、会話、意見、解説などもちろんすべて英語で行われます。最初の授業は自己紹介が主ですが、2回目からはしっかりと授業に入ります。授業内容は、決められたテーマに沿っての重要語句、フレーズ、対話の例などを学び、応用のためにロールプレイを行うというものです。主に前半は語句、フレーズなどを学び、その後10~15分ほどで準備し、2~5分のペアロールプレイをクラス全員の前で行います。声の大きさ、学んだフレーズの応用数、内容、発音などによりペアごとに評価されます。人数はおよそ20人なので、授業はもちろん参加型です。現地の学生はとても活発で、文法に多少誤りはありますが、語彙の豊富さに驚かされます。宿題が毎回出るので、うまく時間を作って取り組むことが大切です。
Cross Cultural Understanding
異文化理解
講義(英語)
200分
指定の教科書とスクリーンを使用し、アメリカの文化と自国の文化について学びました。授業内は説明、質問、回答、会話などすべて英語で行われます。ほかの授業に比べて専門用語が多いため、レベルは高めですが、アメリカの文化と自国の文化の比較や類似点を見つけ、そこにさらにインドネシアの学生の意見を聞くことができるため、内容はおもしろいです。講義ではありますが、一方的に先生が説明するのではなく、学生の意見を求められたり、グループディスカッションをしたりと、わりとアクティブな授業です。およそ20人のうち外国人はわたしたち日本人3人だけなので、頻繁に意見を求められます。発言に戸惑うときに、自国の文化や考え方をもっと勉強すべきだったと感じます。
Extensive reading of fiction
リーディングフィクション
語学(英語)
200分
指定の教科書に沿って授業が進められます。発言、質問、説明、解説などもちろんすべて英語で行われます。内容は主に、予習した長文の読解ができているかの確認、各段落のポイント確認、要約です。問題の答え合わせも行いますが、なぜ自分がその答えを選んだのか、ポイントはなんなのかを問われるため、説明するための話す力も鍛えられます。馴染みのある理解しやすい内容のものから、普段馴染みのない内容のものまでさまざまあります。スピーキングのクラスと同じメンバーで授業を受けていて、人数はおよそ20人です。この授業も毎回宿題が出るので、時間を見つけて取り組んでいます。
Writing1
ライティング1
語学(英語)
200分
授業内では、主に毎回異なるテーマにそっての文法的な説明が行われます。スクリーンの例文を使用し、文法的に間違っているもの、ポイント、単語やフレーズの使い方、またより適した言い回しなど細かいところまで学びます。もちろん授業内はすべて英語で行われます。その学習が終わると、その回で学んだことを応用して、授業内に5~10行の文章を書きグーグルプラスを使って提出します。また宿題も同じように、その回で学んだものを応用して与えられたテーマに沿って書き、グーグルプラスのグループへ提出します。期限は翌日の夜0:00までで、その後2日間の間にクラスメイトの課題に対してのコメントを書かなければなりません。コメントの内容は、文法的ミスまたは、こうしたらもっと良い文章になるのではないかという提案です。この宿題は毎週欠かさず出されるので、気付いたら日課になるのではないかと思います。時間を見つけて書き、提出して、コメントしてという作業を毎週欠かさず継続して行うことは簡単ではありませんが、クラスメイトの文章の書き方、間違いなどをシェアできるので効率良く学ぶことができているように思います。人数はおよそ15人です。
Pronunciation1
発音1
語学(英語)
200分
この授業ではe-learningを使用し、1回の授業で3~5つくらいの発音記号や発音方法を学びます。対象となる音をもつ単語の発音練習を先生の手本にしたがってひたすら行い、その音をもつ単語が多く含まれた20行以上の文章を音読し、一人ひとり録音し、提出します。この作業を3~5回繰り返します。先生が生徒の録音したものをその場で聞いて、それぞれの苦手な部分やポイントをアドバイスしてくれることも多くあります。基本的に宿題はありませんが、ミニテストやクイズの前など予習が必要なときもあります。わたしたち留学生はまだ学生番号を使用できないので、毎回隣のクラスメイトと画面をシェアして授業に参加しています。