5月の18日の夜に成田を発って六余時間、19日の未明に学生寮到着。飲み水も石鹸も寝具も場磨き粉等々、生活に必要なさまざまなものが無いまま、ついてすぐに我慢しながら床に就く。 そしてとにかく暑い夜。窓と扉を開けると体温より熱い風が優しく吹きぬけ、野良犬が大合唱。その余韻が耳から離れようとした頃、すかさず南国の猛烈な朝日が私にご挨拶。虫眼鏡の焦点でじりじりとあぶられかのような陽射しは、砂漠で水を求めながらさまよう夢を与え、忘れられない目覚めにさせる。 その日初めに買ったのは扇風機と水。ここで生きるために先ず必要となるものだ。この日から今日までの二週間、すこしずつ生活に必要なものを買い揃える。 さて本題 1、 住 8階建ての学生寮の7階に住まう。昼夜警備員が駐在。ちょくちょく繋がるWi-Fi設置。エレベーターは奇数階にとまるが運動のため、使用を控える。のぼりもくだりも階段を使用。 1、 衣 すぐに汗をかいて一日のうちに何度か着替えるので、服が足りなくなる。洗濯は直ぐに山ができてしまうのでこまめにする。洗濯機は寮の一階にあり共同で使う。使用料の一回20バーツを惜しみ、毎回たらいで手洗い。これがまたいい運動になる。 2、 食 料理一品35バーツ(100円ちょっと)が平均。あらゆるところに飲食店があるので、お金さえあれば食べるものには困らない。ただし、朝はあまり店がやっていない。自炊するより買って食べたほうがはるかに安価なので、食はほぼすべて買い食い。果物は安価で豊富。キロ単位の量り売り方法。ライチやランプータンは1キロ130円。マンゴー80円。ランプータン200円と、とにかく安いため冷蔵庫には常に果物を冷やし、暇さえあれば口にする食生活。料理も果物も安価で恵まれているせいか、寮の7階までの上り階段の足取りが鈍くなる一方。 まとめ 5月はノートや教科書などの授業に必要なもの、食器や衣類などの生活に必要なものを揃える準備期間でもあり、身体をならす期間であった。いよいよこちらでの生活に慣れてきた今、来月の授業が近づくにつれて、勉強の意欲が増す今日この頃である。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 3,000 | 9,420円 |
水道光熱費 | 64 | 201円 |
学費・教材費 | 20,000 | 62,800円 |
交通費 | 500 | 1,570円 |
通信費 | 100 | 314円 |
食費・その他 | 2,000 | 6,280円 |
合計 | 25,664 | 80,585円 |