月次報告書 2015-10
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
4年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2015-08-01 ~ 2016-05-31
留学種別
交換
生活編
FIU 10月

「授業について」 授業編でも書きましたが、履修中の国際関係学の授業では、ついて行くのがやっとで毎回の課題でなかなか良い点がもらえません。そこで、留学を考えていている人たちへ授業選びのアドバイスを今回は書きたいと思います。 まず、最初の週にシラバスなり、授業内容の説明が教授からされると思います。ここで、その授業についていく自信がなければ、他の教授で同じような内容の授業を探すORその授業は後期に回し、他の科目を履修する。1年間の留学なら、前期・後期で2回履修する授業を選ぶことが出来ます。しかし、せっかく留学に来ているのだから、できる限りの努力はしたいし、この分野の勉強をしに海外に来たのだ!という場合は₍私自身がそうですが₎教授に名前と顔を覚えてもらうことが成功への第一歩だと思います。教授によっては、TA₍教授のアシスタント₎を紹介してくれたり、KUISでいうところのwriting centerのようなエッセイの内容や英語力強化を手助けしてくれる場所を紹介してくれます。私は、Law school の院生さんを紹介してもらい、彼に文献などで理解出来ないところは補足説明をしてもらうなどし、なんとか授業を履修し続けています。日本のように黙っていたら伝わる文化は残念ながらアメリカにはありません。手遅れになる前に、教授なり、クラスメイトなりに早めに相談をし、授業をより理解する努力をすることをオススメします。 「10月の生活」 マイアミとにかく暑いです。毎日半袖で過ごしています。10月といえば、Halloween!ということでデビルの仮装をしてホームパーティに出かけたりなどしました。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アメリカ ドル
102.07円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 790 80,635円
水道光熱費 0円
学費・教材費 0円
交通費 20 2,041円
通信費 0円
食費・その他 310 31,642円
合計 1,120 114,318円
授業編
Introduction to Hospitality and Tourism
ホスピタリティ&ツーリズム入門
講義(英語)
990分
10月の授業では主に、「Club Management,The Cruise Line Business & Gaming and Casino Hotel」について理解を深めました。Clubと言っても、Night Clubのような若者がお酒やダンスを楽しむようなHotなものから、伝統的なCountry Clubなど、様々なジャンルのClubとその経営の仕組みなど、ビジネス方針にフォーカスした内容でした。また、ClubとHotelの違い、ManagerとBoard of Directors のそれぞれの役割など、この授業を履修しなければ知り得なかった情報が満載でした。 また、10月中旬に、Midterm Exam、いわゆる中間テストがありました。こちらもオンラインで受けました。テスト内容は時間制限ありの選択問題で、今まで学んだことが知識として身に付いているかどうかの確認テストでした。
China Then and Now
中国の過去と現在
講義(英語)
675分
今月は主に、中国の現在社会に焦点を当てた内容の講義が多かったです。例えば、経済発展の著しい中国と世界経済がどのように関わり合っているのか、世界の工場と呼ばれていた⁽現在も⁾中国と世界一の経済大国アメリカがどのような外国政策を用いて、お互いにWin-Winな関係を築こうとしているか、そして何がそれを阻んでいるのかについて、学びました。 また、中国国内で深刻化している環境問題についても教授の講義とクラスメイトのプレゼンをもとにディスカッションを通して学びました。北京でガスマスクをつけて結婚式を挙げた夫婦の写真や中国人教授自らの母国での体験談をもとにした話し合いでは、いつも以上に多くの発言が飛び交いとても有意義な時間でした。
Introduction to International Relations
国際関係学入門
講義(英語)
675分
冷戦の終結は新しい国際秩序にどのような影響を与えたのか。 ベルリンの壁が崩壊された11・9から同時多発テロの9・11までの世界の動きを主に学びました。それぞれの専門家が異なる理論を発表していますが、私が一番印象に残ったのは、Francis Fukuyamaの“end of history"とHuntingtonの “clash of civilizations" です。前者は、WW2後は、民主主義が世界中に浸透し、社会制度が発展するというもの。民主主義が浸透すればするほど、国同士の今までの様な力による戦いが減るという理論。後者は、WW2後は、文明と文明の衝突が主な軸となり紛争や戦争が勃発するというものです。また、John MearsheimerのThe Tragedy of Great Power Politics"では、WW2後の世界は米国VS中国となるとも考えられています。 ただ単に世界史を学ぶのではなく、一つ一つの歴史的な出来事の原因・結果を理論立てて説明できるようになるための授業です。FIUでは、国際関係学を教えている教授の数が多いのですが、私は一番厳しいと言われている先生の講義を履修しています。この授業では、ほぼ毎回小テストや新聞記事・文献を読んでそれに対して自分の意見を国際関係学の理論を用いりながら書くエッセイの提出があったりなど、正直きつい授業ですが、課題以上に教授の授業が魅力的なので履修することを決めました。
Beginning Painting I
ペインティング基礎 I
体育・実技
1320分
過去の有名な画家達はどのように色彩を用いて自身の感情や思想を表現したのか。授業前半₍1時間ほど₎ではArtists達のアトリエの映像を見てそれをもとにクラス内でディスカッションをします。それぞれの色の持つ役割とその表現の仕方や伝え方などのColor Theoryについて学びました。 また、実技では木材とペイント用の布を用いて自分だけのキャンバスを手作りし、その上にキュビズム作風の作品を描きました。 10月にはクラス全体₍個人₎でのField Tripがありました。これは、クラスで学内の美術館に行く+自分個人でキャンパス外のアートを見に行くというものでした。ちなみに、教授は現役のアーティストとしてご夫妻で活躍中のため、マイアミビーチ周辺で個展を開いたりなどしています。