エドモンズは学校の停車場からバスで20分ほどの小さな港町です。特別目を引く観光場所もなけれ大きなショッピングモールもない町ですが、私はここがすごく好きです。通りに並ぶ店々は古くからの自営業が多く、店主とお客さんはほとんどが顔見知り、私にも気さくに話しかけてくれます。そんな中で私が一番好きな場所は、1920年代からあって今尚現役のエドモンズ映画館。ここはスクリーンが1つしかなく上映作品も1週間に1つと、都会の映画館に比べると不便ではありますが、私がアメリカで出会ったなかで最も好きな映画館です。 劇場に入ると、上映が始まるまでスクリーンに映し出されるのは、音もなければ動きもしない、近くのパン屋や本屋の広告。音一つない劇場の外ではポップコーンを売る声が聞こえ、徐々に劇場内が映画を楽しみにするお客さんの声で溢れ出します。いざ上映開始の時間になると、スクリーンの前に立って挨拶をするのはオーナーのスティーブさん。今日は映画を観に来てくれてありがとう、来週はこんな作品をやる予定だから観に来てね、それからエンドロールの後にはちょっとしたおまけがあるよ、じゃ、映画を楽しんで。と、一通りのご挨拶があると、いよいよ、映画が始まります。この日観に行ったのは、日本では来月公開の『ファインディング・ドリー』。この日は日曜日だったこともあり劇場内は家族連れでいっぱいでした。アメリカでは何度か映画を観に行きましたが、日本よりも観客の反応が大きく、映画館で見ず知らずの人と感動を共有する素晴らしさを知ることができました。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 0円 | |
水道光熱費 | 0円 | |
学費・教材費 | 0円 | |
交通費 | 1,110 | 113,298円 |
通信費 | 0円 | |
食費・その他 | 300 | 30,621円 |
合計 | 1,410 | 143,919円 |