日本を出てアメリカで2度の乗り継ぎ、様々なトラブルがありましたが無事にブラジリアに辿り着きました。 ここに広がる光景は、青い空、白い雲、赤土の大地に木々の緑。絵に描いたような広大な丘に道路が張り巡らされ、カーレースのようにビュンビュンと車が走り抜けていきます。 とにかく自然が多くて、ずっと都会で暮らしてきた私にとっては、空が広くてとっても気持ち良い街という印象です。一応中心街には、首都にふさわしく多くの建物が並んでいますが、それでも東京とは比にならないほど自然がいっぱいで、遠くまで丘が続いているので景色がとっても綺麗です。2月は授業がないので、ほぼ毎日、近所の公園やスーパーまでのんびり散歩に出かけました。ただ、自然が多いぶん生き物も多く、雀や猫が寮の中に迷い込んできたり、アリや蜘蛛などの様々な虫がそこらじゅうに発生します。最初、寮の棚の中や部屋の隅にもたくさん死骸が転んでいて、気持ち悪いのをなんとかこらえながら、部屋じゅう大掃除をしました。ときどきシャワールームにも蛾やアリが発生します。先日は、なんと食堂でサソリが息絶えていました…(誰かが踏んづけたみたい)。気持ち悪くて寮を抜け出したくなるときもありますが、1年間共存していけるよう、慣れていきたいと思います。 全体的にはのんびりしながら、生活に必要なものを買いそろえたり、学校に手続きをしに行ったりして過ごしました。 せっかくなので観光もと思い、中心街のカテドラルまで片道1時間半かけて歩いて行ってきました。ずっと見てみたかったオスカーニーマイヤーの建築で、予想よりも小さい印象でしたが、円錐型の形で青いステンドグラスがとても綺麗でした。たまたまミサも行われていて、賛美歌が響き渡ってとても神秘的な空間でした。 寮のブラジル人の学生に連れて行ってもらい、本場のアサイーを食べました。粉ミルクとの相性が良いのが意外でした。 2月後半はカーニバルの時期なので、padrinho(お手伝いしてくれるパートナー)に誘われて、ブラジリアのカーニバルに連れて行ってもらいました。リオのカーニバルとは全く違い、広場に大勢が集まってお酒を飲んだり踊ったり騒ぐ、という形のフェスのようなものでした。ほとんどは若者でした。そこのテーマが「baby doll」という名前なので、男性は女性用のキャミソールやショートパンツを身につけたり、みんな思い思いの仮装をしたりカチューシャを付けて楽しんでいるようでした。実際に見たことはありませんが、渋谷のハロウィンのような状態でした。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 1,280 | 47,360円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 0 | 0円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 640 | 23,680円 |
合計 | 1,920 | 71,040円 |