七ヶ月間の留学を経て、異文化コミュニケーション能力や積極性が身についたと感じる。四六時中英語を使う環境い身を置いていたため、もちろん語学力も留学当初からは比べ物にならないほど伸びているとは思うが、言語はあくまでコミュニケーションツールのひとつでしかなく、使えるか使えないかは自分の積極性にかかっていた。しかしただ話しかければコミュニケーションが取れるというわけでもなく、相手を不快にさせないようにするにはどうしたらいいか、どんなことに気をつければ楽しくコミュニケーションが取れるかなどを考えることが必要だった。アメリカは確かに自由の国だと謳われていはいるが、それは何をしても許されるというわけではない。そこかしこにアメリカ式の常識が張り巡らされ、それに順応しなければ常識知らずのレッテルを貼られるのである。ただ、それに気をつけてさえいれば、私のいたエリアは寛大で温かい人たちばかりで、快適に暮らすことができた。旅の恥はかき捨てという言葉があるように、アメリカ暮らしの新人である留学生たちは、恥をかくようなことをしてもそれが公衆の迷惑でない限り温かく見守ってもらえていたと思う。この留学で気づいたのは、どこで何をするにしても現地の常識にはなじまなくてはならず、わからないことは積極的に聞かないと教えてもらえないという、ごく一般的なことだった。しかし、日本にいるままだったらそんな当たり前のことになど気づかず、自分の狭い常識の範囲から抜け出せなかっただろう。この留学は、確実に私の視野を広くしてくれた。最後にこの場をお借りして、留学に行かせてくれた家族、励ましの言葉をくれた友人たち、留学のサポートをしてくれた先生方、その他私の留学にかかわったすべての方々に感謝を申し上げる。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 575 | 65,084円 |
水道光熱費 | 0円 | |
学費・教材費 | 1,044 | 118,170円 |
交通費 | 0円 | |
通信費 | 0円 | |
食費・その他 | 450 | 50,936円 |
合計 | 2,069 | 234,190円 |