月次報告書 2017-08
プロフィール
学科
英米語学科
学年
4年
留学期間
2017-08-01 ~ 2018-04-30
留学種別
交換
生活編
念願の留学生活のスタート

 マイアミに到着してからの2週間は全てが新しく、時にストレスフルで、でも日本にいては絶対に経験できない最も刺激的な日々でした。最初の1週間は本当に長かったです。初日に留学生みんなで行くショッピングトリップで友達ができると思っていましたが、周囲の出身地にすごく偏りがあり、ほとんどヨーロッパの人々でした。アジア人は他に1人もおらず、周囲が初対面にもかかわらずハグしてキスして仲良くしているのを眺めることしかできませんでした。しかし説明会では色々な留学生と話すことができて、その日の夜に数人で出かけました。すごく嬉しかったのですが、すぐに周囲との英語力の差を認識し、会話に全く混ざれませんでした。それでも次の日は別の留学生と近くの大きなモールに行きました。意識して積極的に話したらちゃんと伝わって、楽しむことができました。また、今学期から復活したというバディープログラムで私のバディーになった子が、つい2週間前までKUISに留学していたということで、すぐに仲良くなり、たくさん助けてくれました。  授業は、毎日緊張しながら受けています。必ずといっていいほど自己紹介をさせられたのですが、日本から来たということを大げさにアピールしたら授業の後に声をかけてくれる学生が何人かいて、連絡先を交換できたので、わからないことがあってもなんとか授業はやっていけそうだと思いました。授業内で必ず1人はサポートしてくれる存在がいると心強いです。先生が話していることは正直いってほとんどわかりません。いかにKUISのネイティヴの先生方が私たちに気を使って話していたのかがわかります。学生も日本より積極的で、平気で先生の話を遮って発言します。学生の英語はフランクなので、さらにわかりません。でもそのままにせず、近くの学生に質問するように心がけています。最初は勇気が必要ですが、アメリカでは割と知らない人に急に話しかけることが普通です。「この列何?」「ここはどこ?」「Hi」などと私もよく話しかけられます。  授業が1日1つなどとばらけているので、フリーな時間も割と多いです。大体は宿題に費やしますが、この2週間はあまり宿題が出なかったので、バディーとその友達に日本語を教えたり、友達の寮で夕食を食べたり、出かけたりして楽しんでいます。週末にはよくパーティーがあります。sushi partyやマイアミの日本好きが集まるmeet upなどに参加しました。少し疲れていても、ノリについていくの大変そう...と思っても、人脈を広げて、より長い間英語に触れるように、誘いは全て断らないように心がけています。その甲斐もあって、2週目は毎日楽しく過ごせて、あっという間に感じました。何と言ってもバディーの人脈が広く、たくさんの友達を紹介してくれます。みんな親日家で、焼肉をご馳走してくれたりドライブに連れていってくれたり、本当にいい人たちです。日本人の先生方ともつながりを持つことができ、日本語の授業のボランティアに行ったり、私が考えているプロジェクトなどの相談にも乗ってもらっています。最初は日本人が全くいなくて少し寂しかったですが、今となってはたくさんの地元の友達ができて良かったと思っています。今日(9/1金)は大学のラジオにも出ました。  長くなりましたが、1つ大事なことを言い忘れていました。寮生活についてです。私はUniversity Towersという寮に住んでいるのですが、2人部屋でルームメイトはいつも笑顔を絶やさない、とても優しい素敵な子です。他の友達の寮に行くとルームメイト同士のコミュニケーションがなくていつも驚くのですが、私たちはいつもよく話します。彼女は色々なことを教えてくれるし、日本のことも積極的に知ろうとしてくれるので会話が絶えません。そんな素敵な寮生活ですが、1つとっても嫌なことがあります。それは火災警報の過度な発動です。この2週間で4回も発動しました。本当に恐ろしいサイレンの音が爆音で流れ、時間を問わず階段で外に出なければなりません。私は一番上の10階なので本当に大変です。最初の2回は訓練だったらしいのですが、日本のように訓練だとは伝えてくれないので、本当に死ぬ思いでパスポートと財布と携帯を握りしめて震えながら逃げました。あとの2回は料理の煙やタバコ等による誤作動でしたが、回を重ねるごとに慣れました。しかし全員逃げたか部屋に人が入ってくる徹底ぶりなので、毎回しっかり逃げています。もし今後交換留学でUniversity Towersに住む人がいたら、ぜひ覚悟しておいたほうがいいとおもいます。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アメリカ ドル
102.07円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 860 87,780円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 69.22 7,065円
交通費 60 6,124円
通信費 0 0円
食費・その他 700 71,449円
合計 1,689.22 172,418円
授業編
Introduction to Hospitality and Tourism
ホスピタリティ&ツーリズム入門
講義(英語)
340分
Course Description: 月 Textbook: インターネットでレンタル Test: 0回 Class: 170分×週1×2週 ホスピタリティ、日本でいう「おもてなし」や旅行について学ぶ。今月は導入しか行っていないが、ホスピタリティとは何なのか、観光業はどのようにして発展したのかを学んだ。また、来月行われる最初のプレゼンテーションに向けてグループ決めもした。授業形態は先生がパワーポイントを使って講義をし、大事なところのメモを取りつつ質問があれば手を挙げて発言するという自主性、積極性が求められる形である。Quizeは定期的にBlackboardというオンラインサイトを通して提示される。シラバスには2週目にテストがあると記されていたが、何も表示されなかったので受けていない。今の所宿題はReadingのみ。
Writing and Rhetoric
ライティングと修辞学
語学(英語)
250分
Course Description: 月、水、金 Textbook: 学校の書店にてレンタル Test: 0回 Class: 50分×週3×2週 (授業5回) KUISの必修で習ったようなライティングの基礎を学ぶ。小さな教室で少人数で行われる参加型の授業で、受講者のほとんどは1年生。やっている内容は難しくないが、KUISのELIの先生方のように日本人に気を使って授業をしてくれるわけではないので、「これについて10分で周りと話し合って、文を書いて」と咄嗟に言われても、トピックを正確に理解するまで時間がかかるので、少し大変だった。また、周りの1年生は話すのがとても早いし、私の知らない表現をたくさん使うのでついていくのに必死だった。それでも日本についてや、自分の得意な分野の話題が出た時には積極的に意見を述べるよう努力した。今の所宿題はReadingが主だが、これからfirst essayに向けてintroductionのdraftなど、Writingの宿題が増える。
Introduction to International Relations
国際関係学入門
講義(英語)
300分
Course Description: 火、木 Textbook: インターネットでレンタル Test: 0回 Class: 75分×週2×2週 国際関係を主に歴史的観点で振り返る。ディスカッションなどは一切なく、先生が講義して質問や意見があれば手を挙げて発言する。取っている授業の中で最も静かな授業だが、内容はとても興味深い。周りの学生がすごく国際関係に詳しくて、積極的に発言をするし、今まさに進行している北朝鮮やISISといった国際問題に繋げて考える場面も多い。日本の話題もたまに挙がるが、発言できるほどの知識がなくて情けない思いをいつもしているため、より世界や日本について自主的に学ぶ意欲につながっている。今の所宿題はReadingのみ。
Zen and Tea Ceremony
禅&茶道
講義(英語)
320分
Course Description: 金 Textbook: 買わなくても良いと言われたので買っていない Test: 0回 Class: 160分×週1×2週 日本の禅と茶道について実践的に学ぶ。先生は日本で実際に10年間茶道の修行をしていた方で、とても親日家である。最初の授業はシラバスの説明と自己紹介、茶道についての簡単なビデオを鑑賞して終わり、2週目からはグループに分かれて実際に畳や茶碗を用いて正座等の練習をした。私は日本人だが全くお茶の文化を知らなかったため、とても興味深いし、日本人ではない人々の考え方を知るのがとても楽しい。宿題は今の所ない。