住処が決まらないまま上海に飛び立ったので、最初はとても不安でしたが、上海に到着した翌日に1人部屋(風呂・台所つき)で大学までのアクセス、治安が良いアパートが見つかったので安心しました。後にクラスメイトや友達から聞く話によれば、9月は新入生、留学生が一斉に入学するので学生寮の部屋が足りないことがよくあるのであまり落ち込まなくてもいいとのことだそうです。 私のクラスは「文化班」という主に中国文学と中国史をメインに勉強するクラスなのですが、人数は私を含めて6人しかいません。少人数なので授業中に質問しやすく、クラスメイトもみんな仲が良いです。クラスに日本人は私しかおらず、その他は韓国人、シンガポール人、ドイツ人、オーストラリア人、アメリカ人です。各国から1人ずつクラスにいるので、異文化交流するにはいい機会だと思っています。また、同じ国の人同士で固まるということもないので雰囲気がとても良いです。大学が始まって思ったことは、アジア以外の国から来た留学生の中国語レベルが非常に高いということです。日本のように漢字を使い、文化の中にも中国と似た部分がある国とは違い彼らは漢字を使わず、中国文化ともさほど所縁のない地域から来ているにもかかわらず、中国語がとても上手なので感心すると同時に刺激を受けます。 留学生の割合は韓国人が圧倒的に多いという印象を受けました。日本人は想像していたよりも少なかったです。私が履修している歴史系の授業は韓国人の本科生も受けていて、私のクラスの人数よりも多いです。また、たまに空き時間に興味のある授業を聴講しているのですが、現地学生以外では韓国人しかいなかったような気がします。 今月は中国の大学の新学期なので、新歓パーティーや留学生同士のイベント、サークル歓迎会などが頻繁に行われました。この大学のサークル歓迎会は「百团大战」と呼ばれており、その名の通り100近くあるサークルが集まって勧誘を行います。規模が大きく、すごい盛り上がりを見せていました。ただ楽しむだけのサークルばかりではなく、管理学の会やセクシャルマイノリティーの人たちを支持する会など、考えさせられるものががあるサークルが大学に存在することに驚きました。わたしが興味を持ったのは歌、ダンス、語学、美術のサークルです。この大学でしか体験できないようなサークルがたくさんあって、見て回ってるだけでも充分楽しかったです。 大学の近くには大学路という小洒落たカフェやバーが並ぶ通りがあり、夜になると学生で賑わいます。また大学の最寄駅である五角場駅周辺はショッピングモールやデパートが立ち並んでいて放課後と休日は主にここで時間を潰しています。五角場駅は地下鉄10号線が通っていて、一本で虹橋空港、豫园や南京东路といった観光客にも人気のスポットに行けるのでアクセスが便利です。 上海では支払いは主にスマートフォンアプリの「支付宝(アリペイ)」です。財布を持ち歩かなくて済むので便利なのですが 、中国はネットが遅いのでたまに支払いの際にエラーが出ることに困ります。ネットといえば、中国ではSNSやGoogleが禁止されているのでVPNを通してこれらに接続していたのですが、9月中旬に国家ネットワーク安全宣伝週間という活動があったそうで、この期間中はVPNが使えない日が続きました。今後もこういったことが起こるかもしれないと考えると不安です。 最初の1カ月はアパート探し、引っ越し、入学手続き、新学期のイベントなどがあり、あっという間に時間が過ぎていきました。明日から10月で国慶節休暇に入ります。最近、連日雨かと思えば晴れの日は蒸し暑く日差しが強かったりと気まぐれな天気が続いてるので体調に気をつけて休暇を過ごしたいと思います。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 3,000 | 49,170円 |
水道光熱費 | 200 | 3,278円 |
学費・教材費 | 2,542 | 41,663円 |
交通費 | 100 | 1,639円 |
通信費 | 56 | 918円 |
食費・その他 | 2,000 | 32,780円 |
合計 | 7,898 | 129,448円 |