月次報告書 2018-03
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2018-03-01 ~ 2019-02-28
留学種別
交換
生活編
ロンドリーナ

現在、私が暮らしているのはブラジル南部、パラナ州に位置するロンドリーナというまちである。この街は、訪れる前から日系がとても多いという話を聞いていた。実際、街に着いてみるとイメージしていたよりも日系が多いという事、そして、日本語を話すことのできる人々が多いということである。興味深いのは、街で日系が話している言葉には日本語が混じっている場合があるという事である。例としては、「Vou chegar 12時ね」というイメージである。この様な、日本語が混じったポルトガル語を街で時々聞くことがある。(外国人である自分に向けたものでは無く、街での盗み聞きによるもの) また、食文化についても、ざっと街を散策した感想では中華料理店よりも日本料理店の方が遥かに多く感じられ、とても驚いた。言語以外にも、日本人移民を記念した公園が存在する点など様々な点において、日本との距離の近さを感じることが出来る。日系に限らず、親日家がとても多い。 街の雰囲気に関して、日本に近いものを感じた。街は静かで、人々も落ち着きがあるように感じた。自分のブラジルのイメージであった、「果てしなく愉快で、音楽が鳴り響く」というイメージはここパラナ州には当てはまらない様である。交通に関しても、やたらとクラクションを鳴らすといったことなどは無いが、日本と比べると少し運転が荒く感じられた。 治安に関して、到着して直ぐは、治安の悪さは余り感じ無かった。しかし、多くの家には電気柵や高い塀がある事、現地の人の話を聞くと、やはり、治安は余り良く無くないようである。また、ロンドリーナに限ったことでは無いが麻薬汚染が存在し、注意を促されたことが幾度かあった。とても安全な日本で当たり前のことは、当然通用しないということである。 ポルトガル語の習得に関して、日本語を話す事が出来る人が多いのはデメリットには感じない。何故なら、彼らは言うまでも無くポルトガル語話者であるからだ。むしろ、知らない単語や言い回しを理解するにはとてもメリットに感じる。 ロンドリーナとパラナ州、州都であるクリチバを訪れた際に感じた、発音の違い。 クリチバは、ロンドリーナからバスで約6時間に位置する。興味深いのは、あまり距離が離れていないのにも関わらず、言葉の発音が違うと言う事だ。典型的に感じたのは、「Te」の発音である。ここロンドリーナでは、日本語の「ち」に近い発音をするが、クリチバでは「ティ」に近く感じられた。「Rr」の発音は、ロンドリーナ、クリチバ共に摩擦音は弱く感じられた。 交通費の内訳には、ロンドリーナ、クリチバ間の往復、約272 Reais を含む。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
33円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 580 19,140円
水道光熱費 0円
学費・教材費 0円
交通費 335 11,055円
通信費 0円
食費・その他 580 19,140円
合計 1,495 49,335円
授業編
Português para japonês
ポルトガル語
語学(地域言語)
360分
文法、Celpe-Brasの練習、フォーマルなポルトガル語 普段の会話で使う様な語彙表現、そして仕事などで使われるフォーマルなポルトガル語を学んだ。
Cultura Brasileira
ブラジルの文化
講義(地域言語)
360分
ブラジルの文化 ブラジルと日本の挨拶の違いや、ブラジルの多様な人種構成、またブラジルの地域ごとの特徴について学んだ。 ブラジルの歴史 ポルトガルによるブラジルの発見や、奴隷制の導入について学んだ。