ブラジルの食文化 ブラジルと日本の食文化では、食材や調理法が異なるという点はいうまでも無い。しかし、実際にブラジルで暮らしてみて、料理そのものでは無く食べ方について興味深い事を2つ発見した。 1つ目は、ナイフとフォークを持つ手についてだ。日本では、多くの人が利き手にナイフ、もう片方にフォークとう使い方をするが、ブラジルでそれは反対だという事だ。実は、この事はブラジルを訪れる前から聞いた事があった。しかし、実際ブラジルで食事をする中で、人々が日本とは逆の持ち方をする理由が1つの仮説として導き出された。それは、ブラジルの主食が日本と同じコメであり、利き手と逆の手でフォークを使いコメを食べるのは難しいという事だ、特にブラジルのコメは日本のそれとは異なり、粘り気が無くパラパラしている。ブラジルでは、肉、野菜、コメが1つの同じ皿に乗っている場合が多く、自分自身、ナイフとフォークを持ち替えずに食事するにはこの方法が1番だと感じた。もちろん、利き手にナイフを持つ人や、その都度持ち替える人もいる。 もう1つの発見は、ピザの食べ放題ではピザのミミを残す人が多いという事だ。ブラジルに到着してから、2回ピザの食べ放題に行ったが、一緒に行ったブラジル人は全員ミミを残していた。テーブルにも、ミミを残す用の皿が用意されているため、多くのテーブルで積み上げられたミミを見る事が出来る。ミミを残す理由としては、ミミ食べるとすぐにお腹が一杯になってしまうからだ。私自身、食べ物を残すのは嫌いだったが、ついつい真似をしてしまった。 20代男性、一人暮らし、ロンドリーナでの食生活 留学生活の中での食生活について紹介をする。まずは朝食だが、実際のところ朝食はチョコレートやクッキーといったお菓子のみですませることが多く、参考にはならないだろう。昼食については、授業がある日は大学の学食で食事をする。因みに、ポルトガル語で学食は"Restaurante Universitário" だが、その頭文字をとり"R,U"と呼ばれる。学食のメニューは日替わりの1つのみで、ブラジルで一般的に食べれている様々な料理を食すことができる。価格は160円くらいであり、コメ、豆の煮こみ(Feijão)とサラダが食べ放題、その他にメインが一品とデザートまでつく。メインは肉が多いが、2週間に一回ほど、魚のフライ(メルルーサ)やラザニアが提供される。日替わりということで、様々な野菜や料理を食べることができるので気に入っている。 夕食は自炊が基本であり、肉と野菜を中心とした食生活である。ここブラジルでは肉がとても安く手に入る。私が基本的に毎晩食べるササミは、1kg300円以下であり、とりもも肉はもっと安い。豚肉も安いものでは、1kg300円ほどで手に入る。野菜は、ケールやクレソン、ルッコラといったブラジルで一般的な野菜を食べることが多い。その他に、タピオカを主食とすることも多い。写真にある、白いトルティーヤのようなものがタピオカであり、ブラジルの食生活ではとても一般的である。味付けに関しては、醤油と砂糖といった和風の味が多い。また、日本と比べてとても安いのがビール、マンゴー、柑橘類でありこれらを楽しむことも多い。スーパーにてビールは350ml缶で70円ほど、マンゴーは手の平サイズで170円ほど、柑橘類は旬の今、大体1kg100円ほどだが、驚くことに近所のスーパーでポンカンが1kg32円ほどで売られていた。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 580 | 19,140円 |
水道光熱費 | 0円 | |
学費・教材費 | 0円 | |
交通費 | 126 | 4,158円 |
通信費 | 0円 | |
食費・その他 | 768 | 25,344円 |
合計 | 1,474 | 48,642円 |