月次報告書 2019-11
プロフィール
学科
英米語学科
学年
4年
留学期間
2019-08-01 ~ 2019-12-31
留学種別
私費
生活編
ヘルシンキで初雪

現地学校見学 初めて、現地の学校見学へ行きました。中高一貫校でした。教室のクラスサイズは、比較的小さく、現地で働く先生の自由な授業を見ることができました。 英語の授業を見学させていただいたのですが、アプローチの仕方が日本とはまるで違うなと思いました。私は教職課程を履修しており、日本で教育実習も終えたので授業を作る、やるという経験は何度がありましたが、日本の英語教育ではあのようなアプローチを取り入れるようになったのは本当に最近で、また適応できる学校も多くはありません。そのため、私が学生の時に受けたアプローチ方法とはまるで違い、こっちの方がもし貸したら英語教育上良いのかもしれないと感じました。 習ってない文法事項バンバン取り入れ、それをイントロとして使い、そのあとで文法説明をするという手順でした。このようなアプローチ方法が日本で主流になるかまだわかりませんが、取り入れられるところはいくつかあるように感じました。 また、見学していて思ったのが、やっぱりこっちの教育方針は自由だと改めて感じました。先生たちは生徒たちを縛っていなくて、とても開放的です。例えば、授業中にコーヒー買いに行くの普通だし、もちろんトイレに立つのも自由で座る席も自由です。 大学生になって忘れかけていた部分がありましたが、私が中高生の時は、授業中にトイレに立つ時は先生の許可が必要でした。トイレは休み時間のうちに済ますが基本でした。 日本は小さい頃から縛り付けていることが多いように感じました。だから時々、反抗心が生まれるのかなと感じました。しかし、日本のやり方を否定しているわけではなく、それぞれの国の方針があり、それがその国に合ってしまっているからしょうがないことだとは思うんです。ただ、フィンランドの自由な形の教育を見て、少しだけ羨ましく思ってしまいました。 授業後、先生にインタビューをしたら、高校生なんてもう大人なんだから、彼ら自身に考えさせて、自由にすることが大事なんだとおっしゃっていました。確かにそうかもしれない、、、と共感できる部分もありました。 インターナショナル幼稚園の見学 インターナショナル幼稚園の見学にも行きました。先生に対しての子どもたちの人数が少なく1クラスにつき約12人くらい。とにかく子どもたちが可愛いかったです。でも1-2歳児ということもあり、コミュニケーションをフィンランド語で取らなければいけなかったので(子どもには英語が全く通じない)すごく難しいなと感じました。また、ご飯の後は必ず、子どもたち自身で後片付けさせていました。まだ歩き始めたばっかりのよちよち歩きの子ですら自分のお皿をちゃんと運んでいて、すごく驚きました。いくら小さい子どもでも、やらせればできるんだ!と感じました。フィンランドでは、先生たちの中で子どもたちを`自立させよう'というのが何事にも前提にあるように思いました。 アイスホッケー見学 フィンランドで人気のスポーツといえば、アイスホッケー!ということで、友達と一緒にフィンランドVSロシアの試合を見てきました。アイスホッケーがあんなに激しい競技だと知らなかったので見ていてとても楽しかったし、会場全体もとても盛り上がっていました。自分自身、スポーツがあまり好きではなく、これが初めてのスポーツ観戦でしたがとっても楽しめました。チケット価格も学割が効いて気軽に見ることができます。 ストックホルムへフェリーで小旅行 フィンランド人の友達がフェリーで行けるストックホルムへの往復割引券を持っていて、それを利用して、往復€20で1泊の小旅行に行ってきました。雰囲気はヘルシンキと何ら変わりはありませんでしたが、また違う北欧の国を見れて良かったです。旧市街がとても可愛くて歩いているだけでとても楽しかったです。フェリーで行けるとは思っていなかったので、とても良い思い出になりました。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
138.81円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 290 40,255円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 10 1,388円
通信費 30 4,164円
食費・その他 450 62,465円
合計 780 108,272円
授業編
Finnish for exchange students
フィンランド語
語学(地域言語)
360分
FINNISH BEGINERS'COURSE FOR EXCHANGE STUDENTS 今月は、乗り物、食べ物、様々な動詞、家族の紹介などをフィンランド語で学びました。結構覚えることが多かったです。 また、授業外の課題が出ました。フィンランドのシティーツアーという名目で2ー3人グループで街の美術館や博物館を周り、先生の課題に答えるというものでした。グループメンバーとの交流も含めることができ、同時にフィンランド語も学ぶことができ、とても有意義な時間になりました。来月は筆記テスト、プレゼンがあるので頑張ります。
Education for Democratic Intercultural Citizenship (EDIC+)
教育における教師の道徳的能力
講義(英語)
1050分
EDUCATION FOR DEMOCRATIC INTERCULTURAL CITIZENSHIP(EDIC+):TEACHERS' MORAL COMPETENCE IN PEDAGOGICAL ENCOUNTERS プレゼンのために、グループで話し合いを何度もしました。文献の内容がとても難しくて理解出来ないパートがいくつもあり、正直話し合いにもついていけていない気がしてとても辛かったです。 グループワークだからこそ、足引っ張ってる感じがしてしまいました。何も言えない自分がすごく嫌になりました。ただ唯一の救いは、グループの仲間が助けてくれたことです。プレゼンでは、グループでの発表担当で比較的易しいパートを私に任せてくれて、とても助かりましたが、同時に自己嫌悪に陥りました。グループディスカッションや発表では、自分の考えていることを表に出さなければいけないので、まずは自分自身で意見をしっかり持ちそれを表現しなければいけません。私はまだまだそれに慣れておらず、自分の力不足を実感しました。 他の国から来た学生は、自分が疑問に思ったことあったらすぐ手挙げて、質問し、先生が喋ろうとしているのにもお構いなしに突っ込んでいきます。日本では見たことない光景で初めは驚いていましたが、そのような意見があることによって、授業をみんなで作っていく感じがして、とても良いと思いました。自分の意見を言えるくらいの自信をつけたいです。 また、私の学部にはママであり留学生の女性がいます。クラスに赤ちゃんを連れてきて一緒に授業を受けています。赤ちゃんはすごく静かで授業になんの問題もないのですが、これは海外では普通なのか疑問に思いました。教授はすごく寛容で、それが許されている学校もすごいな〜と感じました。フィンランドの自由な教育システムがそれを許容しているのだろうかと感じました。
Social Justice and Diversities in Education
教育における社会正義と多様性
講義(英語)
360分
SOCIAL JUSTICE AND DIVERSITIES IN EDUCATION social justiceの初回。思っていた授業と少し違いましたが、ディスカッションが多めで他の人の意見や他の国の教育について、またその人の意見を聞くいい機会だと思いました。 教育現場における、平等、ジェンダー、宗教、差別、いじめ、異文化などのトピックを扱い、グループで授業内容をブログとしてまとめ、最後に自分たちのグループでトピックを決めてプレゼンをし、それをまとめたレポート提出するのが最終課題になるそうです。私達のグループは、メンバーはそれぞれフィンランド、シンガポール、台湾、日本からの学生ということで、それぞれの国の教育現場でのマイノリティーについて取り扱うことにしました。自分の意見をしっかり固めて、他の国との違いについて知れるいい機会になりそうです。