月次報告書 2014-03
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
中国語専攻
留学期間
2014-02-01 ~ 2015-01-31
留学種別
交換
生活編
台湾・高雄市~2ヶ月目~

3月の1、2週目は朝・夜と昼間の気温差が大きく、なかなか長袖がしまえずにいたが、後半になってから急に気温が上昇した。高雄は春を通り越してもはや夏だ。昼間の気温は30度を超え、夜は暑くてなかなか寝付けない。寮の部屋には冷房があるが、4月にならないと冷房用のカードが買えず、とても暑い。 今月は授業が正式に決定し、本格的な授業が始まったので平日に遊びまわることはあまりなかった。台湾の大学では、言語以外の講義でも宿題が出されることが多いので、平日は宿題に追われた。 休みの日には台湾人と日本人の友達で一緒に台南へ日帰り旅行に行った。台南は初めて行った場所で、名所旧跡が多かった。夜は台南の花園夜市に行った。学校の近くの夜市より人が沢山居て、規模が大きかった。 さらに今月は文藻で運動会があり、留学生団として入場行進に参加した。日本語学科の方たちが法被を貸してくれ、それを着て行進した。運動会の日は晴天でとても暑かったにも関わらず、皆一生懸命競技に参加していて、その日は一日中盛り上がっていた。 台湾での生活にもだいぶ慣れてきて、台湾人や中国人の知り合いも増えたのでこれからはもっと中国語を使って交流していこうと思う。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
台湾 台湾ドル
3.34円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 0 0円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 340 1,136円
交通費 162 541円
通信費 180 601円
食費・その他 7,058 23,574円
合計 7,740 25,852円
授業編
正規華語初階三級
中国語
語学(地域言語)
2000分
今月はスポーツ、言語文化、経済、不動産市場についての新聞に関する内容を学習した。 スポーツに関係する新聞ではどのような言葉がよく使われるか、またそれらの単語を用いて文を作ったりした。 言語についての新聞では、台湾での道路標識をピンイン表記にするか英語表記にするかについての記事と、台湾の英語教育についての記事を読んだ。新聞では話し言葉でなく書き言葉で書かれていたり、単語が省略されていたりするので読みにくかった。 経済についての新聞では、アジア・台湾の経済に関する3つの記事を読んだ。この課から復習ではなくなるので、宿題がとても多くなった。1つの記事を読み、関連する問題を5個考え、みんなに質問したり、記事の速読や自分で調べてきたニュースのシェアなどがあった。経済に関する知識がないと先生やクラスメイトの質問に答えられないため、ただ記事を読むだけでなく、世界の経済状況や基本的な知識を調べる必要があった。この課の終わりには一人10分のプレゼンテーションがあり、私は日本の消費税とその影響について発表した。中国語でのプレゼンテーションは初めてだった為どうしたらいいのかがわからなかったが、他のクラスメイトの発表を聞いて色々なことが学べた。 不動産に関する新聞では、台湾の不動産、世界の都心と郊外の不動産状況について学んだ。地価の変動の原因や郊外のどういった地域の地価が上がっているか、台湾の不動産バブルなどについてクラスで討論したり、各国の不動産状況についてのニュースを皆一人づつ発表したりした。この課の終わりにも10分プレゼンテーションがあり、私は首都圏の地価の変動について発表した。前回先生に指摘されたことや、クラスメイトの発表を見て学んだことを取り入れながら準備ができた。今回は皆から質問を受けたり、質問をしたりする時間があり、聞かれたことにすぐ返事ができなかったりしたので次回からはもっと準備をしっかりしなくてはならないと感じた。 単語の意味を中国語で説明したり、自分で見つけてきたニュースをシェアしたり、記事に関することを討論したりと日本で受けていた授業のスタイルとまったく異なるので最初のうちはなかなか慣れなかったが、ただ記事を読むだけではないので、中国語で自分の意見を考える力が身につくように感じる。
本土文化日語導覽
本土文化
講義(日本語)
400分
今月は元宵節と端午節について学習した。 源生節の起源や習慣、食べ物やランタンフェスティバルなどの中から自分の好きなテーマを3つ選んで、元宵節とはどういうものかを説明する文を作り、発表した。この授業を受けている生徒のほとんどは台湾人なので、彼らの発表を聞いて台湾の地方毎に特色があることが分かった。それぞれの発表を聞いてフィードバックを行った。 端午節についても元宵節の時と同様に発表が行われるで、発表の前に端午節とは何かを学び、それについて詳しく調べて原稿を作った。
語言學通論
言語学概論
講義(日本語)
500分
今月は形態論、文法範疇について学習した。 単語とは何か、形態素とは何かについてや、屈折語、孤立語、膠着語の代表的な言語と特徴を学んだ。 テンスやアスペクト、ムード、態、統語論についても学び、日本語の文を用いてどのような文法機能を持っているかについて皆で考えた。
從動畫看日本大眾文化
アニメ概論
講義(日本語)
400分
今月は日本のアニメ技術の特徴、オタク第一世代、第二世代と宮崎駿について学習した。 日本のアニメが1秒当たりのセル枚数をいかに省略するか、CG技術をフルに活用せずにわざとセル画風にしている理由を学んだ。 オタク第一世代では宇宙戦艦ヤマトについて学び、オタク第一世代の人たちは宇宙戦艦ヤマトのように、登場人物が全く同じで、ストーリーが異なる「終わらない物語」が好きであることを学んだ。それに対してオタク第二世代では機動戦士ガンダムを取り上げ、続編では登場人物が異なったりその物語の「世界観」が好きであるということを学んだ。 宮崎駿については、彼の思想が共産主義の影響を強く受けていたこと、戦争が大嫌いだが戦闘機が好きなこと、1989年の天安門事件などから共産主義に幻滅し、ストーリーから絶対的な悪者がいなくなったことなどを学んだ。
時事日文
時事日本語
講義(日本語)
300分
今月はヘイトスピーチ、日本のブラック企業と失業率などに関するニュースについて皆の意見を交換したり、討論した。 クラスのほとんどが台湾人なので、日本人としてはどう思うか意見を求められた。逆に海外から見た日本のイメージや意見を知ることもできた。 また、来月から中間試験のグループ発表が行われる為、授業中にグループを作り、テーマや大体の内容を決めた。