秋学期が始まり、ソルブリッジにとって新入生(ニューカマー)ではなくなったため寮を自由に選択できるようになり、抽選の結果第2希望だったHRDという女子寮に移り生活することになった。以前の寮と違い、門限の規則が緩和されてとても生活しやすくなった。それに伴ってルームメイトも新しい子に代わってしまったのは、仲がとても良かった分寂しいが、新しい子とも色々な話や文化交換をしながらこれから仲良くなれならいいなと思った。新しいルームメイトはロシア人の女の子でお互いの言語を教えあったり、夜まで色々な話をしたり仲良く過ごすことは出来たが、ここで初めて他人と部屋を共有する難しさに直面した。それは部屋の設定温度と生活リズムの違いだった。彼女の部屋の設定温度は私の適切温度をかなり下回る設定で寒くて耐えきれない程だった。今までが逆に何の問題も無さすぎたのだと初めて気づき、これも文化の違う人と生活をする難しさなのだと感じた。