今回の留学の目的は、KUISで学んできた国際関係論と、自分がとても興味を持っているスポーツを組み合わせて、国際平和においてスポーツが持つ可能性を探求することでした。BGSUにはスポーツマネジメントやスポーツ哲学に関するクラスがあり、自分の学びを追求するには最適な大学だと思いました。 ところが実際は、目的のクラスを履修するためには、前段階で他のクラスを履修する必要があり、希望通りの履修は叶いませんでした。そこで、現地の社会学の授業を履修しました。社会学に注目することで、KUISで学んだジェンダー論やアメリカの文化・社会論を発展させることができると考えたからです。留学を終えた今、当初の目的は達成することができませんでしたが、この学びがから、今は新たに「米スポーツ界における女性やLGBTQなどのジェンダー論」という新たに探求したい分野を見つけることができました。残りの学生生活でチャンスがあれば、アメリカのクラスで習得した知識と経験を活かし、学びを深めたいと思います。 また、留学生活を通して様々な成長がありました。中でも一番の変化は、英語を使うことに対する壁がなくなったことです。以前は、英語を話したり書いたりすることに苦手意識がありました。いわゆる「純ジャパ」で海外経験がなく、自然な英語を使いこなすことができなかったからです。 ところが留学先で、もっと授業を理解したい、学びを深めたいという思いから、クラスメイトや教授と積極的にコミュニケーションをとった結果、いつのまにか英語を使うことに対する壁を感じなくなっていました。例えば、スポーツマネジメントのクラス内で行われたグループディスカッションでは、好きなスポーツについて周りの学生と意見交換したいという思いから、自分の語彙力の少なさに臆することなく、積極的に発言できました。陶芸のクラスでも、自主的に作品の制作に関する英語表現を学び、最終的にクラスメイトに手順を説明できるようになりました。その時私は、こてこての受験英語を話していたかもしれませんが、とにかく相手に理解してもらうことを第一に考えた結果、私の説明が伝わり、クラスメイトの学生が作品を完成させる手助けをすることができました。とても興味がある分野だからこそ、授業+αの取り組みで陶芸に関する語彙力を伸ばすことができ、クラスメイトに制作の手順を説明するという行動に移すことができたのだと思います。 このように、好きな分野の学びをもっと深めたい、という思いでキャンパスライフを送っていたところ、いつのまにか英語を使うことに対する壁を感じなっていました。気づいたら、この8か月で授業の理解度も英語力も上達していました。そして、自由に科目を選択することができたのは、KUISの履修システムのおかげでした。KUISの履修システムでは、留学先で自分の専攻分野以外の科目も履修可能です。私はこのシステムによって、自分の興味の赴くままにクラスを履修するという選択肢も与えてもらいました。本来であれば自分の専攻に関する科目を選択することが理想かもしれませんが、自分がとても興味がある科目を履修したからこそ、より知りたい学びたいという思いが芽生えました。好きこそものの上手なれ、です。その結果、英語を使うことに対する壁を感じなくなり、最終的に、授業の学びも深まり、英語力も上達したのだと思います。 最後に、私の挑戦を支えてくれた家族、留学先でお世話になった教授や先生方、BSGUで出会った友達、そして何より留学のチャンスを与えてくれた両大学に感謝します。ありがとうございました。また、コロナの渦中にこうして日本で安全に学びを継続できることは、様々留学に関わってくださった多くの皆様のサポートがあってのことだと思います。このことにつきましても、重ね重ね感謝申し上げます。以上です。 (在宅のため、諸費用は発生しておりませんが、アメリカで受診したときの請求金$72がありました。)
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 0 | 0円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 0 | 0円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 72 | 7,349円 |
合計 | 72 | 7,349円 |