月次報告書 2019-10
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2019-08-01 ~ 2020-06-30
留学種別
交換
生活編
三ヶ月目、ようやくメキシコシティ外に。

[グアナファト探訪] メキシコ滞在も3ヶ月目に入り、ようやくメキシコシティ外に旅に出た。グアナファト市はシティからバスで5時間のところにある。メキシコに数あるコロニアル都市の1つであり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されている。色とりどりの家々、車も通れないくらいの狭い道(callejón)、石畳の道など、中世ヨーロッパを彷彿とさせる街並みが広がっている。ピピラの丘からの絶景は見る物全てを魅了する。 又、グアナファトは炭鉱・銀山の町としても知られ、今でも数多くのトンネルが残っている。10月のこの時期、国際セルバンテス祭が毎年開催され世界中から観光客が集まる。今年の招待国はカナダ、招待州はゲレーロ州だった。夜はグアナファト名物、エストゥディアンティーナの美しい音色と共に狭い石畳の道を練り歩く。さらに、グアナファトに来て逃してはならないミイラ博物館にも足を運び、色々な種類のミイラがあることに驚いた。 異世界に迷い込んだかのように静かなトンネルを一人とぼとぼ歩く。充満した排ガスの匂いが今では懐かしく感じる。 [壁画] 休講になった貴重な1日をメキシコ人の友人とシティ内の美術館巡りに費やした。国立宮殿に赴きディエゴ・リベラの大作「メキシコの歴史」を遂に鑑賞した。壁画の大きさと迫力に圧倒された。その後も、現在は美術館になっていてフリーダ・カーロも在籍していたUNAM初の高校(サン・イルデフォンソ学院)やべジャスアルテス美術館に足を運び、メキシコの三代壁画家ディエゴ、シケイロス、オロスコの壮大な壁画を沢山見た。壁画には様々なメッセージや意味が込められていて、それを考えながら見るのがとても楽しかった。中でもべジャスアルテスにあるディエゴ作"El Hombre Controlador del Universo"は圧巻だ。 ※備考 下記の月額費用の学費はCEPEの金額。CEPEの新学期に伴う支払いとグアナファト旅行で先月より合計額が大きい。

住居形態
ホームステイ
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
メキシコ ペソ
5.68円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 4,500 25,560円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 6,130 34,818円
交通費 1,979 11,241円
通信費 200 1,136円
食費・その他 10,092 57,323円
合計 22,901 130,078円
授業編
Español 5
スペイン語5
語学(地域言語)
780分
レベル5の授業も残すところわずかとなってきた。 接続法の続きを進めて最後は最終試験に備えて今までの復習問題を解いたりした。
Redacción y Coversación 5
会話と作文5
語学(地域言語)
360分
最終課題として自然災害における寄付金やボランティアの存在の意義に対するレポート課題が出され、レベル5の会話と作文の授業を閉じた。 人数も10人かける程度いて、みんな積極的に話すし、先生も歴史の知識が豊富でとてもおしゃべり好きな方でとても楽しい授業だった。
Pueblos Originarios
メキシコ先住民史
講義(地域言語)
600分
後半は先住民史の現代に近い歴史を扱った。人種構成、混血、民族舞踊、食事、建築などの特色を学習した。 授業の締めとして、テンプロ・マヨールと併設されている博物館に出向き先生の解説を聞きながら見学をした。 テンプロ・マヨールの内部に潜入するのは初めてだったのでとても勉強になり楽しかった。
Español 6
スペイン語6
語学(地域言語)
1080分
新しい学期が始まりレベル6の教科書ももらい心機一転、6週間新しい仲間と頑張ろう。生徒数は8人で、日本人4人、韓国人2人、アメリカ人1人、ブラジル人1人という構成だ。先生は若い男性の先生で、わかりやすいと評判が良いので信頼できる。 今月はSEの用法(動詞のSEや受動態のSE、無人称のSE)と感情動詞を学んだ。
Redacción y Conversación 6
会話と作文6
語学(地域言語)
540分
午後17:30-19:00ととても遅い授業だが、おそよ10人程度の生徒が受講している。先生は女性の先生でとてもはつらつとしていて、文法も間違えたらすぐに訂正してくれる親切な先生だ。 早速課題が1つ出され、有名なメキシコ人を1人選んでその人について書いてくる宿題だった。 授業もゲームを交えたりしながら生徒が会話の主体となって楽しく授業が展開される。
Historia de América Latina, siglo XX y XXI
ラテンアメリカ史(20〜21世期)
講義(地域言語)
450分
先生はキューバ人男性で、質問にも丁寧に答えてくれる。 今月はアメリカ合衆国とラテンアメリカ諸国(メキシコ、エクアドル、キューバ)との経済関係史を見た。
Introducción al Estudio de Relaciones Internacionales
国際関係学概論
講義(地域言語)
960分
今月は第二次世界大戦期や冷戦期を軸に国際関係とは何かを学んだ。また、移民が国際化にもたらす影響は何かについてグループになってディベートをやることもあった。 背景知識がないため相変わらず理解するのは他の授業より大変だが、日系で日本語の少しわかる友人に助け舟をもらいながら、ディベートに参加し勇気を持って発言をすることも何度かできた。 初めのうちはただ話を聞いているだけだったが、少しずつ発言の機会も得られ成長の証であると信じている。
Pensamiento Internacional Latinoamericano
ラテンアメリカ国際思想
講義(地域言語)
600分
シモン・ボリバルによって書かれた"Carta de Jamaica"をみんなで読みその感想を述べたりした。 今月半ばに最終レポートの課題が出された。内容は授業で扱ったテキストに中から5人程度興味を持った人物選び、その人の説明と感想をまとめる。 何度かストライキで休講。