【期末テストと最終課題】 後期の期末テストは12月の第二週から始まります。テストもある上にPPTによる発表がある授業もあります。そのため自習室に行って勉強をしたり、カフェに行って発表のメンバーとチーム作業を行ったりしました。韓国にいる最後の月のため、もっと沢山サークルの皆と話したりご飯を食べに行ったりしたかったのですが、韓国人は日本人よりもテスト勉強に力を入れている傾向があるため遊べませんでした。忙しく、なかなか友人たちと一緒に過ごせない悲しくて儚い時間を過ごす1か月になりました。PPTの発表がある授業では日本と韓国の時間の概念に関する調査を韓国人50人、日本人50人の計100名に行いPPTを作成しました。外国人がとる授業だったのですが、中国人の方が大半のクラスで、中国人の方が発表する時は熱心に聞き、中国人以外の方の発表時はスマートフォンを触っている方が大半で、自分の話す韓国語は十分に通じているのか、発表の内容はどうなのかいまいちわからなかったのと、一生懸命細部までこだわってPPTを作成したのになと悲しくなってしまいました。フィードバックも感想も頂けず、消化不良に終わりました。 テニスの授業をとっていたのですが、天候不良で一週間後にテストを受けることになりました。他のテストは本来テストを受ける予定だった週に全て終わっていたため、テニスのテストのためだけに学校に行き、その日は−10度だったため体育館で行いました。 【お別れ会、友人たちと最後のお出かけ】 仲の良かった友人たちと帰国前2週間から帰国前日まで沢山遊びました。韓国の冬の醍醐味とも言える、韓国ドラマに沢山登場する포장마차(半分外のテントのような居酒屋)に韓国人の友人2人と初めて行きました。サムギョプサルと貝の鍋を食べたのですが、本当に美味しかったです。一緒に行こうと誘ってくれた友人に感謝しなければなりません。その日は탕후루(フルーツ飴?)を買いに行ったらもう2本サービスで頂き計2本も食べました。数年前に日本でイチゴ飴が流行りましたが韓国では現在再ブーム中です。日本にいた時はミーハーになるのが恥ずかしく、食べずに終わりましたが韓国に来て美味しさを知りました。 また別の友人とはロッテモール前のクリスマスツリーを見に行きました。ツリーの前の広場ではクリスマスマーケットもあり、かわいかったです。その日は平日だったのにも関わらず人がたくさんいて、少し休憩しようとカフェを探すもどこもいっぱいで一苦労しました。ですがようやく見つけたカフェで沢山お喋りし、帰りの地下鉄の中でも最後の最後までずっと大好きな友人たちとお話できたため楽しかったです。 2つ入っているサークルの内、前期から入っているサークルの仲のいい韓国人の友人たちを集めてお別れ会を開きました。中にはまだテスト期間だというのに駆けつけてくれた子もいました。更にサプライズでケーキをくれて大変嬉しかったです。8人でインセンネッコを撮り、カラオケにも行きました。最後のカラオケです。お別れの定番ソングも歌ってくれました。もうこんなサークルの雰囲気も楽しめないのだと思うと寂しくなってしまいましたが、楽しかったです。 私が韓国に留学する直前の学期に仲良くなったKUISの元留学生の家が大邱にあったため、その友人に会いにKTXに乗って一人大邱まで行ってきました。時間が足りず観光まではできませんでしたが、そのオンニの運転する車に乗せてもらい飼っている犬を連れていけるカフェに行ったり、美味しいカルグクスのお店に行ったりしました。そのオンニとは暫く会って長くは話していなかったため、留学中の出来事や相談事など沢山の話を交わせて本当に良かったし楽しかったです。 帰国前最後のお出かけはさらに別の韓国人の友人と龍山にある国立中央博物館に行ってきました。留学当初からずっと行きたかった博物館です。私は歴史が好きで、景福宮は勿論、釜山のお寺や戦争記念館にも行っていましたが、この博物館には本当に最後の最後に行けてよかったです。実は前期が終わった時点でまだまだ行けてない・体験できてないことが沢山あると感じ、”行きたい・やりたいことリスト”を作成したのですが、海印寺の蔵経板殿や石窟庵・仏国寺といった都市でもない地方の史跡と博物館以外は全てレ点がついた状態でした。そのため最後の日程で博物館に行けたことは留学生活において最高の幕の閉じ方でした。韓国の歴史の教科書に出てくる国宝を見ることができたのと、一緒に行ったオンニがわかりやすく説明してくれたおかげで石器時代からの韓国の歩みと経済的成長を知れてよかったです。博物館は無料で観覧することができるのですが、展示物が大量にあり1日では全てを見ることができませんでした。今度また訪れる機会があったら、見学しそびれた展示を見たいと思います。 【マンションの退去】 韓国では、家を退去する2か月前までに退去の連絡を大家さんにしなければなりません。何かあっては遅いため私は3か月前に退去の申請をしました。退去の2か月ほど前になると知らない番号から突然SMSが来るようになります。それは他の不動産からの内見の申込連絡です。韓国では人が住んでいる状態で内見を行います。内見は自分が部屋にいる状態でもいいのですが、「ここにはこの人が住んでいる」と他人に知られるのが嫌だったため、部屋の鍵の暗証番号を教える形になりました。自分の電話番号が勝手に数社の不動産に送られたのも驚きましたが、複数の不動産会社に自分の部屋の暗証番号を教えることとなり、なんだか落ち着かない生活が続きました。また、洗濯物を見られるのも嫌だったため、内見の日程に合わせて洗濯機を回したり、干すのが間に合わない場合はコインランドリーに持っていき乾燥機で乾かしたりと内見に生活を合わせる日々が続きました。韓国人の友人たちにこの驚いたという内容の話をしたところ、日本の内見はどうするの?と聞かれ、前の住人が退去・完全にクリーニングした後に初めて内見ができると伝えたところ、本来はそうあるべきだ!と何人からも言われました。どうやら韓国人も不便に思っているようです。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
---|---|---|
家賃 | 520,000 | 56,680円 |
水道光熱費 | 100,000 | 10,900円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 70,000 | 7,630円 |
通信費 | 54,133 | 5,900円 |
食費・その他 | 600,000 | 65,400円 |
合計 | 1,344,133 | 146,510円 |