月次報告書 2023-03
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2023-03-01 ~ 2023-06-30
留学種別
交換
生活編
<1ヶ月目>ついに韓国留学スタート🌸

<留学準備(主に住居について)> 留学準備をする上で私が一番苦労したのは、住居関連です。11月ごろ、私は同時期から韓国外大に留学するKUISの友達と、韓国外大の寄宿舎ではなく、キョンヒ大学の近くの留学生向けに部屋を提供しているところの2人部屋を予約しました。早い段階で住居を契約できて安心していたのですが、1月中盤に突然、2月で営業を終了するので予約がキャンセルになるという連絡が来ました。すぐにまた住居を探し、直接大家さんに問い合わせをして、3件目に問い合わせたところをようやく予約することが出来ました。同じ部屋に住む予定だった友達も、隣の部屋に住むことになりました。 学校までバスで15分、2月オープンの新築、最寄駅から1分の繁華街、部屋にテレビ電子レンジ冷蔵庫洗濯機なども揃っていたりと、コシウォンの割にとても良いところを見つけられて満足しています。 コシウォンは安くて狭いところというイメージがありましたが、最近のコシウォンは広い部屋や家電付きの部屋の需要が高く住みやすいところも多いです。また、光熱費や水道代が家賃に含まれていたり、ゴミも共同ゴミ箱に捨てるだけで良かったりと、メリットもあります。 個人的に、私が使った고방というアプリが条件やエリアに合わせて物件を探せたり、部屋の写真や動画が見れるので、これから韓国に留学される方でコシウォンやシェアハウスを考えている方にはおすすめです。韓国人向けのアプリなので、電話番号が無いと連絡が取れない物件もありますが、カカオトークだけで大家さんに問い合わせたり、そのまますぐに予約ができる物件も多いです。 私は韓国に何を持って行ったらいいのか分からず、とにかく身の回りの生活用品を大量に持って行ったのですが、特に掃除用具などはダイソーなどでなんでも揃うので、持っていく必要はなかったなと思いました。シャンプーや洗顔、生理用品などもオリーブヤングに日本のものが結構ありました。個人的に、日本から何よりも持って行った方が良いと感じたのは、サランラップと日本の食べ物です。ラップはもちろん韓国にも売っているのですが、刃がついているところが違かったり食器にくっつかなかったりと、使い勝手が難しかったです。 <入国後から授業開始まで> 私は2/17に入国をし、直接タクシーで入居先に向かって契約をしました。大家さんが優しくて親切だったので良かったです。その日のうちにemartに行って布団や生活用品を揃えました。そこから4日ぐらいは色々なものを揃えたりとバタバタ過ごし、残りの時間は、隣の部屋に住んでいる友達やKUISから別の大学に留学する友達や旅行で韓国に来た友達と色々な場所に行きました。大学のオリエンテーションやウェルカムパーティーもとても楽しかったです。 <授業開始> 3/2に授業が始まりました。幸い、入国前の履修登録で希望科目を全て取ることが出来たのですが、月曜日に取りたい科目が集中してしまい、昼休みなしで午前9時から午後9時までぶっ通しで授業という不可能な時間割になってしまったので、初回授業を受けて悩んだ結果、2つ授業を落とすことにしました。どの授業もずっと留学したら受けたいと思っていたような授業だったので、とても楽しく受けています。 私が取っている授業は、全て外国人向けの授業で韓国人と話す機会が無いので、韓国人と1:1でペアになり様々な活動をするバディープログラムという大学のプログラムに参加することにしました。3月末に、バディーの子とソクチョン湖に桜を見に行き、楽しい時間を過ごしました。1学期間バディーの子と色々なところに遊びに行きたいです。 授業が始まると、途端に時間の流れが早く感じるようになりました。 <外国人登録と銀行口座開設> 大学のオリエンテーションで学校で団体で外国人登録が出来るという説明があったのですが、外大の外国人登録は発給まで少し遅いという話を聞いていたので、個人で申請することにしました。個人で申請する時はhikoreaで出入国管理所の予約を取らなければならないのですが、大体いつも1ヶ月ぐらい先まで埋まっていてキャンセル枠もなかなかでないので、出国前に予約しておくのをお勧めします。申請には在学証明書や家の契約書のコピーなどが必要なので、大学のチェックインデイと家の契約日より後の日程で予約しておけば問題ないと思います。在学証明書はオリエンテーションより前のチェックインデイに大学のオフィスで出力をお願いして受け取りました。私は入国後に予約をしたので3/22にやっと外国人登録申請をすることができました。 韓国の銀行口座は、授業開始後すぐに奨学金の受け取りのために必要だとメールが来たので、学校の外にあるウリ銀行に口座を作りに行きました。口座の開設には、奨学金をもらうというメールとパスポート、マイナンバーカードの提示が必要でした。たまたま持参していましたが、まさか海外でマイナンバーを使用することがあるとは思っていなかったので驚きました。外国人登録が出来るまでは、カードやアプリは使えず通帳のみが使える状態です。ウリ銀行のATMからであれば、他行への送金が出来るので、私は今のところ家賃の支払いに使用しています。

住居形態
その他 コシウォン
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 650,000 65,000円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 100,000 10,000円
通信費 65,000 6,500円
食費・その他 2,200,000 220,000円
合計 3,015,000 301,500円
授業編
Speech & Interpretation of Korean Language
韓国語通訳とスピーキング
講義(地域言語)
720分
1 オリエンテーション 2〜4 講義資料の音読、韓国語→母語と母語→韓国語の通訳練習 この授業は、韓国語のスプリクトを使って、よりネイティブに近い韓国語の発音が出来るように練習したり、母語に通訳(翻訳)し、また通訳した母語をさらに韓国語に通訳(翻訳)することで通訳練習をする授業です。 基本的に、希望者が前で音読や通訳をし、先生がアドバイスをする形で授業が進みます。中間(音声ファイル提出)・期末試験があります。 スクリプトの音読では、先生がイントネーションや細かい発音の仕方など、ネイティブと区別が付かないくらい正確に発音できるようにするために本当に細かくアドバイスをしてくれるので、とてもタメになります。 韓国語→母語と母語→韓国語の通訳練習では、まずは自分で翻訳を考えた後、母語が同じ人同士でグループになり意見交換をして翻訳を完成させます。
Movie and Korean Translation
映画と韓国語翻訳
講義(地域言語)
720分
1 オリエンテーション 2 映像翻訳、映画翻訳の一般 3 映像翻訳家と映画翻訳家の道 4 映画翻訳に対する観客たちの期待規範 この授業は、実際に翻訳家としても仕事をされている先生が、映像翻訳と映像翻訳家という職業について講義をしたり、学生が実際に字幕作成ソフトを使って字幕を作成する授業です。 中間試験は試験の代わりに作成した字幕を提出します。 映像翻訳家という職業についての講義は、インターネットで調べてもあまり知ることができなかったこと(翻訳期間や翻訳費など)も知ることが出来て面白いです。 字幕作成の実習授業は4月からなので楽しみです。
Translation of Korean grammar
通翻訳韓国語文法論
講義(地域言語)
720分
1 オリエンテーション 2 「選択」を表す多様な韓国語文法パターン 3 引用文 4 動詞の名詞化 この授業は通翻訳をする上で必要な高度なレベルの文法構造について学ぶ授業です。 私はKUISでも文法論を受講しましたが、KUISのものよりも平均的に難易度が高い文法を扱っているように感じます。上級の文法ではTOPIKには出てこないような表現が多く、ハン検2級レベルの表現が多いかなと感じました。内容は難しいものもありますが、先生が優しく丁寧に説明してくれて、問題演習をする時間も多いので、しっかり身についている感じがします。似た表現で言い換えが可能な表現でも、微妙なニュアンスな違いを教えてもらえます。 中間・期末テストがあります。
Understanding of North Korea
北朝鮮の理解
講義(地域言語)
480分
1 オリエンテーション 2 北朝鮮の成立と展開過程1 3 北朝鮮の成立と展開過程2 4 北朝鮮の文化:偶像化と象徴、文化 この授業は、北朝鮮の歴史や生活について学ぶ授業です。初回の授業では、全員が軽く自己紹介をしました。2回目からは、1945年の第二次世界大戦の終戦による朝鮮の解放からの歴史から講義が始まったので、日本と関連した内容がよく出てきました。内容は難しいですが、北朝鮮に関する事実を知れるだけでなく、国家とはどのようなものか、戦争とはどのようなものか、人間の感情などと話を結びつけて講義が進むので、深く考えさせられます。 中間試験の代わりにレポートを提出します。
Korea Geography and Tourism
韓国の地理と観光
講義(地域言語)
900分
1 オリエンテーション 2 韓国の地理と観光 概論  3 韓国の国立公園 4 韓国のユネスコ世界遺産 5 韓国のその他の文化遺産 この授業は、韓国で実際に翻訳家として活躍されている先生から、翻訳について学んだり、翻訳したものを先生にフィードバックしてもらえる授業です。 まだ数回しか授業を受けていませんが、翻訳とは何かという話が興味深かったです。私もそうでしたが、「どれだけ直訳、また意訳すべきか」「正しい翻訳は何か」という悩みに対して、先生が「原文の言語を知らない人が翻訳されたものを読んで違和感なく原文の内容を理解できるかが大切」「適切な翻訳はあるが、完璧な、正しい翻訳は無い」といった話をされていたのが印象深かったです。 また、日本人の先生なので、日→韓の翻訳だけでなく韓→日の翻訳のフィードバックもしてもらえます。 試験の代わりにレポートを提出します。