私は3/6に同じくブラジルに交換留学する友人と一緒の飛行機で成田空港を出発した。ブラジルへの渡航ルートは成田→ドバイ→グアルーリョス(ブラジル/サンパウロ)である。その友人とはドバイ空港で分かれ、「これからは本当に私1人かぁ、」とドキドキしながら、それぞれ留学先へと向かった。サンパウロに到着し、高校の時から目指していたブラジル留学が叶ったという実感が湧き嬉しくなった。空港ではスーツケースが1時間流れてこず焦ったが、iFriendsというバディプロジェクトの友人がその間も外で待っててくれ、一緒にUVERタクシーで自宅へと向かった。到着したのは夜8時ごろで、外出するのも危険なためRappi(Uber Eatsのようなもの、スーパーの商品も購入可)で必要な物を得た。基本的には時差ボケがあるようだが、普段からロングスリーパーなため時差ボケがあまり気にならなかった。 [ 到着後の生活 ] 到着した次の日は自宅でゆっくりし、お茶漬けを食べたり、使い方のわからない洗濯機で洗濯をしたりした。 到着から2日後、iFriendsの別の友達に近くのスーパーを案内してもらった。その次の日にはこれから使うことになる校舎も案内してくれ、午後には日本に関するものが多く売っている”リベルダージ”に行った。私は約10年前にサンパウロに滞在していたため、久しぶりの景色で懐かしい気持ちになった。ブラジルでの初めての外食は日本食だった。リベルダージでは日本人店主と話すこともできた。 以前友人とスーパーに行き、レジの流れはわかっていたため、1人で買い物ができるようになった。到着から5日くらい経ち、Uber タクシーを使って近くのショッピングセンターで1人で衣服や必需品の買い物もした。 あっという間に3/13オリエンテーションの日になり、さまざまな説明を受け、1時間半にかけて行われる広大な大学内バスツアーも行われた。広い、とても広い、広かった。同じ留学生日本人とも初対面し、11人もいることがわかった。そして授業見学期間(2週間)が始まった。渡航前に履修希望調査があったが、それはあまり関係のないようで、ある程度自由に授業に参加することができた。授業は当たり前のことながらどの授業も全く理解することができず、とても不安になった。取りたい授業は勿論あるが、自分にとって今の学期を最大限に生かし成長するためにポルトガル語で理解するためのステップとして本来履修するつもりのなかった日本関係の授業も選択した。授業が始まってからは、同じ授業を受けているブラジル人に声をかけ、授業ノートを送ってもらい、それを元に図書館で勉強している。地下鉄での労働者ストライキによって授業が二日間休講になることもあったり、私が受け取った学生証は他の方の写真と取り違えられていたりと日常的に予想のしないことが起きるためとても面白い。 3月後半になると少しだけ生活に慣れてきたため、パウリスタ通りで念願の白マック(建物)を見たり、イビラプエラ公園で球技をして遊んだり、サイクリングをしたりして遊んだ。また、ブラジル人友達とポルトガル語字幕のあるオスカー映画を観たりした。 [ サンパウロの気候 ] 3月は、日中はとても暑く夕方になると必ずと言っていいほど雨が降った。基本的には、朝には雨は止んでおり、夕方に雨が降るのはわかっているため傘を持っていれば安心。私の住居、部屋は湿度がとても高かった。 [ 食事 ] お昼は学食を食べている。ジュイスの大学よりは少しだけ高いが、R$2(52円)でお肉やデザート(果物など)、サラダ込み込みの学食を食べることができる。ジュースもあり、コップを持参すれば飲み放題。本当であれば夕食まで食べて帰宅したいが、自宅が絶妙に遠く、暗い中何もわからず歩くのはまだ危険だと判断したため、落ち着くまでは自宅で自炊することにした。 [ 住居 ] 私は現地の状況が具体的にわからなかったため、一番条件の良かったAirbnbに滞在した。キッチン、洗濯以外は全て個人専用で使うことができ、部屋はとても綺麗である。生活するうちに、自分にとって都合のいい場所、便利で比較的安全な場所(前提:どこも危険)がわかった。この場合、時期的な問題で住居が埋まっていたりするため注意。USPはButanta駅から大学内(とても広い)まで繋がるバスがあり、私は駅まで歩きそこからバスに乗っていた。勿論場所によっては徒歩でも登校可能、その方が早い場合もある。オリエンテーションから10日程経ってからBUSPというカードを受け取ることができ、これから先の登下校時のバスが無料になった。 [ 携帯電話、モバイル通信について ] ブラジルに持ち込んだスマートフォンは、VIVOで契約した。Simカード(ブラジルではchip(シッピ))は服屋さんや薬局など、携帯会社でなくても購入することができる。私は服屋さんで購入した。その際CPFが機能していないことにより自分でアプリで契約することになった。Simと端末の個人設定に関してはブラジル人の友達に頼むのが一番効率が良いと思う。私は一人で知識と調べたことを頼りになんとなく設定を行えたが、SMSでポルトガル語の説明が流れたりするため、手間取った。 サンパウロに到着してから1ヶ月、1日1日は短く感じたが、なぜか1ヶ月はとても長く感じるという不思議な体験をした。一度来たことがある場所とはいえ、初めての一人暮らしで、初めての1人での海外滞在で知らないことがとても多い。危機管理には自然と気をつけるようになり、なるべく早く歩いたり、バッグは前に持ち、定期的に後ろを振り向く癖がついた。毎日が勉強で、おもしろく充実している。一度きりかもしれない留学生活を貪欲に学び、感じて、過ごしていきたい思う。 *写真は、左:サンパウロ到着時に出迎えてくれた虹さん、右:ずっと見たかった白マック ※以下はサンパウロへの留学を考えている方へ。参考までに知っておいた方が良い情報を掻い摘んで書いています。(上記と重複有り) あくまでも私の知見です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー [ iFriends ] USPには、iFriendsというバディプロジェクトのようなものがある。ありがたい事に、空港までのお出迎えなどその他も様々な手助けをしてくれる。 [ 持ち物 ] ・手持ち扇風機(家で使うもの)、折りたたみ傘は必須。 おそらく到着するのは暑い時期で、夕方から夜にかけてほぼ毎日雨が降る時期である。基本的にエアコンはないので、扇風機を購入するまでは家で使うように手持ち扇風機があるととても便利。 ・衣服 今の時期(3月)は夜涼しい程度で寒くないので、半袖を複数枚持っておくといい。長袖は薄手のもの2枚。服は慣れてきたら現地調達した方が目立つことなく現地の方達に馴染めるため良いと思う。 ・洗濯ネット 日本のものは長持ちする。特にブラジルは洗濯機は荒いので、ネットがあると服が痛むのを防ぐことができる。 ・お財布複数個 身代わり財布、盗難用のお金は必ず必要。私は渡航前に服の中に隠せる薄いセンターセキュリティポーチのようなものを購入して、通学時にクレジットや大学で必要となるカードを隠し持っていた。買っておいてよかったと思った物の一つ。 ・日本のお土産 特に日本に興味のあるブラジル人(特に学生)は日本のアニメ、キャラクターが好きな人たちが多いと感じたため、もちろん好みはあるがそういったお菓子などを渡すと喜んでもらえる。 ・日本の食 日本とブラジルでは全く異なる。電子レンジで完成できるレトルト食品は、買い物できるまでの数日間は必須だと思う。私は数日過ごせる分のパックご飯と、小分けの白米パックを持参した。電子レンジでご飯が炊けるものも持参して、まとめて炊いて冷凍庫で作り置きした。お茶漬けの素、コンソメも持参したが私的には持ってきて良かったと感じた。 ・お風呂グッズ 未だ使ったことがないがブラジルのシャンプーはフワフワ(?)すると日本人留学生から聞いたため、こだわりがあるのであれば持っておいた方が良い。ブラジルにも日本で見るシャンプーは、高いが買える。 ・変圧器、ブラジルの穴にあったコンセント 個人によると思うが、私は一個で十分だと感じる。住む場所の電圧確認。ブラジル日本ではコンセントの穴のタイプが異な るため、、ネットなどで確認し変換できるもの購入しなければならない。 ・ドライヤー 住む場所に合った電圧のものが事前に購入できるのであれば持ち込んだ方が良いのかもしれない。変圧器を使う場合は、VだけでなくWを考えないとショートするため注意。私はCPFやRNMが利用できなかったことでネット注文ができず、店頭にも在庫がなかったため入手できるのに数日かかった。場所によると思う。 [ 住居選び ] 私は現地の状況が具体的にわからなかったため、一番条件の良かったAirbnbに滞在した。約2ヶ月間。生活するうちに、自分にとって都合のいい場所、便利で比較的安全な場所(前提:どこも危険)がわかった。この場合、時期的な問題で住居が埋まっていたりするため注意。USPはButanta駅から大学内(とても広い)まで繋がるバスがあり、私は駅まで歩きそこからバスに乗っていた。勿論場所によっては徒歩でも登校可能、その方が早い場合もある。BUSPというカードで登下校時のバスが無料になるが、受け取れたのはオリエンテーションから10日程経ってからであったためその間の現金は必要。次に住む住居は、Facebookにあるいくつかグループに空き部屋などが掲載されているためそこで探した。 [ 支払いについて ] ・お支払い方法 ブラジルの支払いはクレジットがほとんどであるが、初めは最低でも現金400レアルは換金して持っておくと安心だと思う(学食R$2 バス地下鉄は片道R$4,40 CRNM手続き料R$204,77など)。住む物件によっては 現金払いのところもある。もちろんキャッシングも可能。私の場合、持参したクレジットカードはエポスとAEONで、両方VISAのものである(本当はMasterCardも一枚持っておくべき) ・物の購入 日本も同様に、現地の人はどこのスーパーがお得かを知っているため、複数近所にある場合は、聞いておくと節約になるかもしれない。スーパーに行けなくても、iFoodやRappiなどUberEatsのようなものがあり、スーパーの物の買うことができる。手数料はかかるが、物の値段はスーパーと同じ。 [ CPF、RNM、SiMカードの入手について ] ・CPF 必ずVISAを作るときにまとめて作るべき。ブラジルに到着後に手続きをしなくて済むので日本で作った方が良いと思う。しかしそれだけで、ブラジルで完全にCPFが使えるようにはならない。というのも大抵はブラジルでCPFを一定期間使用しないと、機能しないからである。CPFはスーパーではなぜか使用できる。 ・RNM(CRNM) これは渡航後90日以内の登録が必要。手続きを行うための書類の準備説明は、大学でオリエンテーション後にあるため安心。※以前ブラジル渡航経験がある方は、必ずRNM(CRNM、RNA)を期限切れでも持参。ない場合はは紛失届(BEO)も兼ねて準備が必要。大学での説明時、基本的には初渡航という前提での説明。私は無知のまま連邦警察に行ったため、また再度訪問予約をし、手続きを行わなければならなかった。 ・SiMカード ブラジルに持ち込んだスマートフォンは、VIVOで契約した。Simカード(ブラジルではchip(シッピ))は服屋さんや薬局など、携帯会社でなくても購入することができる。私は服屋さんで購入した。その際CPFが機能していないことにより自分でアプリで契約することになった。ブラジルの友人にCPFナンバーを一時的に借りることもできる。またSimと端末の個人設定に関してはブラジル人の友達に頼むのが一番効率が良いと思う。私は一人で設定を行えたが、SMSでポルトガル語の説明が流れたりするため非常に手間取った。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 1,735 | 45,943円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 250 | 6,620円 |
通信費 | 40 | 1,059円 |
食費・その他 | 1,386 | 36,701円 |
合計 | 3,411 | 90,323円 |