留学先での生活も2ヶ月目に入ると渡航前や渡航直後には慣れるのに時間がかかると思っていた現地での生活習慣にも随分慣れてくるものである。例えば現地での外食や入浴に関して、今では毎日大学周辺の店や屋台で昼食や夕食を摂り、水だけで体を洗うインドネシア特有の入浴方法にも慣れ1日2回入浴する日も増えてきた。しかし、留学当初を思い返せばどちらに対しても少し抵抗があり、慣れるには時間がかかるだろうと感じていた。外食に関しては、店での注文の方法や支払いの順番など分からない事が多かったためあまり外食はせず、即席麺などで食事を済ませてしまう事が多かった。ある時には店頭で注文を済ませてから席に着く形式の店で先に席に着いてしまい、後から入店した人の動きを見て慌てて注文しに行くといった事もあった。入浴に関しても、冷たい水しか使えないという点が億劫で当初は週2回程度kosに隣接する大家さんの家のお湯の使える浴室をご厚意で使わせていただいたりしていた。そんな留学当初の自分自身と比べれば、今月の自分は見違えるように現地での生活に馴染んでいるように感じた。 現地での生活リズムが確立し、体調も安定してきた今月は先月以上に充実した時間を過ごすことが出来た。特に今月は毎週のように文化交流や海岸におけるマングローブの植樹の体験をはじめとした様々な行事に参加したり、現地の学生達と映画を観に行ったりバドミントンをしたりと先月に比べて色々な人との交流を深めることが出来たのではないかと感じた。そんな交流の中で特に良かったと感じたのは、日本でのインターン経験のある方々の貴重なお話を聞くことが出来た事である。派遣先大学には現地の学生の方々と文化交流を行うことができるMICCという施設があり、今月は行事での発表に向けた練習などの理由でその場所に行く機会が少なからずあった。そこで、マランクセスワラ大学で日本語を学び日本でのインターンシップを経験したという方のお話を聞く機会があった。私が日本語を学ぼうと思った経緯を聞くと、日本語を学び始めた理由だけでなく、就職先における働き始めた当初の辛かった経験や働いていく内に徐々に認められ人々の温かさを知った経験など日本での様々な経験までもを流暢な日本語で丁寧に話して下さった。また、別の日にも同様に日本でのインターンシップ経験のある方と食事をご一緒する機会があり、その際にも日本での食生活など様々な話を聞くことができた。将来、彼らのような日本で働きたいと考えているインドネシアの方々と何らかの形で関われるような職業に就きたいと考えている私にとってこれ以上ない程に有意義な話だった。来月はこのような交流をさらに増やしていく事を目標に、留学を通してのみでしか得られないであろう事をより多く経験していきたい。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 800,000 | 7,520円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 2,000 | 19円 |
通信費 | 50,000 | 470円 |
食費・その他 | 2,185,600 | 20,545円 |
合計 | 3,037,600 | 28,554円 |