学生13216の報告書一覧
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
インドネシア語専攻
留学期間
2023-09-01 ~ 2024-06-30
留学種別
交換
1~9件目 / 9件中
2024-06
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1971年 ・学生数 約1300人 ・設置学部 経済学部 会計学専攻・経営学専攻 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) BIPA(外国人向けインドネシア語学習プログラム) (3) プログラムの概要 インドネシア語科目 Menulis, Berbicara, Membaca, Menyimak, Tata Bahasa, Keindonesiaan 英語科目 Bahasa Inggris ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか インドネシア語の授業時間に重ならない時間帯や曜日の英語の授業を受講することができる。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 ・小さな池がいくつもあり様々な植物が生い茂るなど非常に緑豊かで美しいキャンパスだと感じた ・今年度の留学ではダルマシスワ奨学金のプログラムに参加していたため、1人のアメリカ人留学生と4人のエジプト人留学生と私達神田からの日本人留学生の3人の計8人で10ヶ月間授業で共に学んだ。 (5) 課題や試験 授業は1日午前中のみ2科目、インドネシア語の授業のみであれば月曜日〜水曜日の3日間と少なく、課題も出される授業と出されない授業が半分づつ程度なので日本にいた時より非常に負担は少なく感じた。2学期制で各学期に中間、期末試験であり2学期目の最後には期末試験の後にプレゼンの発表がある。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 学校や授業に関連する事柄は当然のこと、体調不良時の薬の調達など生活面の相談や旅先へ向けた交通機関の相談など幅広い事柄をISPというオフィスでいつも授業や行事の際の引率を担当してくださる先生方に相談することができる。平日は夕方まで必ずオフィスが空いているため非常に相談しやすかった。 (7) オリエンテーション オリエンテーションは特になかった。 (8) 履修登録 現地学生の授業に混ざる形式ではなく、すでに決まっている留学生向けの授業を受講するため履修登録のような手続きは特になかった。英語科目を受講する際は受講できる時間帯の授業を先生方が教えてくださり、その中から選んで受講するといった形式だった。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 外国語を学習する上でより実践的な言語の習得や異文化理解は必要不可欠だと思い一度は留学を経験するべきだと考え、今回の留学に臨んだ。先輩方のお話などを聞き就職活動に余裕を持って取り組めるよう2年次後期で留学することを決めた。 (2) 留学先を選んだ理由 主な理由は短期研修で一度実際に生活し、多少人脈を広げることができた場所で再び学びたいという点、物価の安い場所で金銭的に余裕を持って様々なことに挑戦したいという点の合わせて2点で、特に短期研修に関してはやはり事前準備としてもあらかじめ参加しておいて本当に良かったと感じた。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) ・時間を割いて自主学習の時間を増やすなどといったことはしていないが、少なくともインドネシア語の授業には毎回出席し、積極的に授業に参加したり課題に取り組み、可能な限り語彙を増やしたり授業内で扱った文法の知識を整理したりと飽くまでできる範囲の学習に取り組んだ。 ・先生方と授業内で話す際は問題なくとも、現地学生や地元の方と話す際に時折発音の違いによって単語が通じないことがあったため、留学前にインドネシアからの留学生や先生方と話すなどもう少し発音の練習等に力を入れてから留学に臨むべきだったと感じた。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) ・生活面に関してはこれといって特別に準備したというものはない。 ・留学前に参加した同じ派遣先の短期研修の際に特に深刻な体調不良を経験しなかったため、薬をあまり持っていかなかったことが原因で留学はじめは熱が出てもすぐに対処することができなかった。 ・主に夜行バスに乗る際など非常に冷房が効いている場所に長時間居なければならない際には必ずといって良いほど上着が必要となるので一枚あれば心強いと感じた。 (5) 留学中の交友関係 ・現地の学生や大学の卒業生とはMICCという神田でいうMULCのような場所で主に会うことができ、そこを通して文化交流の行事などに参加し、その行事でさらに多くの人と会うことができた。 ・マラン市内の他の大学に派遣されたダルマシスワの他の留学生とは同じ大学のエジプト人留学生達の紹介で知り合うことができた他、外国人留学生向けに開催された詩の朗読コンテストなどを通じても他国の留学生と出会うことができた。 ・地元の方々ともガムランの練習会などを通じて出会うことができた他、やはり毎日利用する屋台の主人や利用客の方などと話すことも多かった。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと ・インドネシア語の授業ではリスニング、リーディングといった基礎的なものを学ぶ授業に加え、気候、風土、文化、習慣といったインドネシアに関する様々な事柄を学ぶkeindonesiaanという授業もあった。授業はゆっくりとしたペースで進められていき、4人2クラスの少人数であったため非常に質問しやすく特についていけないなどと感じたことはなかった。授業は当然全てインドネシア語で進められるため、特に文法の授業に関しては動詞、形容詞、名詞などの用語を交えた説明をインドネシア語で理解するのに最初は少し苦労した。 ・英語の授業は選べる時間帯の授業にもよるが、私達が受講したものは中学英語程度の内容を扱い、尚且つ非常に受動的な授業形式で受講時間も安定しないため、正直無理に受講しなくても良かったと感じた。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 学校内ではMICCの学生を介した文化交流行事のほかには特にサークルやボランティアには参加しなかった。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業後は長い自由時間を利用して将来受験予定の公務員試験の試験対策に可能な限り毎日取り組んだ。また、仲良くなった現地学生や他国の留学生達と夕食などを共にすることも少なからずあった。授業外では何をするにせよ課題に取り組む時間を除いても豊富に時間があるため、資格の勉強やより多くの人との交流など渡航前に何かしらやりたいことを考えてから留学に臨むことが重要であると感じた。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学で達成できたところはいくつかあると個人的には感じている。授業外で取り組んできた自主学習は留学期間中を通して継続することができ、またあまり積極的にこちらから人と交流することはできなかったものの非常に多くの人と知り合うことができた。また、初めての一人暮らしや新たな環境にも適応することができ、生活面においても非常に成長することができたと感じた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか インドネシア語の学習は当然続けるが、実際にインドネシア語を話す機会は確実に少なくなってしまうため定期的に現地で知り合った友人や地元の方と電話をしたりして話す能力を維持していきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 先生方の指示に従えば問題なく行えるため気をつけるべき点は特になし。 (2) ビザ申請 ・特に気をつけるべき点などはなし。 ・申請時期などもクラスルームなどを通して指示していただけるため問題なく手続きを行うことができた。 (3) 航空券を予約した方法 シンガポール航空のウェブサイトやアプリを用いて予約した (4) 渡航したルート ・行き  羽田からシンガポールを経由しジャカルタへ行き、ジャカルタからマランまでの移動は派遣先大学の先生が航空券を準備してくださった ・帰り マランからスラバヤまで学校の職員の方に送迎してもらいスラバヤからジャカルタ経由で羽田に向かった (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 ・行き マランの空港から大学まで送迎していただいた ・帰り 大学からスラバヤの空港まで送迎していただいた (6) 滞在先住居を探した方法 私の場合は短期研修の際にお世話になったホームステイ先が偶然kosを営んでいたので、先生に伝えたところその場所にしていただいた。渡航前に手続きなどは特に行っていない。 (7) 滞在先住居についての詳細 学校から徒歩5分の男性用のkosで風呂、トイレは共用でお湯は使えずインドネシア特有の桶で体を洗い流したり、トイレを流したりする形式の浴室だった。Wifiは調子が悪い日が多々あり、部屋にエアコンはなく扇風機のみだった。家賃は現金払いで水道、電気代など込みで一月800.000ルピアだった。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス wifiがあまり強具なかったり夜に他の住人の声が気になったりと少し不満に感じた点もあるがやはり研修時に1ヶ月もお世話になった方のすぐそばで暮らせるのは心強く感じた。そのため、可能であれば近くに頼れる人がいるような場所で暮らす事を薦めたい。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 ・到着直後にジャカルタで5万円ほど両替したが現地では奨学金が毎月現金で支給されたため、基本はその分で足りた。学校にATMがあるのでカードで引き出すこともできた。 ・支払い方法は基本的に現金だが支給される奨学金やATMで引き出せるお金は基本一番大きい10万ルピアだった。屋台などではそのような金額のお金で払おうとするとより小さい金額のものを求められるので基本的にコンビニなどで崩しながら小銭を補充していくといった方法をとった。特にgrabなどの配車アプリを利用する際には、現金払いの場合小銭で払わないとお釣りが来なかったりすることも多いので注意してほしい。 (2) 携帯電話 IMEI登録を行えたため現地のSIMを留学期間を通じて使えた。学校の目の前にある店でSIMを購入し、アプリをダウンロードし足りなくなったらそのアプリを通してpaketを購入し補充した。 (3) インターネット 滞在先のkosでは接続不良が多々あったが、生活に支障をきたすような頻度ではなかった。キャンパス内の特に先生方のオフィスや教室などは非常にwifiが安定していた。 (4) 医療 何度か喉の痛みからの風邪や腹痛などを経験したが一度も病院にかかったことはなく、基本は現地の先生方に調達していただいた薬などを飲み自宅で休むといった流れがほとんどだった。 (5) 日本から持っていくべきもの ・喉の痛みや風邪、腹痛などの薬 ・痒み止め ・現地の方々へのお土産 (6) 治安状況 ・基本的に学校と滞在先を行ったり来たりの生活だったので特に危険な目にあったことはなく、学校周辺であれば余程のことがない限りは安全だと思われる。夜まで出かけることもあったがその際は必ずといっていいほど友人が送迎してくれるため安心だった。 ・在留届を出すと周辺のデモの情報や自然災害に関する情報を受け取ることができた。 (7) 食事 大学に学食はないが、その分大学の周辺には何軒も屋台や店があり普段はそこを基本的に利用した。そのような店での値段は高くて20.000ルピア程度で基本は15.000ルピア程度に収まるものが多い。時間帯や曜日によって開いている店が異なったり、どうしても料理の種類が限定されてしまうのが難点だが、慣れれば食事は大学周辺で食事は事足りてしまう。また、授業がある日の朝はコンビニでおにぎりを購入することが多かった。 (8) 情報の入手 主に先輩方が説明会で利用したプレゼン資料や今まで留学に行かれた方の月次報告書を見ながら情報収集を行った。現地での生活や過ごし方について詳しく知ることができるので非常に役に立った。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 やはりイスラム教文化が色濃く現れている国、地域なのであらかじめそれらの文化について少しでも学んでおくと良いかもしれないと感じた。注意すべきことは物の受け取りや受け渡しに右手を使うという点、断食月や断食月が明けたばかりの期間にはほとんどの店が空いていないという点の2点である。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 オンラインでの説明会などには参加しなかったが、公務員試験の受験を予定しているため、留学期間を通じ自由時間があれば自主学習に取り組んだ。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか より深い現地文化や伝統に対する理解、語学力は当然のこと、異なる文化や価値観を尊重し受容していく心を留学を通し養うことができたため、それらを活かせるような場所で働いていきたいと感じた。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学が決まった当初は、やはりまだインドネシア語を学び始めてから少ししか経っていないということもあり2年での留学を少し不安に思っていたが、現地へ行ってしまえば最初こそ多少苦労はあれど慣れてしまえば問題なく充実した生活を送ることができた。特に、2年後期からの留学であればまだ就職活動にも余裕があるため、現地でやってみたいことや将来に向けやっておきたいことに授業後や休暇期間中の自由時間を存分に使うことができるので、在学中一度は留学したいと考えている場合は派遣先大学で取得できる単位などを考慮し余裕を持った上でぜひ2年次での留学をお勧めしたい。
月次報告書6月分
月次報告書⑩
長かった留学生活も今月をもって終了である。今月は授業こそ無かったものの、プログラムの閉会式を含む様々なイベントに参加することができた。文化交流サークルであるMICCのイベントに参加し、日本人留学生全員でプレゼンテーションや質疑応答を行ったり、別のサークルの創立記念のイベントで行われた伝統舞踊や劇などの発表を現地学生たちと見に行ったりと最後の最後まで行事を通し様々なことを経験できた。閉会式では同じ派遣先の留学生達と共にインドネシアでの経験や10ヶ月間通しての感想などを参加者の前で発表した。帰国直前までに、短期研修の時からお世話になっているkosの大家さんや先生方、マランクセスワラ大学の学生達、今回の留学で初めて出会い交流を重ねてきた方々をはじめ全ての方々に感謝を伝えることができた。 今回の留学ではインドネシア語の習得や文化、伝統に対するより深い理解など渡航前に見据えていた目標としていた事に加え、その他にも様々なことを経験できたと感じている。例えば、初めての一人暮らしや体調管理、学校外で出会った現地の方との交流であったりインドネシア語での詩のコンテストへの参加等、留学全体を通して多くの貴重な経験を得ることができた。その中でも特に、同じ派遣先で他国からの留学生とともに学ぶことができたというのが私にとって最も印象的で非常に有意義な経験になったと感じている。今回参加したダルマシスワ奨学金のプログラムには世界各国から留学生達が参加しており、マランクセスワラ大学においても私達神田からの留学生の他に4人のエジプト人留学生、1人のアメリカ人留学生が派遣され、授業をはじめとした学校内での活動は当然のこと学校外でもよく行動を共にした。彼らと過ごして良かったと感じた事として、より幅広い文化や価値観などに触れ、他文化を尊重する意識をより育むことができた点が挙げられる。授業では自国の文化や伝統などを紹介し、インドネシアのものと比較するといった形式がよく取られたため、自国やインドネシアの文化以外にも彼らの国々の文化に触れる機会が多々あった。また、留学をしてから初めてインドネシア語を学ぶ外国人留学生も多い中、5人全員がインドネシア語を話すことができたため、積極的に会話できたことも非常に大きかったと感じる。特に、エジプトからの留学生達とは学校外での交流も多く、伝統料理を食べさせてもらったりアラビア語を少し教えてもらったりと関係を深めることができ今ではかけがえのない友人となった。それらの交流を通し、今まではインドネシアにしか向いていなかった自らの視野をより広げることができたと感じた。 この10ヶ月間、個人的には積極性を欠き最後までやりきれなかった事があったりと反省点も少なからず存在するが、全体を通して見れば渡航前に思い描いていたそれ以上の留学生活にすることができたのでは無いかと感じている。留学を通して得た数えきれないほどの経験を活かしていくため、帰国後も今後の目標を見据えながら学習に臨んでいきたい。
2024-05
月次報告書5月分
月次報告書⑨
今月は月の初めに二学期目の期末試験が終了し、残すは最終課題のレポート提出とプレゼンテーションの発表を残すのみとなり授業という授業はレポートの添削のみとなった。参考文献の挿入の仕方やレポート全体の構成の大幅な変更、何より今まで日本語でも書いた事のないような膨大な文量のレポートとあって作成には最後まで苦労が絶えなかった。しかし、先生方が献身的に添削に協力して下さったお陰で月末には無事プレゼンとレポート両方を終了に漕ぎ着けることができた。 授業が終了し少し余裕ができたため、今月はより生活面を充実させることが出来た。月の初めには両親が派遣先のマランまでわざわざ会いに来てくれたので、大学周辺などを案内したりいつもお世話になっている方々に挨拶しに行ったりと短い間ではあるが非常に楽しく過ごすことができた。月末には2月に屋台で知り合った方に釣りに誘われ、スラバヤの釣り堀にまで連れて行っていただいた。その後はわざわざ自宅にまで招いていただき、釣った魚や釣り堀周辺の市場で売られていた魚介類などの料理を振る舞ってもらうなど、その方のお陰で本当に充実した1日を過ごす事ができた。その他、普段は行かない少し遠い店に足を運んで食事したり、今までより積極的に文化交流サークルに参加し現地学生との交流を楽しんだりと、非常に充実した1ヶ月間を過ごすことができた。 当初は途方もなく長く感じた留学生活もとうとう来月をもって終了となるが、最後の最後まで新たな経験や人々との交流に満ちた日々を過ごしていきたい。
2024-04
月次報告書4月分
月次報告書⑧
今月は先月から続いていた断食月が終わりを迎え、月の半分程の期間が断食明けの祝日であるレバランを含む休暇期間となった。レバランはイスラム教徒の人々にとって非常に重要な祝日で、毎年多くの人々が帰省することが恒例となっており、期間中特にこの祝日の直後などは学校周辺も閑散としていた。 私達留学生は約2週間の休暇期間を与えられ、本来ならば、私はこの期間に友人に誘われ登山に臨む予定であったが、2週ある内の1週目に久しぶりに体調を崩してしまった。すぐに熱は下がったがその後も喉の痛みや咳の症状が3日程続いた。レバランの休暇期間中とあって、症状が回復した後も店という店が殆ど閉まっており、病み上がりの状態にも拘らず食事を選べなかったのがとても辛いところであった。 そんな事もあって休暇期間は殆ど何もしないまま終了してしまったが、休暇明けには先生方が先月に引き続き学校で食事会を企画してくださり、レバランの伝統的な料理であるKetupatを食べさせていただいたりと現地文化を知る上で非常に有意義な時間となった。また、月末には留学に来てから2回目となる現地学生の卒業式にも参加したりと、休暇期間明けの久しぶりの学校生活を楽しむ事ができた。
2024-02
月次報告書2月分
月次報告書⑥
今月は大学にて約1ヶ月間の短期研修が催された。私達交換留学中の学生が研修関連の行事や選択授業などに参加する機会はあまりなかったがそれでも参加者との交流を楽しむことができた。特に、研修の参加者や留学生全員での先生の家での食事会やGili Ketapanという離島で行った行事はとても印象的だった。 学校外でもまた印象的な経験をすることが出来た。普段利用している屋台で食事を摂っている際、華人系の方と知り合いになり今月はその方に様々な場所に連れて行っていただいた。出会ってすぐの状態にも拘らず、その方の家族と大勢の親戚の方々の旧正月の集まりに連れて行っていただいた際は流石に驚いたが、様々な人と話をしたり交流することができ、非常に有意義な時間となった。今回のような経験は、留学を通してでしか得られないものだと感じたので今後も学校の内外を問わずこのような出会いは大切にしていきたいと思う。 そして学習面に関して、基本ほとんどの授業は前期と同様にスムーズに内容を理解できているのだが、いくつかの授業に関して今までと比較して今月は難易度が上がってきたように感じた。期末課題の論文作成を行うライティングの授業では、日本語でレポートを書く際とは段落の構成などに多少異なる点があり、それらを理解するのに苦労した。また文法の授業も今までは日本にいる際にすでに学んだ内容を扱う授業が多かったのだが、今月はイディオムや今まで学んだ様々な文法事項から語句の並びの正誤を判断する問題などを扱ったりと一筋縄ではいかない内容が多かった。その為、今後はインドネシア語の学習に関してより一層力を入れていきたいと感じた。
2024-01
月次報告書1月分
月次報告書⑤
先月は旅行先などでの出費がかさんでしまったため、今月は少しでも出費を抑えようと節約に取り組んだ。まず目標としたのが飲食費の節約である。都市部と比べマランの物価は非常に安く、余程贅沢をしなければ3食全て外で食べても1日50000ルピア(500円弱)で賄えてしまうため、平日は飲食費を可能な限り抑えることを目標とした。その他にも、今までつい買ってしまっていたペットボトルの飲物の購入を控え水筒を購入したり、今までクリーニングに出していた洗濯物をできるだけ自分で洗ったりと様々な事に取り組んだ。結果として先々月以前と比較しても500000ルピア近く節約する事ができた。今までは外食の際にはあまり値段を気にせず注文していたが、店によってはこの値段でここまでの物を提供してくれるのかと驚くようなメニューもあり、改めて安くて美味しい物が毎日のように食べられるのはマランで留学生活を送る上での魅力であると感じた。 また行事などに関して、今月から大学付近の博物館で定期的に行われているガムランの練習会に参加させてもらうようになった。神田ではガムランのサークルに所属しており、以前から現地でのガムランの演奏の鑑賞や演奏体験には興味があったためとても良い機会となった。ガムランにはいくつか種類が存在し、サークルで演奏していたのはバリのガムランでありジャワのガムランに触れる事は初めてだったが、基本的には同じでもやはり演奏する際のリズム感や楽器そのものの形状など異なる点が多々あり非常に興味深かった。また、参加していた現地の方々とも交流を深める事ができ本当に有意義な時間を過ごす事ができた。その他にも、大学で催された日本文化関連のイベントに参加したり、現地の友人に教会で催された映画鑑賞のイベントに連れて行ってもらったりと1ヶ月間を非常に満喫する事ができた。
2023-11
月次報告書11月分
月次報告書③
今月も他大学でのセミナーや伝統舞踊の鑑賞など様々な行事に参加させていただいた。そんな行事の中でも、周辺地域に住む日本人の方々や日本語を学んでいる学生の方々、日本語教師の方との交流行事は印象的だった。行事には多くの学生の方々が参加し、流暢な日本語で積極的に話して下さった。加えて、この行事では集まった日本人の方々の多さに驚かされた。現地で働いているという方々も多くとても有意義なお話を聞く事ができ、非常に収穫の多い行事となった。 今月は自主学習をより習慣化することが出来たと感じられた。日本では大学の施設で学習する事が多かったが、こちらでは図書館をはじめとした施設は早めに閉まってしまう為、授業後における長時間の自主学習に適した施設が学校にはあまり無い事が自主学習を進めていく上での懸案事項だった。そこで、先月から大学周辺のカフェでの自主学習に取り組むようにした。マランにはカフェが多く立ち並んでおり、大学周辺の徒歩圏内だけでも約5つのカフェがあり内一つは大学の駐車場の真横に位置している。値段も日本と比較してしまえば非常に安く一番高い飲み物でも日本円にして200円代の店が殆どである。更に、店によっては同じ飲み物でも量がほんの少し違うからか温かい物の方が冷たい物より少し安かったりと毎日の様にカフェに通う身としては非常にありがたい値段設定なのである。最近は大学周辺の4店舗に日替わりで出向き毎日自主学習を行う事を目標としている。屋外に面している席がある店も多く、雨季が本格的に始まったこの時期は降り頻る雨の音を間近に聞きながら涼しい環境で学習出来るので特に気に入っている。現在は徒歩で行くことの出来る範囲のカフェのみしか行けていないので今後はより様々なカフェを巡ってみたいと思う。
2023-10
月次報告書10月分
月次報告書②
留学先での生活も2ヶ月目に入ると渡航前や渡航直後には慣れるのに時間がかかると思っていた現地での生活習慣にも随分慣れてくるものである。例えば現地での外食や入浴に関して、今では毎日大学周辺の店や屋台で昼食や夕食を摂り、水だけで体を洗うインドネシア特有の入浴方法にも慣れ1日2回入浴する日も増えてきた。しかし、留学当初を思い返せばどちらに対しても少し抵抗があり、慣れるには時間がかかるだろうと感じていた。外食に関しては、店での注文の方法や支払いの順番など分からない事が多かったためあまり外食はせず、即席麺などで食事を済ませてしまう事が多かった。ある時には店頭で注文を済ませてから席に着く形式の店で先に席に着いてしまい、後から入店した人の動きを見て慌てて注文しに行くといった事もあった。入浴に関しても、冷たい水しか使えないという点が億劫で当初は週2回程度kosに隣接する大家さんの家のお湯の使える浴室をご厚意で使わせていただいたりしていた。そんな留学当初の自分自身と比べれば、今月の自分は見違えるように現地での生活に馴染んでいるように感じた。 現地での生活リズムが確立し、体調も安定してきた今月は先月以上に充実した時間を過ごすことが出来た。特に今月は毎週のように文化交流や海岸におけるマングローブの植樹の体験をはじめとした様々な行事に参加したり、現地の学生達と映画を観に行ったりバドミントンをしたりと先月に比べて色々な人との交流を深めることが出来たのではないかと感じた。そんな交流の中で特に良かったと感じたのは、日本でのインターン経験のある方々の貴重なお話を聞くことが出来た事である。派遣先大学には現地の学生の方々と文化交流を行うことができるMICCという施設があり、今月は行事での発表に向けた練習などの理由でその場所に行く機会が少なからずあった。そこで、マランクセスワラ大学で日本語を学び日本でのインターンシップを経験したという方のお話を聞く機会があった。私が日本語を学ぼうと思った経緯を聞くと、日本語を学び始めた理由だけでなく、就職先における働き始めた当初の辛かった経験や働いていく内に徐々に認められ人々の温かさを知った経験など日本での様々な経験までもを流暢な日本語で丁寧に話して下さった。また、別の日にも同様に日本でのインターンシップ経験のある方と食事をご一緒する機会があり、その際にも日本での食生活など様々な話を聞くことができた。将来、彼らのような日本で働きたいと考えているインドネシアの方々と何らかの形で関われるような職業に就きたいと考えている私にとってこれ以上ない程に有意義な話だった。来月はこのような交流をさらに増やしていく事を目標に、留学を通してのみでしか得られないであろう事をより多く経験していきたい。
2023-09
月次報告書9月分
月次報告書①
8月29日にジャカルタに到着してから最初の約3日間はダルマシスワ奨学金関連のオリエンテーションに参加した。様々な国の留学生が一堂に会し、同じくマランクセスワラ大学に派遣されるエジプトからの留学生達ともそこで知り合った。派遣先大学があるマランには8月31日の午後に到着した。同大学での短期研修に今年の2月から3月にかけて参加したばかりということもあり、空港から大学までの道のりはまだどこか見覚えがあった。大学に到着後、研修の際に知り合った先生方や学生と再会するとまたここに戻って来たんだなという実感が徐々に湧いてきた。 今回の留学の居住形態はホームステイではないため、一人暮らし未経験の私にとって最初の内は生活面でかなり苦労した。特に、食事にはなかなか慣れることができず1週目は特にバランスの取れていない食事が続いた。食生活の乱れ等が原因か2週目と3週目は連続で発熱の症状が出るなど体調を崩してしまい、特に3週目は発熱に加え腹痛が3日程続き夜はほとんど眠ることが出来なかった。その際には、先生方が薬を用意してくださったりチューターの方にそれをわざわざ届けに来ていただいたり、大家さんに食事を分けていただいたりと本当に色々な人にお世話になった。 9月も終わりに近づく頃には一人暮らしにも少しづつ慣れ始め、生活面での不安はおおよそ解消した。休日には卒業式などの学校行事への出席や現地の学生との交流、市内の散策など留学開始1ヶ月目にして様々な事を経験することができた。平日も午前中は授業、午後は自主学習に専念するという流れで渡航前に思い描いていた理想的な過ごし方を実現することができ、特に問題なく生活を送ることが出来ている。しかし、健康面での不安は未だ多い為、今後は生活習慣等に気を遣いながらまずは体調を崩さない事を目標に有意義な留学生活を目指していきたい。
1~9件目 / 9件中