月次報告書 2023-11
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
専攻
タイ語専攻
留学期間
2023-08-01 ~ 2024-06-30
留学種別
交換
生活編
チュラロンコン大学 11月編(4ヵ月目)

〇期末試験 11月下旬で授業が終わり、月末から12月の始めにかけて試験期間となった。私の場合は試験が1教科しかなく、残りの科目は代わりにプレゼンや最終課題などが課された。試験があった科目はThai Lang Comというタイ語の科目で、選択問題は一切なく、文学作品の批評や、授業で取り扱った内容に関する応用問題が記述式で出題された。とりわけ文学作品の批評については、小説の一部(6ページほど)が出題され、単語力、読解力に加え、筆者の意図を読み取る推察力も必要となる高難易度な問題だった。この点、チュラロンコン大学に留学する一般的な学生(Fuclty of arts)は、試験時に辞書の持ち込みが許可させていると聞いたが、私の場合(Faculty of education)は全てにおいてタイ人と同等の扱いとなるので、他の留学生と比べても、難易度は高いと言えると思う。 〇サークル 11月中旬頃、タイ音楽サークルで先生を敬う儀式(พิธีไหว้ครูสจม)が行われた。会場は大学内の大ホールで、当日には現タイ国王のワチラロンコン国王の姉であるプラテープが招かれ、式を鑑賞した。式は厳重な警備体制のもとに行われ、会場は厳かな雰囲気に包まれていた。私は、クラップと呼ばれるリズムを刻む楽器を演奏した。王族の前で演奏する、またとない機会に加わることができ、とても良い経験となった。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
タイ バーツ
4.1736円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 13,000 54,257円
水道光熱費 1,303.62 5,441円
学費・教材費 0 0円
交通費 450 1,878円
通信費 700 2,922円
食費・その他 8,000 33,389円
合計 23,453.62 97,887円
授業編
THAI LANGUAGE FOR COMMUNICATION FOR TEACHER PROFESSION
教職のためのタイ語コミュニケーション
講義(地域言語)
540分
月の始めには、レポート課題でそれぞれが取り扱った内容をもとに3分間のプレゼンを行った。先生の他に、聴衆であるクラスメイト全員が採点者となり、それぞれが採点用紙の項目別に点数をつける。その後は、期末試験で出題される文章批評に関する授業が行われた。
ENGLISH FOR INTERCULTURAL COMMUNICATION
文化間コミュニケーションのための英語
講義(英語)
540分
この授業では、試験がない代わりに最終プレゼンテーションが課された。4人ほどでグループを組み、それぞれが決めた内容に関して20分間のプレゼンを行う。自分のグループは「各地域の宗教信仰(アニミズム)」というテーマでプレゼンを行い、私は日本の神道に関する説明を担当した。
THAI PLUCKED INSTRUMENTS CLASS
タイの撥弦楽器
体育・実技
540分
月の前半は、これまで通りにクループに分かれて、それぞれの曲を練習した。先生による直接の指導はあまりなく、クラスメイト同士で教え合いながら練習することが多かった。この科目は試験がない科目であるが、最終日にはグループでそれぞれが練習した曲を演奏し、同じクラスメイトや先生などに披露した。
DIGITAL PHOTO
デジタルフォト
講義(地域言語)
360分
月の始めには講義が終了し、最後の授業では、試験がない代わりとしてこれまで取り扱った授業内容に関するクイズ(20問ほど)が出題された。また残りの週は、最終課題の写真(テーマはタイの建築で、配点は通常の2倍の20点)を撮影するための時間として割り当てられた。
THAI INTANGIBLE CULTURAL HERITAGE
タイの無形文化遺産
講義(地域言語)
540分
この科目も試験がないが、その代わりとして伝統的な信仰にまつわるものをグループで実地調査し、その成果をまとめ、プレゼンするという課題が最終課題として出された。自分のグループは、バンコク内のシク教の寺院を訪れ、内部の様子や儀式などを見学した。