今月を振り返ると、トラブルや大きな出来事が立て続けに起こった1ヶ月であったように感じる。その中でポルトガルにしかないようなものや考え方を発見できた1ヶ月だったとも思う。 まず月の初めにアパートの大家さんと家賃の支払い方法で少し騒動が起きた。結果的に支払うことはできたものの、支払い方を事前に教えられていなかったため、すこし焦りながらも送金する形となった。これからポルトガルへ留学に行く人には是非アパートの情報を逐一大家さんと「口頭ではなく文面で」確認すると言うことを勧めたい。でないと今回の自分のようになってしまう可能性がある。 またここに来てはじめてのテストをいくつかの授業で受けた。驚いたのはテストのシステムが日本と全く違うことだ。日本では通常問題用紙と解答用紙が配られ、問題に該当する解答欄に答えを書くという様式だと思う。加えて日本の大学(特に神田外語大学)ではレポートの提出がその授業の成績に大きく関わることが多い。しかしポルトガル、或いはヨーロッパのテストは解答用紙を自分で買うことから始めなければならない。そしてテストでは、科目によって違うと思うが、日本のように一問一答式ではなく、レポートのような論述問題が基本である。問題数は授業によって様々で、1つの問題に10行ほどの論述を書くものもあれば、7つほどの問題にそれぞれ2から3行で解答するというものもある。さらにテスト実施日を生徒の提案で変更可能であると言うところも日本と違うと感じた。これも権利に重きをおくヨーロッパらしいと言えばらしい考えではあるが。 また行数の指示も日本との違いを感じた。日本では「10行以上」または「100文字以上」というルールはテストでも、レポートでもよく見かけるが、ポルトガルでは「10行以内」や「100文字以内」という日本と真逆のルールである。つまり、「どれだけ多くの字数、内容で表すことができるのか」というスキルではなく、「限られた字数で如何に自分の考えを伝えるのか」といった能力が求められる。因みにテストにおける辞書の持ち込みは、授業の先生によって可であったり不可であったりする。加えて必ずしもポルトガル語ではなく、英語で書くことも可能である。(ちなみに自分は本当に英語ができないのでポルトガル語で回答した) 学校以外の面では日本語の授業を見学させていただいた際にできた友達と出かけることも何度かあった。日本にとってポルトガルはあまり馴染みはないかもしれないが、ポルトガルでは寿司屋を市内やショッピングモールでよく見かけたり、その友達たちもよく日本のアニメ、文化に詳しく、総じて日本文化はポルトガルでもポピュラーなものなのだと感じた。 加えて天気もかなり変動的である。太陽が出ていても、雨が降ることがしょっちゅうあった。ポルトガルは人も天気も気まぐれなんだと思った。 今月誕生日だったけれど、21日にある友達が彼女の家族や他の友達と一緒に誕生日パーティを開いてくれた。その子の美味しい手料理を味わえて 本当に嬉しい気持ちになった。またその日は出張にいらしていた神田外語大学の先生や先輩と食事にも行き、ポルトガルについて様々なことを話すことができた。個人的に21日が10月で1番の日だ。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 460 | 73,765円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 24 | 3,849円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 96.09 | 15,409円 |
合計 | 580.09 | 93,023円 |