月次報告書 2024-04
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2024-02-01 ~ 2024-12-31
留学種別
交換
生活編
気づけば3ヶ月経過

 早くもブラジルに到着してから3ヶ月が経過しようとしていることに報告書を書き始めて気づきました。あっという間に時間が経っていってしまって、少し焦りを感じてきています。それではこの1ヶ月にあったことなどを中心に書いていこうと思います。 『気候』 4月は涼しい日と暑い日が繰り返しており、本格的な夏は終わったように感じますが、まだ日中は30度を超える日が多いです。 『大学生活』  大学生活は特に変わることなく、授業になんとか付いていこうと必死の日々です。それでも、授業中に理解できることの割合が少しずつですが、増えてきているように感じます。これは少し嬉しいです。ですが、まだまだわからないことの方が多く、苦労とストレスは感じますが少しずつ前進していきたいです。それと今月から始まった、ポルトガル語の留学生向けのコースの最終テストがあり最後の週にあり、それを持ってこのコースは終わりになりました。この授業の主な内容は知っていることが多かったですが、生徒から先生への質問を中心に授業が進み、どれも日々の生活で疑問に思うことが多かったことなどで、とても有意義な時間でした。また授業の後に留学生同士で食堂で夜ご飯を食べる時間も好きでした。普段はブラジル人の友達と過ごすことが多いのですが、この時間は留学生同士で、ポル語で話したり、英語を使ってみたり、スペイン語の会話を聞いてみたりとたくさんの言語が飛び交う面白い時間でした。それでも、英語のスピーキング能力はすごく下がっていることに気付かされました。そこは少し残念ですが、その分ポルトガル語の話す能力が上がっていると思うで、プラスマイナスはないような気がします。また、今月から始めた新しいことは、サンパウロ大学には大学内に学生が無料で見られる映画館があり、そこでポルトガル語で映画を見ることを始めました。きっかけは、ポルトガル語のコースの先生がその週に上映されている映画をお勧めしていて、それを観にいったことでハマってしまい、多い時は週に3回も足を運んでいました。そこで上映される映画はどれも、ブラジルの芸術や文化、または歴史的に重要な映画で、知っておいて損はないような気がします。 『私生活』  今月は全体的には充実していたものの、体調面で悩まされることが多かった月でした。まずは、4月の初めに体全体に発疹が現れ、それが2日ほど続きました。発疹は夜に酷くなり、翌朝には良くなっているというパターンで原因は結局わからなかったのですが、早くに治ってよかったと思っています。また現れたら病院にいってみようと考えています。僕自身はアレルギーは特にないので少し驚きました。その翌々週は喘息が始まり、これは咳ということもあり、完全に良くなるまで、2週間かかり、日本から念のために喘息の薬を持ってきていて救われました。しかし、咳がひどい日は大学に行けなかったりと、少し苦労しました。薬類は日本から多過ぎるじゃないかなって程持ってきたつもりでしたが、今では少し不安になってきました。ブラジルには24時間開いている薬局があり、そこまで心配はしていないのですが、早めにブラジルの薬が体に合うか試しておく必要がありそうだなとこの頃考えてます。 『交流』  先輩から教えてもらった、留学生の会を通してブラジルに駐在員として働いている人たちとの会食がありました。社会人の方と食事する機会などなかったので、当日は緊張しながら行行きましたが、みなさんすごく気さくな方々で、リラックスしてお話をすることができました。このように日本人の大学生だけではなく、ブラジルで実際に働いている人たちとも交流を持てるのはすごく貴重な機会でとても有り難かったです。その中で、どのような経緯でブラジルに来たのかや、どのようにキャリアを歩んでいるのかなど、今将来のことを考えなければならない自分にとってとても参考になることが多かったです。これからも、ボランティアやさまざまな機会を利用しながら、さまざまな人と交流して、将来のキャリアの参考にしていきたいと思いました。

住居形態
その他 república
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
29.959円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 950 28,461円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 169 5,063円
通信費 63 1,887円
食費・その他 1,453 43,530円
合計 2,635 78,941円
授業編
Aspectos da Cultura Brasileira Ⅰ
ブラジル文化の側面Ⅰ
講義(地域言語)
360分
留学生向けの授業で、30人程度。毎授業ごとに先生とテーマが変わり、今回はブラジルのサッカーを人類学的視点から見る授業、ブラジル文学の一般的な構造と時代を悲観的に批評した文章の紹介、ブラジルの先住民の歴史などの授業を受けた。どれも新しい視点をもたらしてくれるものが多く、特に先住民の歴史はUSPでも新しく開設された授業であり、地層や文化的な家など先住民の生活や歴史を知ることができ、興味深かった。
Cultura JaponesaⅠ
日本文化Ⅰ
講義(地域言語)
480分
現地学生向けの授業で、人数は40人程度。日本の文化の授業だが、大半が日本の歴史についてである。今回は古墳時代から奈良時代までの大まかな出来事、その時代を代表する芸術作品や建物を学んだ。また授業内で卑弥呼が題材の日本映画を鑑賞し、授業内で映画からわかるその時代に特徴的なものなどを議論した。基本的に先生が話し、生徒はスライドや先生の話をメモする。疑問などがあれば、その都度質問していく形式である。
Curso de Conversaçao e Escrita em Português para Estrangeiros- Nível C1
外国人向けのポルトガル語、会話、筆記ーC1 応用レベル
語学(地域言語)
480分
クラスの人数は20人程度。サンパウロ大学の施設や歴史、またサンパウロの有名な美術館、さらに簡単なブラジルの歴史など幅広い内容でさらに自分たちの短な内容を学びながら、同時に文法表現の復習などを行った。この授業では、授業の一番初めに、gríaを学び、次の週までに使うという課題があり、それが友達とのコミュニケーションなどに役立っている。他の課題はテキストがあり、それを平均で10ページほど出される。テキストの内容はブラジルの文化を学べる内容になっているため面白い。
Topics in Anthropological Theory: Introduction to digital anthropology
人類学理論のトピックス:デジタル人類学入門
講義(地域言語)
960分
授業の人数は20〜30人程度。授業前に指定されている2つほどのテキストを読み、授業内で先生がその内容に基づいてスライドや動画を使いながら授業を行う。デジタル人類学についてなどので、基本的にコンピューターの発展の歴史とそれが社会に、人々にどのような影響を与えているのか。またどのような考え方が生まれているのかなどを考える。今回はバーチャル世界の発展やテクノロジー企業の政治に与える影響などを学習した。
Portuguese Literature Ⅰ
ポルトガル文学
講義(地域言語)
360分
授業の人数は40〜50人程度。授業方法は先生がスライドを使いながら、文章の分析や批評の仕方を説明してく。また、その文章や本をポルトガルの歴史的に背景とも説明してくれるため、文学と歴史の両方を学習できる。基本はスライドの内容がmoodleにアップロードされているため、それを事前に確認して、授業を受ける。課題は最終課題の授業内で扱ったポルトガルの文学作品と他の文学作品を比較し、批評することであり、レポートのためテストはない。
Português para estrangeiros - Nível B1
外国人のためのポルトガル語 B1レベル
語学(地域言語)
1440分
授業の人数は20人程度で、留学生向けのポルトガル語の授業。授業の 雰囲気は生徒の質問が活発で、先生が用意したテキストなどの量は多くなく、授業の大半の時間は生徒の質問に答えながらその内容を補足していくことに充てられる。4月に始まった授業だが、週に3回あり、4月の中旬に一つの課題があり、4月の最後の週にテストがあり授業が終了した。開講されていた期間は一ヶ月と少ないが、授業自体は12回あり、基本的には文法の確認やメールの書き方、フォーマルとインフォーマルな書き方と話し方の違いを学習した。