月次報告書 2024-03
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2024-02-01 ~ 2024-12-31
留学種別
交換
生活編
踏ん張りどころ

 ブラジルに来てから2ヶ月が経過した。3月にはキリスト教のイースターがあり、大学の授業が1週間休みになった。そこで自分の勉強に集中することが出来たりもした。今月の大きな変化といえば、大学の授業が本格的に始まったことである。3月15日までは、履修登録期間であったが、一般学生用の授業なので、通常通りの授業が進行される。授業の選択の仕方は日本のものと大きな違いはなく、興味がある授業に参加し、課題や評価方法などを確認して決めていく。また、3月にもなるとブラジル人の友達も増えてくるので、そこで先生の情報だったりを聞いたり、授業の概要についても聞くことでさらに、細かいところまで知ることができる。また、履修を考えている授業にブラジル人の友達がいるとノートを見せてくれたり、授業中にわからないところを教えてもらえるので、一人で受けるときと比べ、内容の理解度が格段に良くなる。    僕は大学の一般の授業を受けるのと並行して、留学生用のポルトガル語の授業を受けることにした。それらの情報はインスタグラムなどで告知され、気づいた時には期限が過ぎていたりと、常にアンテナを張っていなければならなかったので大変だった。僕はたまたまブラジル人の友達に教えてもらい、その存在を知ることが出来たのだが、申し込み期限を過ぎてしまった。しかし、ダメ元で確認しに行ったところなんとか申請することができた。僕が申し込んだ授業はC1という少し難易度が高めのクラスでありそれ以外のレベルのクラスの空きはなかった。また、有料でもあり、4500円で1学期間、授業が開講される。授業内容は、発音などの細かいところから、前置詞の細かいニュアンスの違いなどで、知っているものから以前から疑問に思っていたことなどを学ぶことができている。最初は自分には難しいコースなのでは無いのかと心配していたが、内容は問題なく理解できるので、適正のレベルであったと今は感じている。  また、このポルトガル語のコースの支払いが終わった翌週に、もう一つのポルトガル語コースの開講情報を知り、こちらは無料だということで、少し損した気分であるがこの授業も合わせて受講している。こちらの授業はB1−2のレベルであり、授業で扱う内容がより基礎から始まる印象である。こちらの授業はブラジルに留学に来る学生なら、あまり受ける必要はないように感じているが、まだ数回しか受けていないので断定することはできない。  授業外のことでは、3月の中旬にRNM(在留カード)の申請をするために、ブラジル連邦警察にいった。自分は友達の付き添いと、自分の申請の時と2回行ったのだが、どちらも3〜4時間ぐらい待ったので、それは覚悟していくと幾分の気持ちが楽だと思う。しかし、その日にはカード本体が受けてれるわけではなく、1〜2ヶ月受け取るまでかかるそう。しかし、このカードが無いと、Nubankというオンライン上の銀行口座を作ることが出来ないことに加え、pix という日本で言うpaypayのようなアプリも使用することが出来ない。これらは、友達と割り勘をするときや、家賃を払うときに必要なのでなるべく早く作りたいのだが、現段階では難しい。現金を引き出す時に国際銀行から引き出すため、手数用が700円ほどし、結構痛い出費なのでなんとかしたいところである。  イースター休み明けの最後の週は、ここ2ヶ月間の疲れがどっと出た気がした。1週間の休みは、現時点で分かっている課題などを早めに終わらせるために、隣人のブラジル人と一緒に大学の図書館に籠る生活をしていた。そこで取り掛かり始めた、人類学のテキストの要約の課題はテキストが難しく、二日間を費やして、3ページしか読み進められなかった時は、流石にしばらく何も考えたくなかった。しかし、結果的には友達の助けも借りながらなんとか提出することができた。生活にようやく慣れ始めたが、日々困難に直面し、濃厚な日々を送っている。

住居形態
その他 républica
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
30.0021円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 950 28,502円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 156 4,680円
交通費 89 2,670円
通信費 40 1,200円
食費・その他 1,600 48,003円
合計 2,835 85,055円
授業編
Aspectos da Cultura Brasileira Ⅰ
ブラジル文化の側面Ⅰ
講義(地域言語)
240分
ブラジルをテーマにさまざまな教員がそれぞれの分野に基づいたブラジルの見方を提示してくれる。この授業は留学生に対して開講されている授業であり、初回は大学の周りの地域的特徴から、パンデミックの時にどのようにしてコロナが広まっていったのか、その影響などを扱った。各回ごとに授業を担当する教員が異なるため、非常に面白い。
Curso de Conversaçao e Escrita em Português para Estrangeiros- Nível C1
外国人向けのポルトガル語、会話、筆記ーC1 応用レベル
語学(地域言語)
240分
留学生向けのポルトガル語の授業であり、上級者向けの授業となっている。参加している学生はスペイン人などをはじめとするヨーロッパ系の学生が多い。クラス全体の人数は20人ほどで、教員との距離感が近いがこの授業の良いところである。授業では、発音の細かいところか、日常で使える表現、ブラジルの文化や芸術作品など幅広い分野を扱う。授業内容や先生の話は理解することはそこまで難しくいが、他の学生のように発言したり、流暢に話すことはまだ難しい。
Portuguese Literature Ⅰ
ポルトガル文学
講義(地域言語)
240分
この授業は文学部の学生の必修の授業であるため、40人教室はほぼ満員に近い状態である。授業はポルトガル文学の分析、批評である。初回、2回目と大まかなポルトガル史を扱い3回目の授業から、実際に文学作品の一部を抜粋し、具体的な分析の仕方を学習した。しかし、それ以降、教授の都合により4月16日まで授業が開講されないことが決定し、今月は2回しか受けることができなかった。
Topics in Anthropological Theory: Introduction to digital anthropology
人類学理論のトピックス:デジタル人類学入門
講義(地域言語)
480分
教授がコロナに罹り、1回の授業がなくなり、1回の授業がオンラインのものになった。授業前に予習していくテキストは、内容は難しいのだが、扱う内容がモダンとポストモダンと私たちの現在の生活に大きく関わっている部分なので面白い。この授業は中間課題があり、テキストの要約であった。その詳細はWhatappのグループで情報共有されていたので、そういった情報も見逃さないようにする必要があると感じた。